忙しいサラリーマン向け|応用情報技術者試験で一発合格するための勉強法

本記事では、忙しいサラリーマンの方向けに、応用情報技術者試験に一発で合格するための勉強法を解説しています。

応用情報技術者の資格は基本情報技術者の資格の上位にあたる国家資格です。

ネックなのは合格率が過去15年で30%を下回っており、合格難易度はかなり高めだという点…。

その分、受けられる恩恵も大きいため、IT関連のお仕事をされている方であれば取得しておいて損はないと言えます。

筆者は元SEですが、応用情報技術者試験に合格すると以下の恩恵がありました。

・基本給のベースアップ

・資格祝い金が支給

・社内評価アップ

ここは企業によって変わってきますが、何かしらの恩恵があるところが多いのではないでしょうか。

とは言え、合格難易度が高いためできることなら一発で合格したいのが本音です。

受験料も7,500円(2026年4月時点)のため、何度も受験することになると費用面でも負担になりますよね…。

「仕事が忙しくてあまり時間が取れない…」

「残業が多くて試験勉強をやる時間が無い…」

「子供が小さくてまとまった時間が取れない…」

という方でも、例年の傾向や学習法を把握しておくことで、一発合格も夢ではなくなります。

この記事では、忙しいサラリーマンの方向けにオススメできる試験対策に必要な時間の捻出や勉強法をお伝えしていきます。

応用情報技術者試験を受験する前に知っておくべきこと

試験日程、合格基準、出題傾向の3点は事前知識として持っておきましょう。

応用情報技術者試験の試験日程

応用情報技術者試験は年2回の春季、秋季に試験が開催されます。

半年ごとに開催される試験のため、一発合格するのであれば約半年間は試験対策期間として確保したいところです。

合格基準

応用情報技術者試験は午前試験・午後試験があり、両方の点数が100点満点中60点以上であることが合格基準になります。

出題傾向

一番の肝です。

午前試験、午後試験ともに出題傾向があるので、学習スケジュールや勉強方法の参考になります。

午前試験

午前試験は80問の4択問題となっており、1問あたりの配分は1.25点です。

分野もほぼ決まっており、以下のような構成となっています。

分野 配分
テクノロジ系 50問
マネジメント系 10問
ストラテジ系 20問

合格基準は80問中48問以上の得点です。

午前試験には傾向があり、例年約50%の40問近くが過去問の流用となっています。

このため、過去問を繰り返し解くことが午前試験で高得点を取るための近道と言えます。

午後試験

午後試験は問1~問11の計11問が出題範囲となっており、その中から5問選択する形になります。

※問1は必須、問2~問11の中から4問選択

一番の注意点として、長文形式の問題のため限られた時間内での読解能力を求められます。

分野
1情報セキュリティ(必須)
2経営戦略、情報戦略、戦略立案・コンサルティング手法
3プログラミング(アルゴリズム)
4システムアーキテクチャ
5ネットワーク
6データベース
7組込みシステム開発
8情報システム開発
9プロジェクトマネジメント
10サービスマネジメント
11システム監査

配点割合は各問20点となっており、解答は記述式となるため部分点が与えられるケースもあります。

午前試験のような過去問の流用はあまり期待できませんが、時間内での長文読解に慣れておくのが一番の近道です。

試験対策としてやるべきこと

上記を踏まえた上で、一発で応用情報技術者試験に合格するために必要なことは下記の3点のみです。

①受験日までの学習スケジュールの作成

②午前試験対策として隙間時間で過去問道場を繰り返し解く

③午後試験対策として30分間集中して繰り返し問題を解く

①受験日までの学習スケジュールの作成

一番重要なのは、勉強法ではなく無理なく進められるスケジュールです。

最初にどの時間帯で勉強するかを決めておかないと目標時間に到達できず一発合格が水の泡になる可能性があるためです。

前提として、応用情報技術者試験に合格するための勉強時間は200時間~500時間と言われています。

IT経験者であれば200時間、非IT経験者であれば200時間~500時間という指標のようです。

「仕事は忙しいし、小さい子供もいるから半年の期間があったとしても200時間の確保は厳しい…」

200時間というインパクトは強いのですが、自分の生活リズムに照らし合わせてみると実は無理なく捻出できる時間だったりします。

200時間の勉強時間を捻出してみる

試しに、「半年後の応用情報技術者試験に一発で合格する!」

という目標に向けて学習スケジュールを組んでみます。

まずは時間を細分化してみましょう。

試験対策期間が半年間あると仮定すると、毎月必要になる勉強時間は約33時間です。

33時間を1ヶ月で割ってみると、大体1時間10分程度となります。

これだけでも意外と確保できそうな気がしませんか?

今度は、この1時間10分を1日の中でどこで確保できそうか考えてみましょう。

平日の場合だと通勤時間(出勤・退勤)、昼休みの時間は確保できそうな気がします。

通勤の往復が1時間、昼ご飯を食べたあとの30分を確保できれば、これだけでも1時間30分の時間が確保できるため平日の勉強時間はクリアできます。

通勤の往復がこれよりも短い場合でも、トイレの時間や風呂の時間、余暇の時間等ありとあらゆるところに時間は眠っています。

休日の場合であれば、朝や夜など子供が起きていない時間帯に1時間程確保するのはそこまで難易度は高くないかと思います。

ストレスを軽減しながら勉強を進める方法

時間の捻出自体はできそうですが、自分の余暇の時間が削られるというデメリットがあります。

・SNSの時間

・スマホゲームの時間

・趣味の時間

…etc

「応用情報技術者試験に一発で合格するためには仕方がない、頑張ろう!」

と頭の中で思っていたとしても、3日くらい経つと結構キツイものがあります。

それが半年間続くとなると、ストレス過多となり途中で投げ出してしまう可能性があります…。

そこでオススメしたいのがタイマーを利用した学習です。

例えば、「1日1時間30分は絶対に試験勉強をする!」と決めたのであれば、タイマーに1時間30分をセットします。

その時間だけは応用情報技術者試験に関する試験勉強を行い、それが終わったら余暇の時間に充てるというのがストレス軽減に繋がります。

自分の決めたスケジュールを確実に消化しつつ、余暇の時間も確保できるのがメリットです。

また、余暇の時間と試験合格に向けた取り組みを集中的にできるため、学習の質も上がります。

スケジュールはExcelやGoogleスプレッドシート、カレンダーアプリでもいいので毎日の進捗を可視化できるようにしておくとモチベーションも維持しやすくなります。

最初は継続するのが難しいかもしれませんが、日常的に行う歯磨きや入浴のように「やっておかないと気が済まない動き」にまで落とし込めると勉強も前向きに進められると思います。

②午前試験対策として隙間時間で過去問道場を繰り返し解く

午前試験は約50%が過去問からの流用となるため、過去問を繰り返し解くのが一番の近道です。

過去問の学習はWebサイトや書籍が挙げられますが、一番のオススメは応用情報技術者過去問道場の利用です。

  • 平成17年春季~最新回までの過去問が揃っている
  • 1問1答形式で進められる
  • 各問題を解説付きで学習できる
  • スマホからも利用できるため隙間時間でも学習可能
  • 無料で利用できる

結論、午前試験は暗記ゲーと思ってください。

最低限、過去5年分は網羅し可能であれば過去10年分解けるようになっていると突破は余裕かと思います。

スマホ1台あれば午前試験の勉強はできるため、

・通勤時間

・昼休憩の時間

・トイレの時間

等、あらゆる隙間時間で対策可能です。

丸々暗記するのもアリですが、応用情報技術者過去問道場では各問を解説付きで進められるのがメリットです。

正解した問題以外の語句や説明を把握しておくと過去問以外の問題が出題された場合でも応用が効くため、得点を上げることにも繋がります。

ただ、「試験に一発で合格」という目標であれば問題と正解を暗記することに注力した方が効率は上がります。

とは言え、過去10年分となると暗記する量も膨大となるため、ITの用語は日常の例に変換すると覚えやすくなります。

例えば、「RFID」は極小の集積回路にアンテナが組み合わされたもので無線自動認識技術によって対象の識別や位置確認ができるシステムのことを指します。

このような形で暗記していくのは難易度が高いため、「RFIDは通勤で使うSuicaで活用されている」ような日常の例に置き換えると覚えやすくなるのでオススメです。

③午後試験対策として30分間集中して繰り返し問題を解く

午後試験に関しては隙間時間での勉強はオススメできません。

なぜなら、長文読解が前提となっているため隙間時間での学習は難易度が高いです。

オススメの勉強法は、30分区切りで過去問を解くことです。

午後試験の試験時間は150分となっており、合計5つの問に解答する必要があります。

平均すると、各問に使える時間は最大30分程度です。

長文読解のため、時間をかければ解けないことはないのですが実際の試験に合わせて解けるようになっておかないと時間切れで合格を逃してしまう可能性が高まります。

平日であれば夜の30分、休日であればどこか空いている時間で30分を確保し、実際の問題に慣れるところから始めましょう。

最初は長文読解だけで30分使い切ることもあると思いますが、数をこなして読解に慣れるというのが近道です。

長文読解は慣れるまで時間がかかる可能性があるため、早い段階から手を付けておくのがオススメです。

【裏ワザ①】午後試験対策で勉強しておくべき範囲

午後試験では、国語力で解けるものと国語力+プログラミング能力で解く問題で分かれています。

分野 備考
1情報セキュリティ必須
2経営戦略、情報戦略、戦略立案・コンサルティング手法国語力で解ける
3プログラミング(アルゴリズム)国語+プログラミング能力
4システムアーキテクチャ国語+プログラミング能力
5ネットワーク国語+プログラミング能力
6データベース国語+プログラミング能力
7組込みシステム開発国語+プログラミング能力
8情報システム開発国語力で解ける
9プロジェクトマネジメント国語力で解ける
10サービスマネジメント国語力で解ける
11システム監査国語力で解ける

前提として、長文の問題文の中に答えがあるのが午後試験の特徴です。

その中でも、プログラミング能力を必要とする問は国語力だけで解くのは少し時間がかかるため、国語力で解ける問題を重点的に学習しておくのがオススメです。

「情報セキュリティ」は必須問題ですが、「情報システム開発」「プロジェクトマネジメント」「サービスマネジメント」「システム監査」は国語力で解ける傾向が高いです。

例えば、実務でネットワークやデータベースに関する業務に携わる機会がなかった場合、独学で進めるのは時間もかかり難易度も高く感じてしまいます。

国語力で解ける問題であれば、数をこなせば読解能力も上がり解けるスピードも上がるため、一発合格への確率を高めることができます。

【裏ワザ②】午後試験問題の解き方

設問を把握→長文読解の順に進めることをオススメします。

設問によっては、長文内の穴埋め問題があるため事前に設問内容を知っておくと効率的に解くことができます。

設問に関連する部分は、問題用紙の長文に○をつけておいたり、線を引いておくことで読み返す時にピンポイントで確認できるので解くのが少し楽になります。

過去問はIPAのWebページでPDF形式で見ることができるので、パソコンやコンビニプリントで印刷して実際の試験形式で解いてみると現場感が掴めるのでオススメです。

【裏ワザ③】午後試験対策での回答方法

午後試験は記述式で解答するため、解答が100%正解でなくとも部分点を獲得できる可能性があります。

ポイントとしては、「文章の言葉をそのまま使う」という点です。

例えば、サーバー負荷に関する問題が出たとします。

NG解答:負荷が高くなるため

OK解答:アクセスが集中しサーバー負荷が増大するため

両方似たようなニュアンスではありますが、OK解答のように「文章の言葉をそのまま使う」ことで100%の正解でなくとも部分点に繋がる可能性が高まります。

時間的制約もあるため、完璧に解答できないと判断したところは部分点狙いで少しでも点数を伸ばせるようにできると合格率も上がるかと思います。

本記事のまとめ

試験対策を行うのは以下の3つだけです。

①半年間の学習スケジュールの作成

②午前試験対策として隙間時間で過去問道場を繰り返し解く

③午後試験対策として30分間集中して繰り返し問題を解く

まずは応用情報技術者試験を受験するまでの日数を逆算し、1日あたりどれくらいの勉強時間が必要なのかを算出してみましょう。

その中で、自分のライフスタイルに合わせて学習に確保できる時間帯を見つけ、スケジュールを作成します。

スケジュールを作成したら、午前試験対策は過去問道場を繰り返し解き、午後試験対策は少なくとも30分は集中できる時間を確保し実際の問題を解く。

これを試験前日までやることで、忙しいサラリーマンの方でも一発合格も夢ではなくなるかと思います!

本サイトでは、試験対策に関する情報を幅広くまとめています。

他の試験対策についてもまとめているので、受験を考えている試験があれば是非ご活用ください。

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