マッチングアプリって実際どうなの?10代女子が使ってみた感想

[体験談]マッチングアプリの基本的な登録方法、使い方を解説。
実際にアプリを使用した感想と、実体験をもとにアプリを利用するうえでの気を付けるポイントをご紹介。
ここ数年で急速な普及を見せたマッチングアプリ。
一度は興味を持った人も多いのではないだろうか。
実際にはどんな人が登録しているの?
本気の恋愛をするつもりの人はいるの?危なそう…
本記事ではこれらの疑問に答えながら、
本気で恋人を探すあなたに向けて作者の経験を踏まえた3つのポイントを紹介していく。
「そもそもマッチングアプリってどんな仕組み?」

実際に合うまでの簡単なステップとしては、
自身のプロフィール登録
↓
相手のプロフィールをフリック
↓
マッチング成立
↓
トーク開始といった流れである。
プロフィールには自撮りや好きなものの写真を自由にアップロードすることができる。
加えて、身長や血液型、出身大学から年収まで
多くの項目が設定されているわけで、なかなかに面白い。(必ず入力しないといけないわけではない)
相手と互いにフリックにて「いいね」を送ったときに、マッチングが成立する。
そうしてアプリ内でのトークができるようになるのだ。
つまり、片方が「いいね」を送ったところで、もう片方が「いいね」を送っていなければメッセージのやり取りをすることは不可能である。
「どんな人が登録しているの?」

誰でも・・・!!!
大学生から社会人、高学歴高収入から無職まで本当に様々な人が登録されている。
もちろんイケメンも大勢いる。
さらにそれぞれの目的も、さまざまである。
恋人、飲み友探し、暇つぶしや、1日限定など。
なるほど、本気で恋人を見つけたい私たちにとって、この多種多様な登録者の中から運命の一人を探し出すことは、難儀であるといえるだろう。
「アプリって危なそう・・・」

かつては出会い系と称されてきたアプリたち。(今でも聞くが)
一般的に見て危険と見なされるのも無理はないだろう。
しかしアプリをやってみると分かるのだが、かなり安全面は考慮されているように感じる。
例えば
- メッセージのやりとりには公的書類の提出が必須
- オペレーターによる公序良俗に反する内容の削除
- プロフィール画像のチェック
など、多くのアプリでは24時間体制で運営会社が監視しているのである。
とはいえ結局は自身の相手への見極めと、判断が必要である。
「プロフィール写真について」

ここで、私が実際に行っていた相手の見極め方法を紹介する。
よく見るのが、
・目のみ、マスクをつけている自撮り
・シーシャを吸っている他撮り
・後ろ姿
・食べ物、ペット
個人的に、顔全体が分からない人は左フリックをする。
(右フリック:いいね 左フリック:さようなら)
なかには、
「メッセージで仲を深めたあとで顔写真を見せる」と紹介文に書いている場合も多々ある。
しかし、とにかくせっかちであった私は効率性を重視していたため、1人に多くの時間をかけるわけにはいかなかったのだ。
「違和感」

相手のプロフィールを読んでいると、ところどころ違和感がある人がいる。
あくまで個人の主観であるため、具体的に書くことは難しいのだがこれはトークが始まってから感じることもある。
返信の温度差や、スピード、文面
なにか「ん?」と少しでも感じる瞬間があったときには、即座にトークを終わりにするのが私流の見極め方だ。
最初に感じた違和感は大体当たるのだ。
自分の直感を大切に!!
数えきれない数の登録者がいる以上、一人に固執する必要はなく、仮に顔がドタイプであってもまたすぐに次の好みの人が見つかるはずだ。
「初デートの場所に注意」

・お家で映画鑑賞
・繁華街での飲み
・ドライブ
これらは定番デートであり、危険デートでもある。
既に知り合っている人とのデートとは違うのだ。
身分が分からない相手と会う以上、自分がある程度の覚悟を持てない相手とは会うべきでは無いかな個人的には思う。
とはいえ、相手も同じようにリスクを背負ってくるわけなので、過度におびえていては進めないと思い、私は2か月で計6人とデートを重ねた。
「私について」

〇始めるまで
中学3年間、教師に恋をして過ごす。
そして9割が女子の高校へ進学。
ここまでで彼氏がいたことはなかった。
20歳になったときに元彼の数が0なのは、今後恋愛をするときに問題がある子と思われてしまうのではないか。と不安になり、大学に入学した瞬間にマッチングアプリに登録をした。
女性は課金なしで最後までアプリを利用できるため、支出はナシ。
大体のアプリでは男性のみ1か月あたり利用料金が3,000円-5,000円程度かかってしまう。
マッチングまでは無課金で使えても、メッセージのやりとりは課金が必須なのだ。
プロフィールには鏡越しの写真と、自撮りを1枚ずつ。
紹介文にはたしか「明るいです (^^) 面白い人が好きです」と。
体感的に、遊び目的が6.5割 本気が3.5割
とはいえ、初めてのアプリデビューのため、とにかくまずは誰かと会ってみたかった。
私の使ったアプリの男女比率は男性7割 女性3割
比率から分かるように、「マッチングアプリのくせに全然マッチしない」なんてことはない。
幸い1時間も経てばかなりの数の「いいね」がきた。
そのなかで厳選した3.4人とメッセージを交わす。
「今日会える人を探しています」とこちらから送る。
自分が相手からこんなメッセージがきたら間違いなく返信しないのに、自分は送るという…
日曜日の昼間だったからか、割と会えそうな人が多い。
顔で厳選しているのだから、もちろんみんなかっこいい。
けれども、なんだかしっくりこなかった。
本当にこの人たちと会ってよいのか。
あ、まだ「いいね」がきている。
プロフィール写真は明らかに加工強めな自撮り。
名前も偽名だろう。
自己紹介文も完結でよくわからない。
だけど直感的に今日はこの人と会おう。と思った。
始まったメッセージのやり取りはスムーズで、下心を感じない。
着々と話が進み、会う場所はどうしよう…
知らない人と知らない場所で会うのはどうも怖かったため、こちらがよく知っている町で夜ご飯を食べることにしてもらった。(最寄り駅ではない)
17時00分 〇〇駅 改札で
ドキドキしながら準備を始める。
でもやっぱり無理やり良くないことをされたら怖い。
相手は遊び目的であるのだったら、こちらにその気はないことを伝えておくべきではないか。
それでブロックされたら残念だけど仕方がない。
「今日わたし、絶対する気ないけど大丈夫ですか?
あなたがもしそのつもりだったら互いに効率悪いと思うので、ここでブロックしてもらって構わないです!!」
直球過ぎるけどこの際しょうがない。
「断然大丈夫だよ!普通にご飯だけ食べよう!」
あ~~良かった。
今考えたらそこでリリースする人のほうが少ないのではと思うが、この時の私はすっかり安心して会う準備を進めた。
ここで個人的に大事だと思うことを一つ
会う前に洋服の写真を送りあうこと!
外での待ち合わせの際、いかにもマッチングアプリ感を周りの人に悟られたくなかった。
加工された顔を頼りに駅をキョロキョロし、違う人だったらどうしようと思いながら、そーっと声をかけるなんて絶対に避けたかったのだ。
ついに対面
か、かっこいい~~~~!身長高い~
会った瞬間に「この人合う人だ」と分かった。
夫婦があとから、はじめて会った瞬間にこの人と結婚すると分かったと言う人がいるが、こんな感じなのだろうか。
遠くから互いにすぐに認識し小走りで近づく。
一瞬で距離が近くなる。(物理的に)
はたから見たらカップルと思われていても全くおかしくない距離感で歩き始める。
こんなにいきなり距離を近づけられたのになぜか全く嫌な感じがしない
そうして飲み屋街を歩き始める。
初手から話がと止まらず、適当なキャッチがいるお店へ。
お店なんてどこでもよかった。
とにかく一旦落ち着いて話がしたい。
注文を終わらせ、乾杯。
話はとても弾んだ。
楽しかった。
こんな感じで私の初のマッチングアプリは大成功を収めた。
恋愛どうこうよりもただただこの人に出会えたことがうれしい。
互いに恋愛へ発展することはなかったが、未だに月に数回は遊びに行く。
アプリは恋愛か、一夜だけのものかと思っていたから、こんな風に都市が離れている純粋な異性の友達が出来たことが本当に嬉しかった。
世間では良くは思われていないであろう出会い系アプリだが、全然悪くない。
と考えていたが、いかに今回の人がいい人で当たりだったのか、その後知ることになる。
というのも週に1回以上新たにマッチングした人と会う生活を数か月間続けていた私。
そのなかで当たりだったのは最初の人と、2回目の人のみ。
それ以外はというと、お察しの通り。
勉強代かあと思いながら、虚無感に見舞われる。
やっぱり何より大事なことは違和感を見逃さないこと。
見逃してはいけなかった違和感の具体例としては
服の写真
待ち合わせの10分前にいつも通り、互いに服の写真を送りあう。
え!!パジャマ!?
毛玉だらけだし。
言うまでもないし、違和感どころではないが部屋着だった。
会うときには絶対に互いの最寄り駅ではない場所を選ぶ私。
やられた。
その日の待ち合わせ駅は相手の最寄り駅だったのだ。
今考えたら部屋着の写真を見た時点で会うのを断ればよかったのだが、その日は何とかなるだろうと思い会ってしまった。
半分放心状態でご飯屋さんがあるという場所(家)についていく。
初対面で家に行ってしまった。
家に入ることが分かった時点でも断ることが出来たはずなのに、気まずくなることが怖くて、言えなかった。
みんなにはこんな目にあってほしくないので、違和感に気付けるようになってください。
そして断る勇気を。
もちろん全部が全部こんな終わり方をした男性ばかりではない。
楽しく何事もなくお茶をして、ご飯を食べた人もいた。
後日次に会う日の連絡が来てもなんだか気が重い。
自分が相手との間に作っている壁がなくなる想像ができない。
もちろん敬語で話していることもあるが、(いまだに仲の良いアプリの人とは当日が次の回には敬語がなくなっていた)それだけではなかったみたい。
この場合も初めて会う連絡を取っているときから、ためらいが何度かあった。
少しめんどくさくて、気が重いような…
とりあえず一貫していえることは、アプリは疲れるということ。
毎回初めての人に会うことはアプリづてではなくても疲れることであるし、タイプの人が見つかるまでひたすらフリックしている時間も無駄に感じる。
そして毎回最初から同じ会話をする。(メッセージでも現実でも)
思っていたよりも大変であった。
周りの話を聞いても、いいマッチングがなかったとしてもアプリを使い続けることは難しいようだ。
「期待をしない」

いい意味でも悪い意味でもこれに尽きる。
あくまでアプリなのである。
会う前に期待値を上げすぎると一人一人への落胆が激しく、アプリ疲れに繋がる。
プロフィールの写真は5割増しだと考えて悪いことはないだろう。
1人1人に一点集中をしないこと。
実際に会うかは置いておいて、少なくとも5.6人と同時にメッセージをすることが自分のためへと繋がる。
多くの人に出会うのだから、その分別れの数が普通よりも増えるのは当たり前なのだ。
私は単純に人が好きなため、これが少しきつかった。
はじめメッセージ上で意気投合しても、次第に連絡を取らなくなることや、
実際に会ったら互いの目的がずれていること。
「1人1人に期待はせず、あくまでアプリだから。」と割り切って使うことが大切だろう。
「アプリの見極め」

それぞれのアプリによって民度、年齢層、目的が変わってくる。
利用料金が男女ともに必要ないアプリは当然一夜限りや、一瞬の暇つぶしということが多い。
逆もしかり、毎月数千円の課金が必要なアプリは自然と民度が高くなる。
とはいえあくまでアプリなことを忘れてはいけない。
次に年齢層。
本当にアプリによって変わるため、初めは何種類かのアプリをダウンロードし、自分探している年齢層の登録者がいるアプリを探し出そう。
また、システムもアプリによってかなり異なる。
あるアプリでは登録者の多さを売りにしているため、慣れるとものすごい速さで次々にフリックすることが出来る。
一方別のアプリでは、一回一回本当にフリックしてよいのか確認がとられたり、流れるようには次々と登録者が出てこなかったりする。
とにかく第一にビジュアルを重視する人には前者。
一人一人のプロフィールを読んでから判断したい人には後者をおすすめする。
「最後に」

マッチングアプリとは、身分も相手の置いている環境も何も知らないままにただただ直感でマッチをつくるものであるため当然、職場や友達の紹介から知り合うよりもリスクは高い。
それでも自らの行動なしに今の状態が変わることはない。
そう思ってアプリを始めた私は自分に後悔をしていない。
あなたのアプリライフが充実しますように。