【2025年8月】この夏行きたい関東おでかけ穴場スポット7選

全国的に梅雨が開け、いよいよ夏本番!

近頃は、熱中症やら集中豪雨やらと、外出時に気をつけなくてはならないことが多くありますが、やっぱり夏には遊びに出かけたいものです。

そこで今回は、関東1都6県それぞれのおでかけスポットを紹介。

夏休み中ということもあり、人気の観光地では混雑が気になるところですので、定番の有名どころではなく、穴場的な場所をピックアップしました。

日帰り可能なところばかりですので、急に思い立って出かけることもできます。

<神奈川県のおすすめスポット>

「さがみ湖MORIMORI」

相模湖の近くにある森に囲まれた「さがみ湖MORIMORI」は、自然と楽しむことをコンセプトに、遊園地、温泉、バーベキュー、キャンプなどを楽しめる総合レジャー施設です。

遊びのメインとなる遊園地には、アトラクションが充実。特に注目なのが、「マッスルモンスター2」と呼ばれる、日本初上陸の巨大クライミングアトラクションです。

高さ約16メートル、ビルでいうとおよそ5階分に相当する大きさの施設で、三層に別れたアスレチックエリアには、全92種類ものアクティビティが用意されています。難易度に分かれたコース設定がされているため、どの年齢層でもレベルに合った楽しみ方で遊ぶことができます。

足場のない壁を指先だけで渡っていったり、建物から飛び出した一本橋の端にあるサンドバックを何回叩けるかといった、チャレンジポイントもありますで運動神経に自信のある方は試してみてください。

また、中央にある六角形のステージ以外は、建物内に張り巡らされた橋やロープで行き来するためスリル満点。緑や風を感じながら、思いっきり体を動かすことができる、絶景と絶叫が共存するアトラクションです。

一番上には展望台があり、相模湖を一望できます。天気が良いときには、富士山が見えることもあります。アトラクションを制覇したあとに見る景色は格別でしょう。

この「マッスルモンスター2」以外にも、特に小学生以下のお子さんに向けたアスレチック施設などがいくつも存在。国民的人気番組「SASUKE」とコラボしたアトラクションや自分で考えて進む「ピカソのタマゴ」、建物のなかに仕掛けられたスタンプを集めてゴールを目指す「立体迷路カラクリ砦」といった、バラエティに富んだアトラクションを体験できます。

もちろん園内には、前後に大きく揺れるバイキング系の乗り物「大空天国」や遠心力で旋回して浮遊感を味わう「空中ブランコ」、ペダルを漕いでレールの上を移動する「スカイライダー」といった通常の乗り物もあります。

行けば一日楽しめる、いや、一日じゃ足りないと感じるかもしれないほど満足できるに違いありません。

■さがみ湖MORIMORI

住所:神奈川県相模原市緑区若柳1634番地

<埼玉県のおすすめスポット>

「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」

童話の世界をイメージしたこの公園は、豊かな自然に囲まれ、大人も子どもも楽しめる場所です。

施設の名前に登場する「トーベ・ヤンソン」はフィンランドに生まれた有名な童話作家で、世界的に有名な「ムーミン」の作者です。この公園は、彼女との手紙のやり取りから誕生することになりました。

埼玉でムーミンといえば、同じ飯能市にあるテーマパーク「ムーミンバレーパーク」が注目されています。ムーミンをモチーフにしたレジャー施設としては、フィンランド以外の国で初となるもので、あの独特の世界観を体験できる人気のスポットです。

しかし、この「あけぼの子どもの森公園」は30年近く前から開園している先駆けの施設で、地元をはじめとした多くの人々にとってくつろぎと安らぎを与える空間となっています。

「ムーミンバレーパーク」には、北欧の生活をテーマにした「メッツァビレッジ」が隣接していますが、「トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園」は、そのコンセプトを先取した存在と言えるのではないでしょうか。

「ムーミンバレーパーク」は混雑することも予想されますので、同様の雰囲気を味わえるこの公園はまさに穴場です。しかも市が運営する公共施設なので、入るのにお金がかかりません。

肝心の園内ですが、ムーミンの世界が現実になったような、ユニークな建物があちこちに見られます。そのなかでも特徴的な4つの場所を紹介しましょう。

まずは「森の家」。丸太でつくられた壁が波のようにうねっています。2階建てで、1階ではトーベ・ヤンソンに関する資料を展示。2階には自由に本を読むことができるコーナーな設えてあります。

次は「子ども劇場」。ドーム型のホールや屋外広場など、イベントを行える場所となっています。樹齢100年を超えるヒノキなど、木のぬくもりを感じられるつくりとなっていますが、下の階には池のある洞窟のような雰囲気もあり、不思議な空間となっています。

その子ども劇場から川を挟んだ向かい側には「きのこの家」が建っています。エリンギが2つくっついたような形が目を引きます。北欧らしく暖炉が設置されていたり、外階段や隠し部屋があったりと、魅力的なつくりの建物です。

そして最後は、散策の一休みに最適な「カフェプイスト」です。食事や飲み物、スイーツといった一般的なメニューのほか、デンマークの伝統的なサンドイッチである「スモーブロー」を食べることができます。

この公園は、夜になるとライトアップされることもあり、より一層、幻想的な童話の世界を味わえる趣向も凝らされています。無料で入れるとは思えないほどの満足感を味わえることでしょう。

■トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園

住所:埼玉県飯能市大字阿須893番地の1

<千葉県のおすすめスポット>

「大慶園」

東京との県境、市川市にある「大慶園」。名前からすると花や果物を育てているような場所に思えますが、その正体はゲームやアクティビティを楽しめるアミューズメント施設です。

その名に反し、建物の内外からはアメリカンなテイストを感じられるますが、場所によっては電飾を張り巡らしたサイケデリックな色彩が東南アジアっぽさも醸し出すという、どことなくカオスな印象を受ける場所です。

施設は、「Slick Cart」「Billiards & Darts」「Game」「Table Tennis & Kids Cooner」「Batting & Karaoke」「Graund」の6つのエリアに分かれています。

「Slick Cart」は、ゴーカートのような小型の車に乗り込み、コースを10周して順位を競うアクティビティです。室内のすべりやすい床でカートを走らせるので、ドリフト走行など大人も楽しめます。

「Billiards & Darts」はそのまま、ビリヤードとダーツを楽しめる場所。ビリヤード台は全部で31台も用意されているので、順番待ちはほとんどないでしょう。一方のダーツも全11台と豊富に取り揃えています。

「Game」のコーナーでは、メダルゲームをはじめ、クレーンゲームや運転ゲームなどを多彩にラインナップ。普通に「ひとつのゲームセンター」といったレベルで楽しむことができます。

「Table Tennis & Kids Cooner」は、11台の卓球台とその横に6歳までの子ども専用のスペースが設けられているエリアになります。キッズコーナーは保護者同伴での利用となっています。卓球のほうは1台2時間の時間制で運用されています。

「Batting & Karaoke」という妙な組み合わせになってるエリアですが、もちろん施設は別々です。バッティングコーナーは16打席、75〜135キロのスピードでバッティングに挑めます。9分割された的に向かってボールを投げる「ストラックアウト」も用意されています。

そして最後の「Graund」ですが、なんと野球場が併設されているのです。ナイター設備もあり、時間を問わずに野球をプレイできるようになっています。ただ、完全予約制なので、ふらっと行ってすぐにできるわけではありません。

また、3on3ができるバスケコートが4面あるなど、本格的にスポーツも行える場所となっています。野球場と違い、こちらは空いていれば随時使用可能です。

このように、「大慶園」はさまざまな施設が混在するレジャースポットですが、その最大の特徴は24時間営業している点です。これだけの複合アミューズメント施設が昼夜を問わずオープンしているのは珍しいでしょう。レクリエーションの不夜城です。

■大慶園

住所:千葉県市川市大町358番地

<茨城県のおすすめスポット>

「ミュージアムパーク茨城県自然博物館」

ミュージアムパーク茨城県自然博物館は、自然史系の博物館で、地域の自然や歴史を学べる施設です。東京ドーム3個強の敷地面積を誇る日本最大級の自然博物館となっています。

テーマとなっている「自然史」という言葉は、あまり聞き慣れないものかもしれませんが、宇宙の進化や地球の生い立ちといった壮大なスケールで学びを得ることができる博物館です。

その象徴として存在するのが、エントランス付近に鎮座している松花江マンモスとヌオエロサウルスの骨格化石レプリカです。後者は白亜紀前期に生息していた竜脚類の恐竜で、体長26メートルとアジア最大級のサイズを誇ります。

このマンモスと恐竜の出迎えを抜けると通常展示として、5つの展示室を見ることができます。フロアを反時計回りに各部屋を巡っていきます。

それぞれの展示室は、太陽系惑星や隕石の紹介がある「第1展示室」、岩石・鉱物・化石などが展示されている「第2展示室」、森林や河川、海の生態系をジオラマで展開する「第3展示室」、昆虫や種、骨格標本などで生命の仕組みを学べる「第4展示室」、絶滅危惧種やレッドデータブック(絶滅の恐れのある野生生物の種のリスト)など、地球の現在と未来を知る「第5展示室」となっています。

これ以外にも、そのときどきでテーマを設けて構成される期間限定の特別展示や子ども自然教室・観察会といったイベントも開催されています。いまの時期には欠かせない「自由研究」のテーマを一緒に探すオンラインイベントなどもあります。

また、本館の展示とは別に、広大な敷地のなかで体験学習を行うことができるようにもなっています。古代の環境や生活に触れる「古代の広場」、水生植物や水中生物などを観察できる「とんぼの池」、四季おりおりの草木や野鳥を観察できる「花木の広場」などのスポットが点在しています。

勉強だけでなく、自由に遊べる「芝生の広場」やけものや鳥の行動をマネできる「夢の広場」など、思いっきり体を動かすこともできるようになっているスポットもあります。

博物館の詳細について、360°視点を動かせるVR映像や野外施設を撮影したドローン映像などをホームページから確認できますので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

■ミュージアムパーク茨城県自然博物館

住所:茨城県坂東市大崎700

<栃木県のおすすめスポット>

「とりっくあーとぴあ日光」

日本屈指の観光スポット・東照宮がひかえる日光で、変化球のおでかけスポットとなるミュージアムを紹介します。それが「とりっくあーとびあ日光」です。その名のとおり、トリックアートを楽しめる美術館で、目の錯覚を利用した不思議体験を味わえます。

ちなみに、「トリックアート」は造語で、古代ギリシャの「トロンプ・ルイユ(目を騙す)」がその起源と言われています。

館内の注目ポイントは3つあり、それぞれのテーマに沿ったトリックアートを楽しめるようになっています。

まずは「世界の名画と彫刻」。『モネの庭』など、有名な作品をパロディーにしたエリアで、自分がその一部となって作品と関わることができます。写真を撮れば、ちょっと変わった新たな芸術の完成です。

次の「トリックアニマルアート」は、ドアから飛び出すアルパカや腕に乗っているように見えるインコなど、動物と触れ合うことができるスペースです。

そして、「エジプトへの旅」では、さまざまに仕掛けられたトリックを通過していく迷路を進んでいきます。剣の山を飛び越え、ツタンカーメンに隠れるミイラの襲撃をかわしてゴールを目指しましょう。

このほかにも、「とりっくあーとびあ日光」だけのオリジナル作品が満載。巨大な龍に飲み込まれそうになるものや遠近感がバグる部屋、ドローンに乗って空を飛ぶなど、存分に楽しめる内容となっています。

また、ある種のトリックアートともいえる「VR」を使用したアトラクションエリアもあります。お化け屋敷やバトルゲーム、ジェットコースターのようなスリルを体験できるマシンなど、5種類のアトラクションを楽しむことができます。

バラエティに富んだ遊べる美術館ではありますが、「1日過ごせるかどうか微妙では?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、心配ご無用。じつはこの「とりっくあーとぴあ日光」の周辺、日光江戸村や東武ワールドスクウェアなどのテーマパークや巨大迷路、脱出ゲームなどの施設が集まっている、レジャー密度の高い場所になっています。余った時間の過ごし方に悩むことは一切ありません。

■とりっくあーとぴあ日光

住所:栃木県日光市小佐越1-4

<群馬県のおすすめスポット>

「渋川スカイランドパーク」

群馬からは、赤城山や日光白根山、榛名山に囲まれた風光明媚な場所に佇むローカル遊園地「渋川スカイランドパーク」を紹介します。

アトラクションは全部で20。家族みんなで一緒に過ごせる内容となっています。

絶叫系で注目なのは、「ロッキング・ダグ」。波のレールをボートが揺れながら回転していくアトラクションで、大海原を旅する大冒険を体感できます。ロケットの支柱を軸に回転しながら上下動する「アストロファイター」もあります。

乗り物系では、親子で楽しめるアトラクションが充実。全長500メートルのサーキットを走る「ゴーカート」やペダルを漕ぎながら高架のレールを渡っていく「サイクルモノレール」などがあります。

また、体験型のアトラクションとして、ヘッドホンを使用した音によるホラーハウス「ゴーストの館」やマイナス30℃の氷点下を巡る「氷の館アラスカランド」など、施設内で楽しむものも。

そのほかに、地上7メートルという日本一大きなエアーすべり台「スカイライダー」や噴水で水遊びできる「ちびっこウォーターランド」、大きな黒板にいろいろ書き込める「らくがきコーナー」といった、子どもが遊べるスポットも用意されています。

「ちびっこウォーターランド」や「らくがきコーナー」をはじめ、「アスレチックコーナー」、「巨大迷路」などは無料で楽しめるうれしいサービススポットも。各アトラクションも低料金に設定されている家族にやさしい遊園地です。

そして最後に紹介するのは、園のシンボルとなる「観覧車はなまる」です。高さ50メートルから見渡す眺望は最高。カラフルなゴンドラの床はガラスで下が見えるようになっており、ちょっとしたスリルも味わえるようになっています。

伊香保温泉にほど近い富士川スカイランドパーク。たまには、詰め込みすぎないゆったりとしたお出かけもいいのではないでしょうか。夏の穏やかな思い出として心に残るはずです。

■渋川スカイランドパーク

住所:群馬県渋川市金井2843番地3

<東京都のおすすめスポット>

「東京おもちゃ美術館」

おでかけスポットがひしめき合っている東京は、どこにいっても混雑していそうなイメージがあるでしょう。インバウンドの影響もあり、出かけることが却ってストレスを溜めることにつながることも。

そんな東京で、ゆっくりじっくり楽しめるスポットとしておすすめするのが「東京おもちゃ美術館」です。

赤ちゃんから大人まで楽しめる施設で、「0〜2歳」「3〜6歳」「小学生」「大人」など、それぞれの年齢別にコースが用意されています。

館内は、木のおもちゃやおむつ替えコーナーなどがある赤ちゃんのためのスペースが取られた1F、グッズやおもちゃの展示がメインとなっている2F、ゲームをプレイしたりおもちゃをつくったりと体験を楽しめる3F、と3つに分かれています。

展示こー=ナーでは、100カ国10万点の収蔵品をテーマに沿って展示する「きかくてんじしつ」や国内にあるさまざまな木のおもちゃを紹介する「おもちゃのもり」などがあります。

また、体験コーナーでは、「おもちゃこうぼう」で紙コップや牛乳パックを材料に工作を行ったり、「ゲームの部屋」でテーブルゲーム・アナログゲームをプレイできたりします。

このように、おもちゃといってもテレビゲームやロボットといったデジタル要素を含むものはほとんどなく、木や紙のようなぬくもりを感じられるアナログな空間で、のんびりした時間を過ごすことができます。

また、施設は新宿という都心にありますが、近くには新宿御苑や少し歩けば明治神宮など、自然を感じられる立地となっていますので、「息抜き」を目的としたおでかけとしても考えられるのではないでしょうか。

■東京おもちゃ美術館

住所:東京都新宿区四谷4丁目20

まとめ

夏休みやお盆休みなど、おでかけの計画を立てる時期。

どこに行こうかと頭を悩ませることも多いと思いますが、この記事で紹介したスポットを参考に夏のおでかけプランを話し合ってみてはいかがでしょうか。

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