2026年菊花賞追い切り全18頭診断|中間・最終をコース別比較

2026年菊花賞追い切り全18頭診断|中間・最終をコース別比較!注目はアスクエジンバラとラージアンサンブル
2026年10月25日(日)、京都競馬場の芝3000mで行われる第87回菊花賞(G1)。長距離戦だけに、瞬間的な速さだけでなく、持続力や折り合い、レースへ向けた仕上げの過程が重要になります。
今回は出走18頭の追い切りを、中間(原則1週前)と最終追い切りに完全分離し、栗東CW・栗東坂路・美浦W・ポリトラックのコース別に整理しました。
各馬の距離別時計や脚色を比較したうえで、中間と最終からそれぞれ5頭を厳選します。両方で選出された馬にも注目です。
調教時計の見方と評価基準
調教時計は、ゴールまでの残り距離ごとに記録されます。6Fは1200m、5Fは1000m、4Fは800m、3Fは600m、2Fは400m、1Fは200mです。
今回の比較で重視するポイント
中間調教では、長めからの負荷、全体時計、終いの伸び、追われ方を確認します。最終追い切りでは、負荷をかけた後の反応、動きの軽さ、余力、仕上がりを重視します。
また、コースごとに時計の出方が異なるため、栗東CWと美浦W、坂路、ポリトラックを単純に同じ時計だけで比較することは避けます。
表の「★」は今回の厳選馬です。途中時計が確認できない部分は「—」と表記しています。
なお、終い2Fの前半1Fとは、ゴール前400〜200mの200m区間ラップを指します。2Fの通過時計(残り400mの所要時間)とは異なるため、別欄で扱います。
中間調教|全18頭コース別比較
まずは中間調教です。原則として1週前追い切りを代表時計に採用し、実際に使用した調教コースで分類します。
栗東CW組(8頭)
厳選2頭 ロブチェン、アスクエジンバラ
表は左右にスクロールできます →
| 馬名 | 7F | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ★アスクエジンバラ | — | 83.6 | 67.5 | 52.2 | 36.6 | 10.9 | 一杯 |
| エムズビギン | — | 83.9 | 68.0 | 52.7 | 37.3 | 11.2 | 末一杯 |
| ショウナンガルフ | — | 82.5 | 66.8 | 51.5 | 36.6 | 11.8 | 一杯 |
| ショウナンハヤナミ | — | 84.7 | 68.4 | 52.6 | 37.1 | 11.4 | G前仕掛け |
| バステール | — | 82.5 | 67.0 | 52.0 | 36.7 | 11.4 | 一杯 |
| マジョレルブルー | 98.5 | 82.2 | 67.4 | 53.2 | 38.1 | 11.9 | 馬なり |
| ★ロブチェン | — | 80.7 | 65.9 | 51.4 | 36.5 | 11.4 | G前気合付 |
| ナリタエスペランサ※ | — | — | 68.1 | 52.4 | 36.8 | 11.4 | 未確認 |
※ナリタエスペランサは提示された中間5F68.1-4F52.4-3F36.8-2F22.8-1F11.4を採用。栗東CWへの分類は暫定であり、原資料とのコース照合が必要です。
注目:ロブチェン
6F80.7秒から終い11.4秒を記録。全体時計の速さと終盤まで脚を維持した点を評価します。長めからしっかり負荷をかけられていることが好材料です。
注目:アスクエジンバラ
6F83.6秒、終い1F10.9秒。さらに終い2Fの区間ラップは11.6秒→10.9秒で、明確な加速を示しました。追ってからの反応と切れ味が目立ちます。
栗東坂路組(2頭)
厳選1頭 コンジェスタス
| 馬名 | 4F・800m | 3F・600m | 2F・400m | 1F・200m | 脚色 |
|---|---|---|---|---|---|
| ★コンジェスタス | 54.3 | 39.8 | — | 12.0 | 末一杯 |
| シートゥサミット | 56.0 | 41.3 | — | 13.7 | 馬なり |
注目:コンジェスタス
坂路で4F54.3秒、終い12.0秒。末一杯の負荷をかけており、仕上げの過程を評価します。最終追い切りで動きに余裕が出るかが比較ポイントになります。
なお、シートゥサミットは10月17日に栗東CWで6F83.2秒-1F11.1秒(一杯)も記録しています。坂路だけでなく、ウッドでの負荷も確認しておきたい馬です。
美浦W組(8頭)
厳選2頭 ラージアンサンブル、サノノグレーター
| 馬名 | 7F | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| アウダーシア | 97.8 | 81.8 | 67.2 | 52.3 | 37.7 | 11.4 | 直一杯 |
| キンググローリー | — | 82.6 | 67.8 | 52.9 | 38.2 | 12.0 | 馬なり |
| ゴーイントゥスカイ | — | 82.5 | 66.8 | 52.2 | 37.2 | 11.5 | G前仕掛け |
| ★サノノグレーター | 97.1 | 81.3 | 67.0 | 52.4 | 37.4 | 11.1 | 強め |
| ジャスティンシカゴ | — | — | 66.4 | 51.4 | 36.9 | 12.0 | 馬なり |
| ダノンヒストリー | — | — | 66.6 | 51.6 | 37.1 | 11.8 | 強め |
| チャリングクロス | — | 81.9 | 65.9 | 51.1 | 37.4 | 11.6 | 一杯 |
| ★ラージアンサンブル | — | 79.2 | 65.6 | 51.2 | 36.9 | 12.0 | 一杯 |
注目:ラージアンサンブル
6F79.2秒、5F65.6秒、4F51.2秒と、長めから速い時計を記録しました。終い1Fは12.0秒ですが、全体時計の速さと負荷の大きさを評価します。
注目:サノノグレーター
7F97.1秒、6F81.3秒、終い11.1秒。長めから追われながら最後まで鋭く伸びています。終い2Fの区間ラップも12.3秒→11.1秒と加速しており、持続力と反応の両面で好内容です。
中間調教での注意点
一杯に追われて好時計を記録した馬と、馬なりで余力を残した馬では、時計の意味が異なります。全体時計だけで順位を決めず、脚色や最終追い切りへのつながりを確認する必要があります。
最終追い切り|全18頭コース別比較
続いて最終追い切りです。中間の分類を引き継がず、最終で実際に使用したコース別に18頭を振り分けています。
栗東CW組(5頭)
厳選1頭 アスクエジンバラ
| 馬名 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ★アスクエジンバラ | 81.5 | 66.2 | 51.3 | 36.6 | 11.3 | G前仕掛け |
| ショウナンガルフ | 84.5 | 67.8 | 52.5 | 37.3 | 11.5 | 直強め |
| ナリタエスペランサ | — | — | 51.7 | 36.7 | 11.8 | 馬なり |
| バステール | 85.8 | 69.2 | 53.2 | 37.8 | 11.6 | 馬なり |
| ロブチェン | — | — | 52.5 | 36.9 | 11.1 | 馬なり |
注目:アスクエジンバラ
6F81.5秒、終い11.3秒。中間の6F83.6秒から全体時計を短縮しながら、終盤も鋭くまとめています。最終の終い2F区間ラップも11.7秒→11.3秒と加速。中間の負荷を最終の動きにつなげられている点を評価します。
ロブチェンも4F52.5秒、終い11.1秒を馬なりで記録しており、動きは軽快です。ただし今回の最終CW組からの厳選馬は、指定どおりアスクエジンバラ1頭とします。
栗東坂路組(4頭)
厳選1頭 ショウナンハヤナミ
| 馬名 | 4F・800m | 3F・600m | 2F・400m | 1F・200m | 脚色 |
|---|---|---|---|---|---|
| コンジェスタス | 54.3 | 39.2 | — | 12.2 | 馬なり |
| ★ショウナンハヤナミ | 52.9 | 38.3 | — | 12.0 | 末強め |
| シートゥサミット | 57.8 | 42.2 | — | 13.6 | 馬なり |
| マジョレルブルー | 54.1 | 39.5 | — | 12.7 | 馬なり |
注目:ショウナンハヤナミ
4F52.9秒、3F38.3秒、終い12.0秒。坂路組では全体時計が最も速く、最後も12秒台前半ではなく12.0秒でまとめています。末強めでの内容を評価し、最終坂路組から選出します。
美浦W組(8頭)
厳選2頭 ラージアンサンブル、ダノンヒストリー
| 馬名 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| アウダーシア | — | 67.4 | 51.9 | 37.6 | 12.0 | 一杯 |
| キンググローリー | 82.6 | 67.6 | 52.5 | 38.0 | 11.9 | 馬なり |
| ゴーイントゥスカイ | 84.9 | 68.6 | 53.2 | 37.8 | 11.9 | 馬なり |
| サノノグレーター | 88.3 | 72.2 | 55.9 | 40.1 | 12.6 | 馬なり |
| ジャスティンシカゴ | — | 66.6 | 52.2 | 38.2 | 11.9 | 馬なり |
| ★ダノンヒストリー | — | 67.6 | 51.6 | 37.3 | 11.7 | 馬なり |
| チャリングクロス | — | 67.7 | 52.4 | 37.5 | 11.6 | 馬なり |
| ★ラージアンサンブル | 81.3 | 66.5 | 51.9 | — | 12.1 | 馬なり |
注目:ラージアンサンブル
中間では6F79.2秒と強い負荷をかけ、最終は6F81.3秒、終い12.1秒を馬なりで記録しました。全体時計を落として余力を残す調整となっており、中間から最終への負荷の変化を評価します。
注目:ダノンヒストリー
5F67.6秒、4F51.6秒、3F37.3秒、終い11.7秒。馬なりで最後までまとめており、追い切りの負荷を抑えながら動けている点が好材料です。
栗東ポリトラック組(1頭)
厳選1頭 エムズビギン
| 馬名 | 6F | 5F | 4F | 3F | 1F | 脚色 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ★エムズビギン | 83.0 | 67.1 | 52.6 | 38.3 | 11.9 | 馬なり |
注目:エムズビギン
中間は栗東CWで6F83.9秒、終い11.2秒を末一杯で記録しました。最終はポリトラックに切り替え、6F83.0秒、終い11.9秒を馬なりでまとめています。
コースが異なるため時計の単純比較はできませんが、中間で負荷をかけ、最終は余力を意識した調整と捉えられます。
中間から最終へのコース変更
中間と最終では、同じコースを継続した馬だけでなく、ウッドから坂路やポリトラックへ変更した馬もいます。
| 変更パターン | 馬名 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 栗東CW→栗東坂路 | ショウナンハヤナミ | 最終で坂路52.9秒 |
| 栗東CW→栗東坂路 | マジョレルブルー | 最終は馬なり54.1秒 |
| 栗東CW→栗東ポリ | エムズビギン | 末一杯から馬なりへ |
| 栗東CW→栗東CW | アスクエジンバラ、ロブチェン、ショウナンガルフ、バステール | 同一コースで調整 |
| 栗東坂路→栗東坂路 | コンジェスタス、シートゥサミット | 坂路を継続 |
| 美浦W→美浦W | アウダーシア、キンググローリー、ゴーイントゥスカイ、サノノグレーター、ジャスティンシカゴ、ダノンヒストリー、チャリングクロス、ラージアンサンブル | 同一コースで調整 |
| 栗東CW(暫定)→栗東CW | ナリタエスペランサ | 中間コースの再照合が必要 |
コース変更をどう評価するか
コースを変えたこと自体がプラスやマイナスになるわけではありません。中間にどの程度の負荷をかけ、最終でどのような動きを見せたかが重要です。
特にエムズビギンは、CWでしっかり追った後にポリトラックで整える調整が特徴的です。一方、ショウナンハヤナミは最終坂路で速い時計を記録しています。
中間・最終の厳選5頭
ここまでの時計と調整過程を踏まえ、中間調教と最終追い切りからそれぞれ5頭を厳選しました。
中間調教|厳選5頭
美浦W組
- ラージアンサンブル
長めからの速い全体時計を評価。 - サノノグレーター
7Fからの負荷と終いの加速が魅力。
栗東CW組
- ロブチェン
6F80.7秒の全体時計が優秀。 - アスクエジンバラ
終い10.9秒の鋭い反応を評価。
栗東坂路組
- コンジェスタス
坂路での負荷と仕上げ過程に注目。
最終追い切り|厳選5頭
栗東CW組
- アスクエジンバラ
全体時計を短縮し、終いも加速。
栗東坂路組
- ショウナンハヤナミ
坂路4F52.9秒、終い12.0秒。
美浦W組
- ラージアンサンブル
中間で負荷をかけ、最終は馬なり。 - ダノンヒストリー
余力を残した動きと終い11.7秒。
栗東ポリトラック組
- エムズビギン
CWからポリへの切り替えに注目。
中間・最終で重複した2頭
アスクエジンバラ
中間では終い10.9秒、最終では6F81.5秒から終い11.3秒。中間と最終の両方で明確な評価材料があり、今回の調教分析では特に注目したい1頭です。
ラージアンサンブル
中間で6F79.2秒の強い負荷をかけ、最終は馬なりで6F81.3秒。時計の速さだけでなく、負荷のかけ方と調整の流れを評価します。
この2頭は、今回の中間・最終の両方で厳選された馬です。ただし、調教面の高評価がそのまま京都芝3000mへの適性を保証するわけではありません。血統、折り合い、馬場状態などは別途確認する必要があります。
総合評価と最終結論
2026年菊花賞の調教分析では、アスクエジンバラとラージアンサンブルの2頭が中間・最終の両方で選出されました。
アスクエジンバラは中間の終い10.9秒に加え、最終では6F81.5秒から終い11.3秒。速い全体時計と終盤の反応を両立しています。
ラージアンサンブルは中間の6F79.2秒という強い負荷が目立ち、最終は馬なりで整える内容です。中間から最終への調整過程に注目できます。
そのほか、中間ではロブチェン、サノノグレーター、コンジェスタス、最終ではショウナンハヤナミ、ダノンヒストリー、エムズビギンを厳選しました。
今回はあくまで調教コース別の比較です。最終的な馬券判断では、京都芝3000mへの血統適性、当日の馬場、展開、枠順も合わせて検討することが重要です。
調教データに関する補足
本記事の時計は公開資料と提供データを基に整理しています。各距離の通過時計が確認できない箇所は空欄扱いとし、推測値で補っていません。
ナリタエスペランサの中間コース分類は暫定です。また、2Fの通過時計と終い2Fの区間ラップは異なるため、混同しないようにしています。
調教時計は馬場状態、走行位置、脚色、併せ馬の内容などによって評価が変わります。数字のみで状態を断定するものではありません。
2026年菊花賞の枠順・出走馬はJRA公式情報をご確認ください。
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