不来方賞2026予想|全11頭個体診断からS勝負か見送りかを判定

不来方賞2026予想|全11頭個体診断からS勝負か見送りかを判定
人気・オッズを能力評価に使わず、全頭個体診断からレース全体を再構築。 展開A・B・C、最大凡走要因、2000m適性まで確認し、 最後に「本当に馬券を買う価値があるか」を判定する。
前日段階では能力上位グループをかなり限定できる。 一方で②イッテラッシャイの2000m初挑戦、 ⑥リアライズグリントの初左回り、 ⑨ロックターミガンの休み明けなど、 最終S判定には当日確認が必要な要素が残る。
不来方賞2026を勝負候補にした理由
今回の不来方賞は11頭立て。JRA勢と地方勢の能力差を比較しやすく、 上位候補の過去走レベルも明確である。 さらに逃げ候補、前を追う馬、3~4角から動く馬の役割をある程度限定できる。
その一方で、「一番強そうな馬」を決めるだけでは足りない。 2000mで誰が最後まで能力を出し切れるか、 そして単勝・馬複・3連複のどこまで着順関係を予測できるかが重要になる。
盛岡ダート2000mの構造
盛岡2000mは左回り。長い距離を使うことで単純な先行力だけでは押し切れず、 序盤で使う脚、中盤で息を入れられるか、 そして3角以降の持続力が結果へ直結する。
今回特に重要なのは、2000mという距離以上に、 「誰が②イッテラッシャイへ最初に圧力を掛けるか」。 ②が楽に運べるのか、 ⑥リアライズグリントや⑨ロックターミガンが早めに動くのかで 最後200mの減速幅は大きく変わる。
全11頭個体診断
①ロジータサンライズ
- 現在能力
- 今回のJpnII上位勢との比較では実績面で劣る。
- 今回条件
- 盛岡左回り経験はあるが、2000mは初。
- 想定位置
- 後方~中団後ろ。
- 位置再現性
- 低め。上位勢の前半速度に乗れるかが課題。
- 上昇要因
- 地元での慣れ。
- 下降要因
- 相手強化と距離延長。
- 最大凡走要因
- 前半で置かれ、勝負所でも差を詰められないこと。
②イッテラッシャイ
- 現在能力
- JRA勢でも上位。鳳雛S勝ちの内容は評価できる。
- 今回条件
- 2000m初挑戦。
- 想定位置
- 逃げ~先行最前列。
- 位置再現性
- 高い。
- 前半消耗
- 自ら主導権を取る場合は一定量使う。
- 3~4角
- 自分のリズムなら再加速可能。
- 最後200m
- 2000mでの減速耐性は未確認。
- 本人縦比較
- 1800mでは厳しい圧力を受けても押し切っている。
- 上昇要因
- 先行力と主導権。
- 下降要因
- 折り合いと距離延長。
- 最大凡走要因
- 道中で力み、2000mの最後200mで止まること。
③フォースメン
- 現在能力
- 地方勢では上位。
- 今回条件
- 盛岡1800m勝ちがあり、地元適性は高い。
- 想定位置
- 中団~好位後ろ。
- 位置再現性
- 中。
- 3~4角
- まくる形に対応できる。
- 本人縦比較
- ダイヤモンドCでは能力を発揮。東京ダービーでは中央級の速度に苦戦。
- 上昇要因
- 大井2000mから盛岡へ戻る。
- 下降要因
- JRA上位勢との速度差。
- 最大凡走要因
- 中央勢の加速についていくために早く脚を使いすぎること。
④ミッジーチャンプ
- 現在能力
- 今回の上位勢相手では比較上厳しい。
- 今回条件
- 相手強化が大きい。
- 想定位置
- 中団以下。
- 上昇要因
- 展開が大きく崩れた場合。
- 下降要因
- 絶対速度差。
- 最大凡走要因
- 追走負荷。
⑤レジェンドバローズ
- 現在能力
- 岩手勢最上位クラス。
- 今回条件
- 東北優駿2000m勝ち、盛岡1800m勝ち。
- 想定位置
- 好位~中団。
- 位置再現性
- 高め。
- 3~4角
- 長く脚を使う形に対応。
- 本人縦比較
- 休み明け後に東北優駿→やまびこ賞と上昇。
- 上昇要因
- 地元・距離・持続戦。
- 下降要因
- JRA勢の速度域。
- 最大凡走要因
- 3角前から中央勢の加速についていき脚を使わされること。
⑥リアライズグリント
- 現在能力
- 今回最上位候補の一頭。
- 今回条件
- 東京ダービー3着で2000m能力は証明済み。
- 想定位置
- 好位。
- 位置再現性
- 高い。
- 前半消耗
- スタート次第。序盤で脚を使わず好位確保できれば理想。
- 3~4角
- 今回の勝負ポイント。
- 最後200m
- 東京ダービーでは終盤甘くなった。
- 本人縦比較
- 雲取賞1着、羽田盃4着、東京ダービー3着。
- 上昇要因
- 2000m経験と相手レベル。
- 下降要因
- 初左回りと盛岡の起伏。
- 最大凡走要因
- ②を捕まえに早く動き、最後200mで減速すること。
⑦シーズザスローン
- 現在能力
- JRA勢として能力は足りる。
- 今回条件
- 2000mで折り合いと持続力の両立が鍵。
- 想定位置
- 中団。
- 上昇要因
- 前が流れれば目標を作れる。
- 下降要因
- 自分から動く展開。
- 最大凡走要因
- 3角からの加速で反応が遅れること。
⑧サスケベラ
- 現在能力
- 上位勢との比較では厳しい。
- 今回条件
- 54kgは有利だが能力差を埋めるには不足。
- 想定位置
- 後方。
- 最大凡走要因
- 追走で余力を失うこと。
⑨ロックターミガン
- 現在能力
- 今回最上位候補。
- 今回条件
- 京浜盃1着、羽田盃2着、東京ダービー4着。
- 想定位置
- 好位~先行。
- 位置再現性
- 高い。
- 前半消耗
- ②を追いすぎなければ抑えられる。
- 3~4角
- 自分から動けるタイプ。
- 最後200m
- 2000mでの持続経験あり。
- 本人縦比較
- ダート転向後は高水準。
- 上昇要因
- 乾いた馬場でも対応可能とされる。
- 下降要因
- 久々。
- 最大凡走要因
- 休み明けで反応が一段鈍いこと。
⑩メイショウコマチ
- 現在能力
- 上昇余地の大きいJRA牝馬。
- 今回条件
- 1800m連勝から2000m。
- 想定位置
- 中団。
- 位置再現性
- 中。
- 上昇要因
- 成長力と54kg。
- 下降要因
- 一気の相手強化。
- 最大凡走要因
- JpnIIの速度へ対応するため前半で余力を削られること。
⑪レノヴァティオ
- 現在能力
- 今回の上位グループとは差がある。
- 今回条件
- 地元はプラスだが相手強化。
- 想定位置
- 後方~中団。
- 最大凡走要因
- 勝負所で速度差が出ること。
レース全体再構築
スタート~1角
②イッテラッシャイが最も自然に前。 ⑨ロックターミガン、⑥リアライズグリントがその直後。 ⑤レジェンドバローズ、⑦シーズザスローン、⑩メイショウコマチが中団。 ③フォースメンは流れを見て進出のタイミングを探す。
中盤
②がどれだけ力まず走れるかが最大のポイント。 ⑥⑨は②を射程に入れながらも、2000mなので早く捕まえに行きすぎないことが重要になる。
残り800~600m
ここで最初に動く可能性が高いのは⑥または⑨。 ②へ圧力が掛かり始める。 ⑤③⑩はその動きを目標にして差を詰めたい。
3~4角
②が再加速できるか。 ⑥⑨が並びかけた時に脚を残せるか。 ここで⑤や⑩まで一緒に上がれるなら上位構成が広がる。
直線~ゴール
最終的には最高速度よりも減速耐性。 ②が距離を克服できれば粘る。 ⑥⑨は先に動いた分だけ最後200mの余力勝負。 ⑤⑩は前が消耗すれば差し込む余地が生まれる。
レースを最初に動かす馬
②イッテラッシャイ
逃げるだけではなく、②がどの程度のリズムで運ぶかが全体の負荷を決める。 ②が落ち着けば前残り方向。 力めば⑥⑨、さらに⑤⑩へ有利な構造へ変化する。
展開A・B・C
②が先頭。⑥⑨が好位。3角から⑥⑨が進出。 ②・⑥・⑨中心の持続戦。
得:②⑥⑨ / 損:後方勢
②が前半から圧力を受ける。 2000m初挑戦の弱点が表面化し、 ⑥⑨に加えて⑩⑤の上昇余地が広がる。
得:⑥⑨⑩⑤ / 損:②
②が単騎で息を入れる。 ⑥⑨が捕まえるために早く動く必要があり、 ②の逃げ残り確率が最も高くなる。
得:② / 損:後方待機型
最終候補直接比較
| 比較項目 | ②イッテラッシャイ | ⑥リアライズグリント | ⑨ロックターミガン | ⑩メイショウコマチ |
|---|---|---|---|---|
| 絶対能力 | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
| 2000m実績 | △ | ◎ | ◎ | △ |
| 位置再現性 | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
| 前半省エネ | ○ | ○ | ○ | ◎ |
| 3~4角 | ○ | ◎ | ◎ | ○ |
| 最後200m | 未知 | ○ | ○ | ○ |
| A/B/C対応幅 | ○ | ◎ | ◎ | ○ |
| 最大凡走要因 | 距離 | 早仕掛け | 休み明け | 相手強化 |
今回だけ上昇する可能性がある馬
⑩メイショウコマチ
4戦3勝で、前2走は1800mを連勝。 完成度そのものがまだ上がる余地を残している。 牡馬一線級との比較では未知だが、 前が潰れる展開なら54kgも含めて上位へ食い込む余地がある。
今回だけ能力を落とす可能性がある実績馬
②イッテラッシャイ
能力を疑っているのではない。 今回だけは2000m初挑戦という条件が明確に存在する。 前走までの1800mで通用した前半の使い方が、 2000mでも同じように成立するとは限らない。
前日最終判定
判定:A+/S昇格候補
現時点で最も能力を発揮する候補:⑥リアライズグリント、⑨ロックターミガン
レースを最初に動かす馬:②イッテラッシャイ
今回だけ上昇候補:⑩メイショウコマチ
地方勢最上位候補:⑤レジェンドバローズ
券種:未確定
投資額:0円
現時点の買い目:なし
当日の馬場、馬体重、②のテンション、 ⑥⑨の仕上がり、同日盛岡ダートの前後・内外傾向まで確認し、 Sへ上げられる場合のみ券種と金額を確定する。
当日S判定で確認する項目
・馬場状態と含水変化
・前残り/差しの実際の到達状況
・内、中、外の進路差
・②イッテラッシャイのテンションと折り合い
・⑥リアライズグリントの馬体と気配
・⑨ロックターミガンの休み明け状態
・⑩メイショウコマチの成長度
・⑤レジェンドバローズがJRA勢の速度に対応できる状態か
ここまで確認しても3着候補が広がるなら、 無理に3連複へ逃げず不来方賞そのものを見送る。
不来方賞2026 出馬表・公式情報
NAR地方競馬情報サイト|不来方賞2026 公式出馬表※予想は前日段階の情報を基にした事前診断です。 馬体重・馬場状態・変更情報等は必ず主催者の公式発表をご確認ください。


