【2024年最新】誰でも簡単に英検2級に一発合格できる勉強法を徹底解説

大学受験や就職活動など、様々な場所で利用することのできる英検2級に合格するためのおすすめの勉強法を解説していきます。
挑戦することを決めたけど、何から始めたらいいのかわからない…。
という方は、ぜひ参考にしてみてください。
今回の記事では、旺文社の「英検2級総合対策教本」(以下教本)「英検2級過去6回全問題集」(以下過去問)を使って学習していきます。
はじめに

目標のCSEスコアを設定しましょう。
英検では、合否に加えて英検CSEスコアというものが表示されます。
とにかく英検2級に合格したい!
という方は合格基準点のスコア1980を目指しましょう。

大学入試での英検利用を考えている場合、合格したとしてもスコアが足りず、試験免除にならないor加点にならないことがあるのでご注意ください。
たとえば、早稲田大学の文学部と文化構想学部では、英検の利用によって英語の一次試験を免除することができます。
しかし、英検の基準はスコア2200以上かつ各技能CSEスコア500以上であり、英検2級でこのスコアを目指す場合、ほぼ満点に近いスコアが必要です。
明治大学の全学部統一入学試験では、「外国語」の科目が免除され、英検2級合格かつスコア1980以上で80点換算、英検2級合格かつスコア2088以上で90点換算となります。
そのほかにも、多くの学校で英検利用の試験を取り入れています。
大学受験での英検利用を考えている方は、志望校の出願基準となるスコアを確認しておきましょう。
一次試験

一次試験は筆記テストとリスニングテストになります。
筆記テストでは短文の語句空所補充、長文の語句空所補充、長文の内容一致選択、英作文の4つの形式で出題されます。
筆記テストではReadingとWriting、リスニングテストではListeningの技能が評価されます。
短文の語句空所補充(筆記1)

文脈に合う適切な単語や構文を選択する問題です。
前提として、時制をマスターしておきましょう。
仮定法や分詞構文が頻出なのでしっかり確認するようにしましょう。
試験本番まで時間のある方は、実践問題を使っての対策の前に旺文社の「英検2級 出る順パス単」をやっておくことを強くお勧めします。
単語力は、語句補充問題だけでなく、長文読解や自由英作文にも生きていきます。
もう試験日まで時間がない!という方はとにかく名詞と動詞の確認と熟語の暗記に取り掛かってください。
例年、教本にまとめられている熟語から出題されることが多いです。
接頭語、意味、語例を結び付けて覚えることで、本番で知らない単語にぶつかっても意味を推測できることがあるのでお勧めです。
熟語を覚えるときには前置詞のイメージを掴んでおくことで意味を捉えやすくなります。
多義語やスペリングが混同しやすい単語には十分注意し、勘違いしたまま覚えてしまわないようにしましょう。
会話表現が出題されることもあるので筆記1を得点源にしようと考えている方は忘れずにチェックしてくださいね。
長文の語句空所補充(筆記2)

長文の各段落に空所が1つずつある問題です。
前後の文脈から接続詞を選択する問題と述語部を選択する問題が頻出します。
接続詞は空所問題だけでなく、長文読解でも文脈を理解するうえで非常に重要なポイントとなるので、教本に載っている接続詞は覚えておきましょう。
述語部は前の文を読んだだけではわからないことが多々あるので、空所の少し先まで必ず読み進めるようにしてください。
社会問題や科学、歴史などのトピックから出題されることが多いです。
そのトピックに対する知識がなくてももちろん解けますが、知っている方が読み進めていくうえで圧倒的に有利なので、学生の方や英検用以外の英語長文の問題集等を持っている方は情報収集も兼ねて長文読解の練習に取り組んでみてください。
また、レポートの基本構造(序論→本論→結論)とパラグラフの基本構造(トピックセンテンス→サポーティングセンテンス→コンクルーディングセンテンス)を意識して読み進めることも大切です。
時間をはかって本番と同じ状況で過去問を解いてみるようにしましょう。
筆記3の長文はかなりボリュームがあるので、ここになるべく時間をかけられるよう、大まかな内容を素早く理解できるようになると、全体を通して余裕をもって解き進められるようになると思います。
長文の内容一致選択(筆記3)

基本は筆記2と同じことを意識していただければ大丈夫だと思います。
全部で3題あり、[A]の設問が3問、[B]の設問が4問、[C]の設問が5問で、1段落につき一問であることが多いです。
質問文は本文の内容が言い換えられていることが多いので、言い換え表現に注目しながら本文と設問を照らし合わせて読み進めるようにしましょう。
筆記2,3ではわからない単語があったとしても前後の文で内容を推測し、求められている情報を素早く読み取れる力をつけることが合格への近道です。
教本についている実践問題や過去問をしっかりと解いておきましょう。
英作文(筆記4)

指定されたテーマについての自由記述問題です。
はじめに自分の意見を述べ、そのあとに理由を二つほど続ける形式がほとんどです。
教本や模範解答を見て型を身につけましょう。
基本の構造を覚え、応用できるようになったら過去問に取り掛かりましょう。
また、同じ単語を何度も使うのではなく言い換えられるようにしておきましょう。
設問の条件を満たし、スペルミスがなければ5~6割ほどのスコアはつくので難しい単語を使うことにこだわりすぎず、自信を持って使える単語を使うようにしましょう。
また、複数形や三単現のsなどは忘れがちです。
必ず書き終わったら見直すようにしましょう。
可算名詞や不可算名詞のちがいにも注意しましょう。
語数の目安は80~100語程度なので、一文をSVOで終わらせるのではなく、なるべく詳しく、具体的に追加情報を加えていけるようにしましょう。
接続詞や関係代名詞をうまく使いこなせるようになると、英作文がかなり書きやすくなると思います。
会話の内容一致選択(リスニング1)

会話を聞き、それに関する質問に対して適切な答えを選ぶ問題です。
登場人物の関係性や時間、場所等をしっかり聞き取るようにしましょう。
質問はWhatやWhyで始まることがほとんどです。
誰について聞かれているのか混同しないようにしましょう。
リスニングでは言葉の強弱がつくので、冠詞やbe動詞等を聞き漏らさないように気をつけましょう。
また、単語が連結するととても聞き取りづらくなるので教本や過去問についているCDを聞きこんでおきましょう。
リスニング1では会話表現が多く使われます。
依頼や勧誘、提案の表現を覚えておきましょう。
依頼→承諾/拒否のあとにもう一度やり取りがあり結論が変わることも多々あるので最後まで気を抜かないようにしましょう。
文の内容一致選択(リスニング2)

英文を聞き、それに関する質問に対して適切な答えを選ぶ問題です。
人物に対するエピソード、アナウンス、社会的・科学的トピックが主に出題されます。
リスニング1と同様、WhatやWhyから質問が始まることがほとんどです。
はじめに問題の選択肢を確認し、文章の内容をあらかじめ予測しましょう。
代名詞や動詞などキーワードとなる語句に注目して聞きましょう。
リスニングは前の文に戻ることができないので、頭の中で情報を整理しながら聞くようにしましょう。
起承転結や時系列に注意してメモ等を取ると状況が理解しやすいと思います。
二次試験

二次試験は面接テストです。
面接テストではSpeakingの技能が評価されます。
面接

面接では入室から退室までの流れが決まっているので教本を読んでしっかり把握して臨みましょう。
面接ではアティチュード(態度)も採点項目のひとつなので、表情やアイコンタクト、声量などにも気をつけましょう。
わからない時も黙り込むのではなく、聞き返すなどして積極的にコミュニケーションを図る姿勢で取り組みましょう。
問題カードの黙読や音読では、知らない単語や読み方のわからない単語があっても時間をかけすぎず、内容理解を優先するようにしましょう。
質問は全部で4つあり、1,2は問題カードに関する質問、3,4は自分の考えや意見を聞かれる質問です。
1つ目の質問は問題カードのイラストを説明するものです。
イラストに描かれている情報をなるべくすべて拾い、簡潔に説明できるよう過去問を使って練習しておきましょう。
2つ目の質問は問題カードの英文に関する問題です。
英文の該当箇所をそのまま読むのではなく、代名詞を具体的な言葉に言い換えられるようにしましょう。
動詞の活用が変わる場合もあるので落ち着いて内容を捉えましょう。
3,4つ目の質問は自分の意見を述べる問題なので、相手の目を見て、スッと言葉が出るように練習しておきましょう。
本当に時間のない方へ

英検2級合格にはだいたい100~150時間の勉強が必要だとされています。
もちろん元々の英語力によって大きく左右されますが、目安としてこれだけの勉強時間は確保したいです。
しかし、どうしても学校や仕事が忙しく、中々勉強時間が取れなかった!ということもあるかもしれません。
そんな時に、効率的に合格最低点まで到達するためにおすすめの勉強法をまとめてみました。
筆記1
とにかく熟語を確認しましょう。
単語は量が多ので、全体をさらい、元々知っている単語や覚えやすい単語を間違えないようにしましょう。
余力があれば名詞と動詞、会話表現を重点的に取り組むことをお勧めします。
筆記2
基本的に一題は接続詞の問題が出題されるため、重要な接続詞をおさえましょう。
サッと全体を見通して大まかな内容を理解できるよう練習しましょう。
前後の英文の内容がわかれば解ける問題が多いので、話のキーワードや要点に気を付けながら読み進めていきましょう。
筆記3
言い換え表現に注目しましょう。
選択肢の中にある語句を言い換えた言葉が本文中にないかを確認しながら解き進めるようにしましょう。
正確に本文を訳すことに集中しすぎず、問題の箇所にあまり関係のない追加情報などは軽く読み飛ばし、本文と選択肢の矛盾を探すように解いていくことをお勧めします。
本番の時間管理を丁寧にし、英作文を書く時間を十分に確保しましょう。
筆記4
とにかく英作文の構造をマスターし、結論→理由や具体例→結論という形で書けるようにしましょう。
よく使う単語の言い換え表現を覚えておきましょう(ThinkとBelieveなど)。
○○ asked △△. (○○さんは△△さんに尋ねた。)
という表現を2回使いたい時は
○○ said to △△「Can I ask you ?」(○○さんは△△さんに「お聞きしてもいいですか?」と言った。) と言い換えるなど、なるべく同じ文を使わなくて良いように工夫しましょう。
解答を書く時の条件や指定の語句を守ることである程度の点数をもらうことができるのでとにかく最後まで書ききるようにしましょう。
リスニング1
リスニングはここを得点源にしましょう。
選択肢を最初に確認し、丁寧に英文を聞き取りましょう。
過去問などで英語を聞ける耳を作っておきましょう。
電話でのやり取りがよく出題されるので確認しておきましょう。
リスニング2
長めの英文が読み上げられるので、混乱しないよう整理しながら聞きましょう。
文字のように後ろから意味を理解するのではなく、聞こえてきた単語をそのまますぐに訳せるようにしましょう。
面接
アティチュードでは満点をとれるよう、声の大きさや姿勢などに気をつけましょう。
わからない所があっても黙ってしまわないよう心がけましょう。
また、代名詞などをそのまま読み上げてしまっても点は入るので、とっさに言い換えができないときは本文をそのまま読み上げてしまいましょう。
1つの質問につき一度は聞き返すことができるので、わからなかったら迷わず聞き返しましょう。
3,4つ目の質問は、具体的な理由が思いつかなかったとしても、自分の立場だけは述べるようにしましょう。
満点を目指すことはもちろんですが、完璧を求めすぎて失敗してしまいそうなときは潔くあきらめて次に行くことをお勧めします。

英検に向けて、納得のいくまで勉強して挑むことができれば最善なのですが、どうしても間に合わない時におすすめの勉強法と意識してほしい点をまとめました。
特に英作文と面接では、真剣に取り組みさえすれば0点はないのでぜひ少しでもスコアを伸ばせるよう頑張ってください。
応援しています。
おわりに

いかがでしたか?
今回は英検2級に合格できる勉強法を紹介しました。
もちろんこれがすべてではないので、今回紹介したことを参考に、自分なりの勉強法を探していってくださいね。
英検2級は合格率も低く、難しい資格ですがコツコツと知識を積み上げていけば独学でも十分合格が可能だと思います。
教本や過去問などを活用し、ぜひ合格を勝ち取ってください。
最後までお読みくださりありがとうございました。
みなさんが無事合格することを心より願っております。