アルゼンチン共和国杯2026|中間追い切りを徹底分析!調教本数・6F時計・終いの伸び

アルゼンチン共和国杯2026
全22頭の中間追い切り分析
調教から厳選した5頭
11月8日(日)東京芝2500m・GⅡ
調教分析:11月4日版
アルゼンチン共和国杯の登録22頭について、 中間の乗り込み量と1週前追い切りの時計を 比較しました。
注目したのは、速い時計を出したかどうか だけではありません。調教を何本重ね、 どの段階で負荷を強め、 終いにどれだけ脚を残しているかです。
調教本数、6F・4F時計、終いの反応、 負荷の継続性を中心に、 各馬の仕上がりを分析します。
01|中間調教は本数と負荷の変化が重要
1週前追い切りは仕上がりを判断する 重要な材料ですが、その1本だけで 状態の良し悪しは決まりません。
それまでにどれだけ乗り込み、 どの程度の時計を出してきたかによって、 同じ1週前の時計でも意味が変わります。
ウッドコースでは主に6Fと終い1F、 坂路では4Fと終い1Fを比較します。
また、一定以上の時計を出した本数と 調教記録の総数を確認し、 中間の負荷の積み重ねも評価します。
なお、6F・5F・4F・3F・2F・1Fの 連続した累積時計が揃わない場合、 各200mの区間ラップによる 加速・減速の判定は行いません。
02|全22頭の中間調教比較表
中間の調教記録本数と、 主な1週前追い切りの時計を一覧にしました。
| 馬名 | 記録本数 | 負荷本数 | 日付 | コース | 6F/4F | 1F |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ウエストナウ | 9 | 5 | 11/1 | 坂路 | 57.4 | 14.1 |
| キングスコール | 8 | 3 | 11/1 | W | 85.7 | 12.4 |
| キングズパレス | 16 | 2 | 10/29 | W | 81.6 | 11.6 |
| グランヴィノス | 10 | 4 | 11/1 | 坂路 | 58.0 | 14.0 |
| ショウナンラプンタ | 22 | 3 | 10/28 | 坂路 | 56.6 | 12.5 |
| ジョイボーイ | 11 | 5 | 11/1 | W | 93.2 | 12.1 |
| ジーティーダーリン | 12 | 2 | 10/29 | W | 78.1 | 11.4 |
| ディマイザキッド | 10 | 0 | — | — | — | — |
| ドゥラドーレス | 14 | 5 | 11/1 | 坂路 | 54.4 | 12.0 |
| ビザンチンドリーム | 9 | 5 | 11/1 | 坂路 | 57.8 | 13.2 |
| ファイアンクランツ | 10 | 5 | 11/1 | 坂路 | 54.7 | 12.7 |
| ファミリータイム | 10 | 3 | 11/1 | W | 89.8 | 12.1 |
| ホーエリート | 15 | 2 | 10/29 | W | 83.1 | 11.4 |
| ホールネス | 11 | 3 | 10/28 | W | 82.5 | 11.6 |
| ボーンディスウェイ | 17 | 6 | 11/1 | 坂路 | 54.7 | 12.6 |
| マイネルエンペラー | 15 | 4 | 10/31 | W | 82.5 | 11.5 |
| マイネルカンパーナ | 11 | 2 | 10/29 | W | 85.7 | 11.9 |
| ミクニインスパイア | 17 | 5 | 11/1 | W | 87.6 | 11.5 |
| ミステリーウェイ | 6 | 1 | 10/29 | W | 85.6 | 11.4 |
| ミラージュナイト | 9 | 3 | 10/29 | W | 86.1 | 11.3 |
| メイショウゲキリン | 9 | 3 | 11/1 | W | 85.4 | 12.2 |
| レッドバンデ | 9 | 3 | 11/1 | 坂路 | 56.8 | 12.7 |
出典:11月2日公開の全22頭調教集計。 調教本数は同集計の対象期間によります。 負荷本数は坂路4F58秒以内、 W6F90秒以内または4F56秒以内の本数です。 Wは6F、坂路は4Fの時計を表示しています。
乗り込み量で目立つ馬
記録本数が最も多いのは ショウナンラプンタの22本です。 続いてボーンディスウェイと ミクニインスパイアが17本、 キングズパレスが16本となっています。
ただし、記録本数が多いことと、 強い負荷を十分にかけていることは 同じではありません。
基準時計を満たした本数では、 ボーンディスウェイの6本が最多です。 ドゥラドーレス、ファイアンクランツ、 ウエストナウなどが5本で続きます。
長めから速い時計を出した馬
ウッド6Fではジーティーダーリンの 78.1秒が目立ちます。 キングズパレスの81.6秒、 ホールネスとマイネルエンペラーの 82.5秒も比較対象になります。
一方、終い1Fでは ミラージュナイトの11.3秒、 ジーティーダーリン、 ホーエリート、ミステリーウェイの 11.4秒が目立ちます。
03|全22頭の中間調教診断
ウエストナウ
9本の記録のうち5本が基準時計に達しています。 一定の負荷を積み重ねている点は評価できます。 ただし、11月1日の坂路は57.4秒、 終い14.1秒と軽めです。 この1本を仕上がりのピークとは評価しません。
キングスコール
8本中3本が基準時計に達しています。 11月1日のWでは6F85.7秒、 終い12.4秒でした。 全体時計は一定の水準ですが、 終いの鋭さは上位馬に及びません。
キングズパレス
16本の調教記録があり、 10月29日のWでは6F81.6秒、 終い11.6秒を記録しています。 本数を重ねたうえで長めから速い時計を 出している点が評価できます。
基準時計に達した本数は2本ですが、 1週前の負荷は十分に目立つ内容です。
グランヴィノス
10本中4本が基準時計に達しています。 11月1日の坂路は58.0秒、 終い14.0秒でした。 この日の時計から強い伸びを 評価することは難しいものの、 中間には一定の負荷をかけています。
ショウナンラプンタ
調教記録22本は登録馬中最多です。 一方、基準時計に達したのは3本で、 速い時計よりも乗り込み量が目立ちます。
10月28日の坂路は56.6秒、 終い12.5秒です。 本数の多さは評価できますが、 強い負荷に対する終いの反応は 別途確認したいところです。
ジョイボーイ
11本中5本が基準時計に達しています。 中間の負荷は比較的充実しています。 11月1日のWは6F93.2秒、 終い12.1秒で、軽めの調整でした。
ジーティーダーリン
10月29日のWで6F78.1秒、 終い11.4秒を記録しています。 長めから速い時計を出しながら、 終いも11秒台前半でまとめた点が 大きな評価材料です。
12本の調教記録に対し、 基準時計に達したのは2本です。 強い時計を出す本数は多くありませんが、 1週前の負荷は非常に目立ちます。
ディマイザキッド
10本の調教記録がありますが、 今回の集計基準に達する時計はありません。 これは調教を行っていないという意味ではなく、 坂路とWの基準時計に該当する記録が ないということです。
速い時計による仕上がり評価は 慎重に判断する必要があります。
ドゥラドーレス
14本中5本が基準時計に達しています。 11月1日の坂路は4F54.4秒、 終い12.0秒です。
中間に複数の負荷をかけているうえ、 坂路で終い12秒0を記録しており、 調整過程の充実を評価できます。
ビザンチンドリーム
9本中5本が基準時計に達しています。 負荷をかけた本数は少なくありません。
11月1日の坂路は57.8秒、 終い13.2秒です。 この日の時計だけで鋭い伸びを 評価することはできませんが、 中間の負荷は一定量確保されています。
ファイアンクランツ
10本中5本が基準時計に達しています。 11月1日の坂路では54.7秒、 終い12.7秒を記録しました。
中間の負荷は十分に積み重ねています。 ただし、折り合いやフォームを重視した 調整が続いており、 時計の速さだけで仕上がりを判断する タイプではありません。
ファミリータイム
10本中3本が基準時計に達しています。 11月1日のWでは6F89.8秒、 終い12.1秒でした。
強い全体時計ではありませんが、 終いは12秒台前半でまとめています。 中間の調整量は一定程度確保されています。
ホーエリート
15本の調教記録があり、 10月29日のWでは6F83.1秒、 終い11.4秒を記録しています。
長めから負荷をかけ、 終いも速い時計でまとめています。 併せ馬での遅れはありますが、 相手との比較だけでなく、 自身の時計と負荷を評価したい内容です。
ホールネス
11本中3本が基準時計に達しています。 10月28日のWでは6F82.5秒、 終い11.6秒でした。
長めから速い時計を記録し、 終いも11秒台でまとめています。 1週前の内容は評価できますが、 中間全体の負荷本数では さらに積極的な馬もいます。
ボーンディスウェイ
17本中6本が基準時計に達しており、 負荷本数は登録馬中最多です。
11月1日の坂路は54.7秒、 終い12.6秒でした。 強い時計を1本だけ出した馬とは異なり、 中間を通じた負荷の継続性が魅力です。
マイネルエンペラー
15本中4本が基準時計に達しています。 10月31日のWでは6F82.5秒、 終い11.5秒でした。
調教本数、長めからの負荷、 終いの反応のバランスが良く、 中間の仕上がりを評価できます。
マイネルカンパーナ
11本中2本が基準時計に達しています。 10月29日のWは6F85.7秒、 終い11.9秒でした。
終いは11秒台でまとめていますが、 中間の強い負荷は多くありません。 仕上がりの判断には継続した時計が重要です。
ミクニインスパイア
17本中5本が基準時計に達しています。 乗り込み量と負荷本数の両方が充実しています。
11月1日のWでは6F87.6秒、 終い11.5秒でした。 中間を通じた調整量は評価できます。
ミステリーウェイ
調教記録は6本で、 基準時計に達したのは1本です。 10月29日のWでは6F85.6秒、 終い11.4秒でした。
終いの反応は良好ですが、 中間の調教本数と強い負荷の回数は 他馬より少ない状況です。
ミラージュナイト
9本中3本が基準時計に達しています。 10月29日のWでは6F86.1秒、 終い11.3秒を記録しました。
終い1Fの絶対時計は目立ちます。 ただし、全体時計は速い部類ではなく、 長めから強い負荷をかけた馬とは 評価を分ける必要があります。
メイショウゲキリン
9本中3本が基準時計に達しています。 11月1日のWでは6F85.4秒、 終い12.2秒でした。
一定の負荷はかけていますが、 終いの絶対時計では上位馬に及びません。
レッドバンデ
9本中3本が基準時計に達しています。 11月1日の坂路は56.8秒、 終い12.7秒でした。
10月29日の美浦Wでは 6F80.2秒、4F50.7秒、 終い11.5秒という既出の時計があります。
1週前の強い負荷は評価できますが、 中間全体の調教本数と 負荷の継続性では上位馬と差があります。
04|中間追い切りから厳選した5頭
全体時計、終いの反応、 中間の乗り込み量、 負荷の継続性を総合して評価しました。
ジーティーダーリン
6F78.1秒、終い11.4秒という 長めからの速い時計が最大の評価材料です。 全体時計と終いの絶対値を重視し、 中間調教の最上位に選びました。
キングズパレス
16本の乗り込みを重ね、 6F81.6秒、終い11.6秒を記録しました。 調整量と1週前の負荷を両立している点を 高く評価します。
ドゥラドーレス
14本中5本が基準時計に達し、 坂路でも54.4秒、終い12.0秒を記録しました。 中間を通じた負荷の積み重ねと 終いの反応を評価します。
マイネルエンペラー
15本の調教記録があり、 W6F82.5秒、終い11.5秒を記録しました。 乗り込み量と長めからの時計の バランスが優秀です。
ボーンディスウェイ
17本中6本が基準時計に達しています。 1週前の絶対時計では上位馬に及びませんが、 中間を通じた負荷の継続性を評価しました。
ホーエリート、レッドバンデ、 ホールネス、ファイアンクランツです。
いずれも1週前の時計や負荷に 評価材料がありますが、 今回は中間全体の調整量も重視しました。
05|状態面の注意材料
中間追い切りでは、 速い時計を出した馬だけでなく、 負荷のかけ方に偏りがある馬にも 注意が必要です。
終いの絶対時計と失速は別問題です
ウエストナウの終い14.1秒や グランヴィノスの14.0秒は、 同日の絶対時計としては速くありません。
ただし、直前の200mとの比較がないため、 その数字だけで失速したとは断定できません。
調教本数が多くても仕上がりは一様ではありません
ショウナンラプンタは22本と 乗り込み量が豊富ですが、 基準時計に達したのは3本です。
一方、ジーティーダーリンは12本中2本ながら、 1週前に非常に速い時計を記録しています。
このように調整過程が異なるため、 本数と時計を組み合わせて判断することが重要です。
関係者コメントで注目する点
ファイアンクランツは折り合いと 精神面の調整がポイントになります。
ホーエリートは併せ馬での遅れがありましたが、 陣営は1週前の負荷を前向きに評価しています。
レッドバンデについては 前走からの上積みに関するコメントがあり、 中間の強い追い切りと合わせて注目できます。
06|中間追い切り総合結論
調教厳選5頭
1位 ジーティーダーリン
2位 キングズパレス
3位 ドゥラドーレス
4位 マイネルエンペラー
5位 ボーンディスウェイ
ジーティーダーリンは長めからの速い時計、 キングズパレスは乗り込み量と1週前の負荷、 ドゥラドーレスは継続した強い調整を評価しました。
マイネルエンペラーは全体時計と調整量の バランスに優れ、 ボーンディスウェイは負荷の継続性が目立ちます。
中間追い切りは、単純な終い1Fの速さだけでなく、 調整過程全体から判断することが重要です。
登録馬情報
調教集計は11月1日までの記録です。


