2026年天皇賞・秋|有力馬を知る2人の名手・戸崎圭太騎手と横山典弘騎手が握る勝負の鍵とは

天皇賞・秋2026最終予想|有力馬を知る2人の名手が握る勝負の鍵!大外17番ダノンデサイルは本当に不利か?
戸崎圭太と横山典弘。 有力馬の能力と癖を知る2人の騎手から、 枠順・追い切り・展開の裏側を読み解きます。
良馬場想定|10月30日時点の事前予想2026年11月1日、東京競馬場で行われる第174回天皇賞・秋。 今年はクロワデュノール、マスカレードボール、 ダノンデサイル、レガレイラなど実績馬が集結しました。
今回の予想で注目するのは、単なる能力比較ではありません。 「その馬を知っている騎手が、今回どのような選択をするか」 という視点です。
特に注目したいのが、ダノンデサイルに騎乗する戸崎圭太騎手と、 レディネスに騎乗する横山典弘騎手です。
大外17番を引いたダノンデサイルに対しては、 東京芝2000mのコース形態を理由に厳しい評価も見られます。 しかし、大外枠だから即座に消しとするのは早計ではないでしょうか。
今回は提供された調教時計、陣営コメント、 調教後馬体重、枠順別データを整理し、 マスカレードボール1着固定を中心とした 実戦的な馬券構成を検討します。
① 天皇賞・秋のデータ分析
東京芝2000mは枠順だけで決まらない
東京芝2000mは、スタートして間もなく最初のコーナーを迎えるため、 外枠の馬は序盤の位置取りが難しくなりやすいコースです。
ただし、枠順の不利と着順は同義ではありません。 重要なのは、外枠からどのようにポジションを確保するか、 また、そのためにどれだけ脚を使うかです。
提供データによる枠別複勝率
| 枠 | 複勝率 | 今回の注目馬 |
|---|---|---|
| 1枠 | 23.1% | ①クロワデュノール |
| 2枠 | 6.3% | ③レガレイラ・④レディネス |
| 3枠 | 29.4% | ⑥セイウンハーデス |
| 4枠 | 27.8% | ⑦マスカレードボール |
| 5枠 | 31.6% | ⑨ホウオウビスケッツ |
| 6枠 | 26.3% | ⑪シェイクユアハート |
| 7枠 | 19.0% | ⑬リアライズシリウス |
| 8枠 | 4.8% | ⑰ダノンデサイル |
数字だけを見ると8枠は確かに厳しい傾向です。 しかし、この数値だけでダノンデサイルを消すのは、 馬自身の能力や騎手の判断力を十分に評価していない可能性があります。
有力馬の前走と評価
| 馬番 | 馬名 | 前走 | 評価ポイント |
|---|---|---|---|
| ① | クロワデュノール | 宝塚記念2着 | 内枠と先行力 |
| ③ | レガレイラ | オールカマー4着 | 内で脚を温存できるか |
| ④ | レディネス | 毎日王冠3着 | 横山典弘の内枠戦略 |
| ⑥ | セイウンハーデス | 毎日王冠1着 | 先行力と展開形成 |
| ⑦ | マスカレードボール | キングジョージ7着 | 東京コースへの適性 |
| ⑨ | ホウオウビスケッツ | 毎日王冠2着 | 逃げ・先行による粘り込み |
| ⑪ | シェイクユアハート | 札幌記念1着 | 差し脚と状態面 |
| ⑰ | ダノンデサイル | 宝塚記念3着 | 実績と大外枠への対応 |
今回の中心は⑦マスカレードボール。 東京コースでの実績と直線での加速力を重視します。
一方、①クロワデュノールは1番枠から ロスを抑えた競馬が可能です。 ただし、内枠は包まれる危険もあるため、 単純に好枠というだけで絶対視はできません。
調教後馬体重の比較
| 馬番 | 馬名 | 調教後 | 比較値 | 増減 |
|---|---|---|---|---|
| ① | クロワデュノール | 520kg | 514kg | +6 |
| ③ | レガレイラ | 494kg | 490kg | +4 |
| ④ | レディネス | 506kg | 494kg | +12 |
| ⑥ | セイウンハーデス | 490kg | 480kg | +10 |
| ⑦ | マスカレードボール | 486kg | 470kg | +16 |
| ⑨ | ホウオウビスケッツ | 512kg | 502kg | +10 |
| ⑪ | シェイクユアハート | 462kg | 450kg | +12 |
| ⑰ | ダノンデサイル | 522kg | 520kg | +2 |
※比較値は提供画像の前走馬体重。 海外遠征馬については直近の中央競馬出走時との比較です。 調教後馬体重はレース当日の馬体重とは異なります。
⑦マスカレードボールの+16kgは確認しておきたい材料です。 成長分であれば歓迎ですが、当日の張りや腹回りも重要です。 一方、⑰ダノンデサイルは+2kgで、 数字上は大幅な変動がありません。
② 追い切りまとめ
追い切りは時計の速さだけでなく、 調教コース、馬場状態、負荷、併せ馬、 1週前との比較を重視します。
最終追い切り・注目馬比較
| 馬 | コース | 時計 | 評価 |
|---|---|---|---|
| ①クロワデュノール | 栗東CW | 81.7-65.6-50.3-35.9-11.6 | A+ |
| ③レガレイラ | 美浦W | 84.0-67.7-52.9-38.0-11.2 | A |
| ④レディネス | 栗東CW | 7F93.1-64.3-51.2-37.7-12.4 | B+ |
| ⑥セイウンハーデス | 栗東坂路 | 54.5-39.0-25.3-12.5 | A+ |
| ⑦マスカレードボール | 美浦坂路 | 54.1-39.5-25.6-12.4 | A |
| ⑨ホウオウビスケッツ | 美浦W | 5F69.8-53.5-38.5-12.0 | A |
| ⑪シェイクユアハート | 栗東CW | 81.3-65.9-51.0-36.4-11.4 | A+ |
| ⑫コスモキュランダ | 美浦坂路 | 52.4-37.6-24.5-11.9 | A |
| ⑬リアライズシリウス | 美浦坂路 | 53.0-38.2-24.9-12.0 | A |
| ⑰ダノンデサイル | 栗東CW | 82.6-67.0-52.1-37.6-11.6 | A |
※評価は記事用の総合評価であり、JRA公式格付けではありません。
栗東CWの注目馬|⑪シェイクユアハート
6F81.3秒、終い11.4秒。 1週前に負荷をかけ、最終追い切りでも しっかりした時計を記録しています。
最終追い切りは吉村騎手が騎乗。 コース追いで抜群の動きを見せ、 6歳という年齢を感じさせない仕上がりです。
調教内容だけなら今回の上位評価に入ります。 人気の盲点となるなら3連複の相手に残したい存在です。
美浦坂路の注目馬|⑫コスモキュランダ
4F52.4秒、終い11.9秒。 最終追い切りで速い終いを記録しました。
1週前にも負荷をかけており、 仕上げの流れは良好です。 東京芝2000mへの適性は別途評価が必要ですが、 状態面から簡単には軽視できません。
⑦マスカレードボール|時計以上に内容を評価
最終追い切りは美浦坂路で54.1秒、 終い12.4秒。 3歳1勝クラスのピュアスニークとの併せ馬で、 2馬身追走して併入したとされています。
強く追って時計を出すというよりも、 併せ馬を通じて集中力と反応を確認した内容です。
海外遠征からの帰国後も坂路中心に調整され、 最終段階で大きな乱れを見せていない点を評価します。
⑰ダノンデサイル|派手さより実戦的な仕上がり
栗東CWで6F82.6秒、終い11.6秒。 最終追い切りでは調教師が騎乗し、 ハミを取って素直に反応する動きが確認されています。
1週前には戸崎騎手が騎乗して負荷をかけ、 最終追い切りでは折り合いや走りのバランスを重視。
今回の大外枠を考えると、 序盤に力まず走れるかどうかが重要です。 その意味で、調教内容は前向きに評価できます。
③レガレイラ|終い11.2秒の切れ味
美浦Wで6F84.0秒、終い11.2秒。 長めから調整して最後に速い脚を使う内容です。
内枠から脚をためられるなら、 東京の長い直線で切れ味を発揮する可能性があります。
A+:①クロワデュノール、⑥セイウンハーデス、 ⑪シェイクユアハート
A:③レガレイラ、⑦マスカレードボール、 ⑫コスモキュランダ、⑰ダノンデサイル
追い切りの高評価と本命評価は必ずしも一致しません。 調教は状態を測る材料であり、 展開適性やコース適性と組み合わせて判断します。
④ レース展開とポイント|有力馬を知る2人の名手が握る鍵
戸崎圭太はマスカレードボールを知っている
今回、最も興味深い騎手の一人が戸崎圭太騎手です。
戸崎騎手は過去にマスカレードボールへ騎乗しており、 その馬の反応、脚の使い方、 勝負どころでの加速性能を実戦で経験しています。
さらにレガレイラにも騎乗経験があり、 有力馬の特徴を把握している点は無視できません。 ただし、今回のレガレイラは岩田望来騎手が騎乗します。
戸崎騎手が今回騎乗するのは⑰ダノンデサイル。 つまり、自身が知る有力馬を相手に、 大外枠から勝負を挑む構図です。
マスカレードボールがどこで加速し、 どの程度の脚を長く使えるのか。 その経験は、ダノンデサイルで仕掛ける位置を 判断する材料になり得ます。
ただし、過去の騎乗経験がそのまま相手の動きを 読み切れることを保証するわけではありません。
大外17番は本当に絶望的なのか?
確かに東京芝2000mの8枠17番は、 コース形態から考えて簡単な条件ではありません。
内へ入ろうとして脚を使えば、 直線での末脚に影響します。 外を回り続ければ距離損失が大きくなります。
しかし、逆の見方もできます。
選択肢が狭まることで、 最初から腹を括った騎乗ができるのではないか。
中途半端に内へ潜り込まず、 前半は無理にポジションを取りに行かない。 その代わり、向正面から3~4コーナーにかけて リズムよく進出する戦略です。
内枠の有力馬が互いを意識し、 進路を探す時間が生じるなら、 外からスムーズに加速できる利点が生まれます。
もちろん、スローペースで前が止まらなければ この作戦は届かない危険もあります。 大外枠は有利になるのではなく、 展開次第で不利を補える可能性がある という評価です。
もう一人の名手・横山典弘
今回④レディネスに騎乗するのが横山典弘騎手です。
横山騎手はダノンデサイルのデビュー当初から コンビを組み、その成長を支えてきた存在です。
その馬の長所や、どのようなリズムで走れば 能力を発揮できるかを理解している騎手が、 今回は別の馬に騎乗します。
ここが今回の天皇賞・秋を考えるうえで 非常に興味深いポイントです。
④レディネスは2枠4番。 内で脚をためながら、直線まで無駄なく運べる枠です。
横山騎手が積極的に前を追いかけず、 自分の馬のリズムを優先した場合、 人気馬が動くタイミングを見ながら 内から脚を伸ばす展開も考えられます。
戸崎と横山典弘が同時に馬券圏内へ?
今回の穴馬券として考えたいのは、 ④レディネスと⑰ダノンデサイルが ともに3着以内へ入るパターンです。
戸崎騎手は外から進出。 横山騎手は内で脚を温存。
異なる進路から、結果的に同じタイミングで 直線勝負に加わる可能性があります。
これは騎手同士が連携するという意味ではありません。 それぞれが最善の競馬を選んだ結果として、 同時に馬券圏内へ入る展開を想定しています。
その可能性を評価し、 ④-⑰のワイドを穴馬券として採用します。
想定するレース展開
| 局面 | 展開予想 | 注目馬 |
|---|---|---|
| スタート | 逃げ候補が先手を争い、内枠勢は位置を確保 | ⑨⑥① |
| 向正面 | ⑦は好位~中団、⑰は外から無理せず追走 | ⑦⑰ |
| 3~4角 | 先行勢がペースを維持。差し馬が進出開始 | ⑦③⑰ |
| 直線 | ⑦が加速。①が粘り、外から⑰、内から③④ | ⑦①⑰③④ |
想定ペース別の有利馬
| ペース | 有利になり得る馬 | 理由 |
|---|---|---|
| スロー | ①⑦⑨ | 前目の位置と瞬発力 |
| 平均 | ⑦①③⑰ | 持続力と末脚の総合力 |
| ハイ | ⑦⑰③⑪ | 先行勢の失速を差す展開 |
クロワデュノールとダノンデサイルが崩れた場合
もう一つ考えておきたいのが、 ①クロワデュノールと⑰ダノンデサイルが ともに馬券圏外へ敗れるケースです。
①が内で進路を失い、 ⑰が外を回って脚を使わされる。 その場合、③レガレイラと⑨ホウオウビスケッツが 馬券圏内に入っても不思議ではありません。
③は内で脚をためて直線勝負。 ⑨は先行して粘り込む。 両馬は異なる脚質であるため、 ペース次第で同時好走の可能性もあります。
最も信頼するのは⑦マスカレードボールの 東京適性と加速性能です。
ただし、2・3着争いは枠順だけで決めず、 戸崎圭太と横山典弘の判断、 ①クロワデュノールの進路、 ③レガレイラの末脚、 ⑨ホウオウビスケッツの先行力を重視します。
⑤ 買い目|3連単・3連複・馬単・ワイド
今回の馬券は⑦マスカレードボールを中心に構成します。 本線は⑦の勝利、押さえは①と⑰の逆転、 穴は④と⑰の同時好走です。
⑦ マスカレードボール
① クロワデュノール ③ レガレイラ ⑰ ダノンデサイル
① クロワデュノール ③ レガレイラ ④ レディネス ⑨ ホウオウビスケッツ ⑰ ダノンデサイル
購入額:1,200円
購入額:600円
⑦が2着または3着に敗れた場合も想定し、 実力馬3頭の組み合わせを押さえます。
⑦ マスカレードボール
① クロワデュノール ⑰ ダノンデサイル
① クロワデュノール ③ レガレイラ ④ レディネス ⑨ ホウオウビスケッツ ⑪ シェイクユアハート ⑫ コスモキュランダ ⑯ ジョバンニ ⑰ ダノンデサイル
購入額:1,300円
同一馬の重複および同じ組み合わせの重複を除き13点。
⑦ マスカレードボール
① クロワデュノール ③ レガレイラ ⑰ ダノンデサイル
⑦から相手3頭への馬単と、 相手3頭から⑦への馬単を購入します。
購入額:600円
購入額:100円
今回のタイトルテーマを象徴する穴馬券。 横山典弘騎手と戸崎圭太騎手が、 それぞれ異なる進路から馬券圏内へ届く展開を狙います。
38点・3,800円
3連単12点+3連単BOX6点+ 3連複13点+馬単6点+ワイド1点
3連単フォーメーションとBOXでは ⑦→①→⑰、⑦→⑰→①の2点が重複します。 指定どおり各券種100円ずつ購入する場合、 該当する2通りは各200円となります。
⑥ まとめ・結論
今年の天皇賞・秋で最も重要なのは、 能力だけでなく、その能力をどの位置から どのタイミングで使うかという点です。
⑦マスカレードボールは東京コースへの適性、 追い切り内容、枠順のバランスを評価して 1着固定の中心とします。
①クロワデュノールは内枠からの先行力、 ③レガレイラは末脚、 ⑰ダノンデサイルは実績と戸崎騎手の対応力を評価します。
特に⑰ダノンデサイルについては、 大外枠という理由だけで消すことはしません。
大外枠の不利は確かに存在します。 しかし、無理に内へ入れず、 馬のリズムを優先することで、 直線勝負に持ち込める可能性があります。
そして④レディネスに騎乗する横山典弘騎手。 かつてダノンデサイルの成長を支えた名手が、 今回は別の馬で同じレースに挑みます。
内から④レディネス、 外から⑰ダノンデサイル。 両馬が同時に馬券圏内へ入るシナリオも 今回の予想では残しておきます。
◎ ⑦ マスカレードボール
○ ① クロワデュノール
▲ ⑰ ダノンデサイル
☆ ③ レガレイラ
穴 ④ レディネス
△ ⑨ ホウオウビスケッツ
押さえ:⑪シェイクユアハート、 ⑫コスモキュランダ、⑯ジョバンニ
枠順の数字だけで勝負を決めるのではなく、 騎手の経験とレース展開まで踏み込んで考える。
それが2026年天皇賞・秋における 今回の最終予想です。
※予想は2026年10月30日時点。 良馬場を想定した事前分析です。 最終的な馬場状態、当日馬体重、出走取消などにより 評価が変わる場合があります。 馬券購入は無理のない範囲で行ってください。
⑦ JRA公式出馬表・外部リンク
最新の出走馬情報、騎手、負担重量、 当日馬体重、オッズなどは JRA公式サイトで確認してください。
JRA公式|2026年天皇賞・秋 出馬表を見る出典:JRA公式出馬表・出走馬情報、 および追い切り資料・陣営コメント・ 枠順別データ・調教後馬体重資料。



③ 枠順確定後の陣営コメント
ここでは枠順確定後の陣営コメントを要約し、 それぞれの意図を分析します。
注目は⑦マスカレードボールの4枠7番
陣営は極端な枠ではないことを前向きに受け止めています。 東京コースでの実績があり、 馬群の内外を見ながら位置取りを選べる点は強みです。
⑰ダノンデサイルの8枠17番
大外枠に対する陣営の反応は慎重です。 しかし、コメントの慎重さと馬の能力低下は別問題です。
騎手がどこで折り合いをつけ、 どのタイミングで進出するかが重要になります。