鎌倉記念2026予想|調教・展開から厳選4頭を徹底考察

KAWASAKI KEIBA · FUTURE YUUSYUN 2026

鎌倉記念2026予想

調教・前走内容・展開から厳選4頭を徹底考察

第25回 鎌倉記念|川崎ダート1600m|2歳重賞

開催日10月14日(水)
競馬場川崎競馬場
距離・回りダート1600m・左
発走予定20:10

2026年の鎌倉記念は、2歳馬同士の比較でありながら、単純に前走の着順だけでは評価を決めにくい一戦です。中心となるのは、若武者賞で5馬身差の圧勝を演じた⑨ルースアグレッシブ、同レースで敗れた経験をマイル戦で生かしたい⑩ウノキボンバイエ、デビューから連勝中の⑤プレミアムチーム、そしてブリンカーの効果がポイントとなる⑪ブエラグランデです。

今回の予想では、この4頭に絞って考察します。調教については、陣営が公表したコメントや確認できた調整内容を取り上げます。公開情報から具体的な追い切り時計を確認できない場合、推測した時計を掲載することはしません。

この記事の結論を先に整理
  • ⑨ルースアグレッシブ:若武者賞の圧勝を評価。ただし、気性面と先行争いが焦点。
  • ⑩ウノキボンバイエ:前走の敗因を「能力不足」と決めつけず、競馬の形が変わった際の対応力を評価。
  • ⑤プレミアムチーム:連勝の内容は強いが、多頭数・初輸送・小回りへの対応を見極めたい。
  • ⑪ブエラグランデ:ブリンカーの継続と追い切りの動きを材料に、3着候補として浮上する条件を考える。

1.川崎ダート1600mの攻略ポイント

鎌倉記念の舞台となる川崎ダート1600mは、4コーナー奥のポケットからスタートします。最初のコーナーまで約500mあるため、スタート直後の位置取りは重要ですが、スタート地点から最初のコーナーまでが短いコースとは性質が異なります。

前半にポジションを取りたい馬が複数いても、必ずしも極端なハイペースになるとは限りません。先行争いの後に隊列が落ち着く展開も考えられます。一方、川崎はコーナーがタイトなため、直線だけの末脚に頼る馬は、3~4コーナーで置かれずに進出できるかが重要になります。

今回の4頭に当てはめると

馬展開上の強み確認したいリスク
⑨ルースアグレッシブ自分から先手を取り、主導権を握れる⑤などとの先行争いで力を使いすぎないか
⑩ウノキボンバイエ先行馬を見ながら運ぶ形を選べる前走同様に勝負どころで反応が鈍らないか
⑤プレミアムチーム前からでも、控える形でも運べる可能性初輸送・多頭数でリズムを崩さないか
⑪ブエラグランデ前が競り合う展開なら差し込みの余地コーナーで位置を失わず、集中して走れるか

重要なのは「逃げ馬が多いから差し有利」と単純に決めないことです。⑨が無理なく先手を奪い、後続が早めに競りかけなければ前残りの可能性があります。反対に、⑤が主張する、あるいは他馬も前へ出て⑨が序盤から脚を使うなら、⑩や⑪が直線で差を詰める展開が見えてきます。

2.展開予想|⑨の主導権と⑤の出方がカギ

想定A:⑨が無理なくハナを奪う

最も警戒したいのは、⑨ルースアグレッシブが若武者賞と同様にスタートから前へ出て、道中で息を入れる形です。前走は大外の11番枠から積極的に先手を奪い、直線でも後続を寄せ付けずに5馬身差で勝利しました。今回も自分のリズムで走れるなら、同馬の能力を素直に評価すべきでしょう。

この形では、⑩ウノキボンバイエが⑨を追いかけすぎず、射程圏内で脚を温存できるかがポイントです。⑤プレミアムチームも無理に競り合わずに運べれば、直線で持ち味を発揮する余地があります。

想定B:⑤も前へ出て、⑨が楽をできない

⑤プレミアムチームは過去2戦を先行して連勝しています。ただし、陣営は「必ず逃げたい」と決めつけているわけではなく、控える競馬にも対応できる可能性があります。⑤がスタートから強く主張するか、⑨を見ながら運ぶかによって、レースの形は変わります。

⑤と⑨が前半から競り合えば、先行馬にとって消耗の大きい展開になります。その場合、⑩が2頭を見ながら追走し、直線で先行勢に迫るシナリオが有力になります。⑪も前が止まる展開なら3着候補として注意が必要です。

想定C:前半は落ち着き、3コーナーからの持続力勝負

隊列が早めに決まり、向正面でペースが落ち着いた場合は、後方一気よりも「勝負どころで動ける馬」が有利になりやすいでしょう。川崎のタイトなコーナーでは、直線に入ってから追い出すだけでは届かない場合があります。

この展開では、⑨が早めに動いて後続を封じるのか、⑩が外から並びかけるのか、⑤が好位から反応するのかが焦点です。⑪を評価する場合も、単に末脚があるかではなく、3コーナー付近で前との差を詰められるかを見極めたいところです。

展開の見極め方

レース直前は、⑨が落ち着いて先行できそうか、⑤が前へ行きたがっているか、⑩が周囲を気にせずリズムよく走れそうかを確認します。先行馬同士の折り合いがつきそうなら⑨を高く評価し、前半から競り合いそうなら⑩の評価を引き上げる考え方です。

3.調教情報まとめ|4頭の仕上がりを確認

ここでは、公開された陣営コメントと確認できた調整内容を、レースでの評価に結びつけて整理します。地方競馬では、中央競馬のように全馬の追い切り時計や併せ馬の詳細が同じ形式で公開されるとは限りません。そのため、時計を確認できない馬については、数字を推測して掲載せず、コメントから判断できる範囲と当日確認すべき点を分けて扱います。

馬確認できた調教・陣営情報評価のポイント
⑨ルースアグレッシブ 笹川騎手は前走について、フワフワした走りでも高いパフォーマンスを見せたと評価。気性面は引き続き課題として挙げている。 追い切り時計だけでなく、当日の集中力と落ち着きが重要。
⑩ウノキボンバイエ 前走後は、先手にこだわるよりも終いを生かす競馬を意識した調整方針。10月7日に強めの追い切り、10月12日は2ハロン程度の軽い調整を行ったという情報。 調整意図がレースでの反応につながるか。具体的な最終追い切り時計は確認できていない。
⑤プレミアムチーム 森泰斗調教師は、調教で砂をかぶっても問題がなかったこと、帰厩後は順調にきていることをコメント。 砂をかぶる状況への対応はプラス材料。初輸送と小回りで力を出せるかが焦点。
⑪ブエラグランデ 高月賢調教師は追い切りの動きが良かったとコメント。前走で効果があったブリンカーは今回も着用予定。 集中力を保てるか、ブリンカーの効果が今回も続くかを確認したい。

調教評価で重視する3つのポイント

① 時計の速さだけで判断しない。 2歳馬は成長途上であり、強い負荷をかけたかどうかだけでなく、追い切り後の疲れ、動きの滑らかさ、気持ちの入り方も大切です。公開時計を確認できない馬については、無理に順位をつけず、陣営のコメントと当日の様子を合わせて評価します。

② 前走の課題が改善されているかを見る。 ⑨は集中力、⑩は前走と異なる競馬への対応、⑤は輸送と小回り、⑪は集中力とブリンカーの効果がポイントです。単に「調子が良い」という言葉だけでなく、各馬が抱える課題に対して今回の調整がどうつながるかを考えます。

③ 最終判断は当日の気配と合わせる。 調教が良くても、パドックで過度にイレ込んでいたり、返し馬で力みが強かったりすれば、能力を出し切れない可能性があります。反対に、多少馬体重が増えていても、成長分と判断できる張りや筋肉の充実があれば、数字だけを理由に評価を下げる必要はありません。

調教時計についての注意

本稿では、4頭の最終追い切り時計を一律に比較できる一次資料を確認できていません。未確認のラップ、全体時計、併せ馬の先着・遅れなどは記載していません。確認できた陣営コメントと調整情報を基礎にし、最終的な評価は当日の馬体・気配で補完します。

4.⑨ルースアグレッシブ|圧勝の再現か、気性面の壁か

本命候補⑨ルースアグレッシブ

評価ポイント:若武者賞の内容、先行力、最後まで後続を寄せ付けなかった勝ち方。

課題:気性面の不安と、今回の先行争い。

前走の5馬身差は、着順以上に評価できる

若武者賞では、大外11番枠から積極的に先手を奪い、直線でも脚色が衰えず、⑩ウノキボンバイエに5馬身差をつけました。相手が重賞級の有力馬であったことを考えれば、単に展開に恵まれた逃げ切りとして片づけるべきではありません。自らレースを動かし、後続に追走の負荷をかけながら押し切った点は大きな強みです。

一方で、同馬は以前のレースで集中し切れない面を見せていました。笹川翼騎手も、前走ではフワフワした走りを見せながら高いパフォーマンスを発揮したと評価する一方、気性面を課題に挙げています。能力の高さと、能力を毎回安定して発揮できるかどうかは分けて考える必要があります。

今回の調教・陣営コメントをどう読むか

今回のコメントで重要なのは、前走のパフォーマンスが高く評価されている一方、2度目の遠征で気性面がどう出るかが課題として残されていることです。追い切りの時計だけで状態を断定するより、レース当日に落ち着いて周囲に集中できているかを重視したいタイプです。

パドックで首を激しく振る、周囲を気にして歩様が乱れる、発汗が目立つなど、気持ちが競馬よりも外に向いているようなら、能力を認めつつも1着固定の信頼度は下げたいところです。反対に、適度な気合を保ちながら落ち着いて周回できていれば、若武者賞の再現を期待できる状態と判断できます。

⑨が勝ち切る展開

  • スタートから無理なく先手を取れる。
  • ⑤などの先行候補が競りかけず、道中で息を入れられる。
  • 3コーナーから後続が動いても、余力を残して直線へ向ける。

評価を下げたい展開

⑤が強く主張するなどして前半からペースが上がり、⑨が折り合いを欠くケースです。前走のように自分の形に持ち込めなかった場合、能力だけで押し切れると決めつけるのは危険です。特に2歳戦では、初めて経験する展開に対する対応力が着順を左右します。

結論:4頭の中でも勝ち切る能力を強く評価できる1頭です。ただし、当日の落ち着きと⑤の出方を確認したうえで、馬単・3連単の1着候補としてどこまで信頼するかを決めたいところです。

5.⑩ウノキボンバイエ|前走の敗戦をどう巻き返すか

逆転候補⑩ウノキボンバイエ

評価ポイント:ルーキーズサマーカップを制した実績、競馬の形を変えた経験。

課題:⑨との能力差を詰められるか、勝負どころの反応。

若武者賞の2着をどう解釈するか

⑩は若武者賞で⑨の2着に敗れ、5馬身差をつけられました。結果だけを見れば⑨との差は明確です。ただし、この一戦だけで⑩の能力が足りないと判断するのは早計です。前走は⑨が先手を取った一方、⑩は思い描いた位置取りに持ち込めず、勝ち馬を追う立場になりました。

先行力を生かして自分のリズムで運ぶことと、前に行く馬を見ながら脚をためることは、似ているようで異なる競馬です。前走の⑩にとって重要なのは、単純な着差だけでなく、思いどおりに運べなかったときに、どこまで自分の脚を使えたかという点です。

今回の調整方針に注目

⑩については、先手を主張することにこだわらず、終いを生かす競馬を意識した調整方針が伝えられています。また、10月7日に強めの追い切りを行い、10月12日は2ハロン程度の軽い調整を行ったという情報があります。肩周りの筋肉や馬体の丸みが増したという調整面の情報も、仕上がりを考える材料です。

ただし、強めの追い切りを行った事実だけで、状態が上向いたと断定することはできません。重要なのは、負荷をかけた後に疲れを残していないか、当日に歩様や馬体の張りが保たれているか、そして前走で課題となった競馬の形を変えられるかです。

⑩が⑨を逆転する条件

  • ⑨が前半から楽に逃げられず、勝負どころで余力を失う。
  • ⑩が前を追いかけすぎず、3コーナーまで脚をためられる。
  • 直線で追い出した際に、前走よりもスムーズに加速できる。

この3条件がそろえば、若武者賞の着差がそのまま再現されるとは限りません。特に、⑨が⑤との先行争いで消耗した場合、⑩にとっては逆転の余地が広がります。

逆に、⑨が楽に逃げてしまい、⑩が早い段階から差を詰めに行く形になると、前走と似た構図になりかねません。⑩の評価は、調教の良し悪しだけでなく、当日の先行争いを見越して決めたいところです。

結論:⑨を負かす可能性を考えるなら、⑩の評価を落としすぎないことが重要です。前走の着差は軽視できませんが、競馬の形が変わったときの対応力と当日の気配次第で、馬単の逆転候補として扱えます。

6.⑤プレミアムチーム|連勝の勢いは重賞でも通用するか

連勝馬⑤プレミアムチーム

評価ポイント:デビューから2連勝、前走までの勝ちっぷり、砂をかぶる調教を経験。

課題:初輸送・小回り・相手強化への対応。

2連勝の内容は魅力。ただし、相手関係を考慮する

⑤はデビューから2戦2勝。いずれも先行する形から後続に大きな差をつけており、スピード能力と直線での反応は高く評価できます。勝ち方に余裕が見られた点も、重賞挑戦に向けたプラス材料です。

ただし、これまでのレースは少頭数で行われていました。鎌倉記念では相手が強化され、前に行きたい馬も増えます。これまでのようにスムーズに先行できるとは限らず、他馬に進路をふさがれたり、砂をかぶったりする状況も想定しておきたいところです。

陣営コメントから見る調教面の強み

森泰斗調教師は、小回りと輸送が初めてである点を課題として挙げながらも、調教で砂をかぶっても大丈夫だったこと、帰厩後は順調にきていることをコメントしています。

この情報は、単に「調子が良い」というコメントよりも、今回の競馬に直結する意味があります。砂をかぶる経験は、実戦で前に馬を置いたときに対応できるかを考える材料になるからです。もちろん、調教で対応できたことが、そのまま多頭数の実戦でも問題ないことを保証するわけではありません。それでも、控える形を取る際の不安を和らげる材料にはなります。

一方、初輸送は別の問題です。輸送による馬体重の変化や、到着後のテンションは、調教での動きだけでは完全に判断できません。馬体重が減っている場合も、数字だけで即座にマイナス評価とせず、腹回りの細さや発汗、歩様などを合わせて見たいところです。

⑤は逃げなければ力を出せないのか

ここは重要なポイントです。過去2戦で先行して勝っているため、今回も先手を取る形を想像しやすい馬ですが、必ずしもハナにこだわる必要があるとは限りません。砂をかぶる調教を経験している点も踏まえれば、⑨を無理に追いかけず、その後ろや好位でリズムを取る選択肢を考えられます。

⑤が好位で折り合い、直線で反応できるなら、前走までの先行力だけでなく、競馬の幅も評価できます。反対に、スタート後に力んで前へ行きたがったり、他馬を気にしてリズムを崩したりする場合は、重賞の多頭数で課題が表面化する可能性があります。

⑤を上位評価する条件

  • 輸送後も馬体の張りが保たれ、腹回りが細く見えない。
  • パドックで過度にイレ込まず、歩様に硬さがない。
  • 返し馬で力まず、スムーズに加速できている。
  • ⑨との先行争いに巻き込まれず、自分のリズムを保てそう。

結論:連勝の実績と調教での砂への対応は評価したい材料です。ただし、これまでの勝ちっぷりをそのまま重賞に当てはめるのではなく、輸送後の状態と多頭数での立ち回りを確認してから、1着候補か2・3着候補かを判断します。

7.⑪ブエラグランデ|3着に食い込むための条件

穴候補⑪ブエラグランデ

評価ポイント:追い切りの動きに対する陣営の評価、ブリンカーの継続。

課題:上位3頭と比べた実績面、レース中の集中力。

ブリンカーは単なる装備変更ではない

⑪について高月賢調教師は、ソラを使う面があることを説明し、前走ではブリンカーの効果があったとコメントしています。今回もブリンカーを着用する予定で、追い切りの動きについても良かったと評価しています。

ソラを使う馬は、走る気持ちが途切れたり、前に馬がいる場面で集中力を欠いたりすることがあります。ブリンカーによって周囲への意識が変われば、最後まで走りに集中できる可能性があります。ただし、装着しただけで必ず改善するわけではなく、今回も効果が続くかどうかが重要です。

追い切りの評価をどう生かすか

陣営が追い切りの動きを良かったと評価していることは、状態面を考えるうえでプラスです。ただし、具体的な時計や併せ馬の詳細が確認できていないため、4頭の中で調教の動きが最も優れていると断定することはできません。

そこで当日は、パドックで集中して歩けているか、首や体の使い方に不自然さがないか、返し馬で前向きさを保てているかを確認したいところです。ブリンカーを着用している馬だからこそ、気合が十分に乗っている状態と、過度に気負っている状態を区別する必要があります。

⑪が3着に入る展開

⑪を評価するうえで期待したいのは、⑨と⑤が前半から脚を使い、⑩も早めに進出することで、直線で先行勢の余力が小さくなる展開です。⑪が道中で無理なく脚をため、3コーナーから置かれずに進出できれば、上位馬の一角が崩れた際に3着へ食い込む余地があります。

反対に、前半が落ち着いて⑨が楽に逃げ切る展開では、⑪が後方から差を詰めても届かない可能性があります。また、集中力を欠いて道中で位置取りが悪くなると、直線で脚を使う以前に勝負から離れてしまいます。

結論:現時点では⑨⑩⑤よりも条件付きの評価ですが、ブリンカーの効果が続き、当日の気配が良ければ3着候補として検討する価値があります。3連単を組み立てる際に、展開次第で3着へ加えるタイプです。

8.馬体重・パドック・返し馬の確認ポイント

今回の4頭は、それぞれ確認すべき点が異なります。馬体重の増減だけで評価を決めるのではなく、調教の狙いと前走の課題に照らし合わせて判断することが重要です。

馬馬体重・パドックで見る点返し馬で見る点評価の調整
⑨ 発汗やイレ込みが強すぎないか。周囲に気を取られていないか。 力まずに走り出せるか。騎手の指示に反応できるか。 落ち着きがあれば1着候補を維持。気負いが強ければ1着固定の信頼度を下げる。
⑩ 肩周りやトモの張り、腹回り、歩様に疲れがないか。 リズムよく加速できるか。行きたがりすぎないか。 馬体の充実とスムーズな走りが見られれば、⑨への逆転候補として評価。
⑤ 輸送後も馬体の張りがあるか。細化や過度な発汗がないか。 力まずに折り合い、自然にスピードへ乗れるか。 輸送の影響が小さければ上位評価。消耗や入れ込みが目立てば評価を下げる。
⑪ 集中して周回できているか。ブリンカー着用下で気負いすぎていないか。 前向きさと落ち着きのバランスが取れているか。 集中力が感じられれば3着候補。気持ちが散漫なら評価を下げる。

馬体重の増減は「数字」より「中身」

2歳馬は成長が続く時期であり、馬体重が増えたこと自体をマイナス材料にする必要はありません。筋肉の張りが増し、歩様が力強く、腹回りも適度に保たれているなら、成長分を含んだ増加の可能性があります。

一方で、輸送のある⑤は馬体重が減っていた場合に、単なる絞れた状態なのか、輸送で消耗したのかを見分けたいところです。⑩も強めの追い切り後に疲れが出ていないか、歩様やトモの送りを確認します。⑨と⑪は体重の増減以上に、集中力と気持ちのコントロールを重視します。

当日の判断ルール
  • 馬体重が増えていても、張りと歩様が良ければ数字だけで割り引かない。
  • 馬体重が減っていて、発汗・細化・歩様の硬さが重なる場合は評価を下げる。
  • ⑨が落ち着いていれば逃げ切りの可能性を重視する。
  • ⑨が気負い、⑤も前へ行きたがるなら、⑩の逆転シナリオを厚く考える。
  • ⑪はブリンカーの効果と集中力が確認できた場合に限り、3着候補として評価を引き上げる。

9.馬単・3連単の組み立て方

ここでは買い目を固定せず、当日の気配と展開を見て組み立てるための考え方を整理します。馬単は1着と2着の順番が重要であり、3連単は3着候補をどう評価するかがポイントになります。

馬単:⑨の逃げ切りか、⑩の逆転か

⑨が落ち着いて先行できそうな場合は、若武者賞の再現性を重視し、⑨を1着候補として評価します。相手には、前走の着差を詰める余地がある⑩と、連勝の勢いを持つ⑤を中心に考えます。

⑨が気負っている、または⑤が先行争いに加わりそうな場合は、⑨の1着固定を避け、⑩の逆転可能性を引き上げます。⑤が好位で落ち着いて運べそうなら、⑤が⑨を追い詰める展開も候補になります。

⑤の輸送後の気配が良い場合は、過去2戦の先行力だけでなく、控える形に対応できるかを確認します。折り合いがつきそうなら、⑤を1着候補に含める余地があります。反対に、パドックで入れ込みが目立つ場合は、連勝実績だけで評価を上げすぎないようにします。

3連単:⑪を3着に加えるかどうか

3連単では、1・2着の候補を選ぶだけでなく、3着に⑪を含める条件を明確にしておきたいところです。⑪はブリンカーの効果が続き、集中して走れそうな気配があれば3着候補に加えます。前が止まる展開を想定できるかどうかも重要です。

当日のシナリオ評価の軸3連単を考える際の方針
⑨が落ち着いて逃げる ⑨の勝ち切りを重視 ⑨を1着候補の中心にし、⑩・⑤の2着争いを比較。⑪は気配が良い場合に3着候補へ。
⑨と⑤が前半から競る ⑩の逆転を重視 ⑩の1着候補としての評価を上げ、⑨・⑤の残り目と⑪の差し込みを検討。
⑤が好位で折り合う ⑤の自在性に注目 ⑤が前を射程に入れて運べるかを重視し、⑨・⑩との着順を組み立てる。
⑪の集中力が高く、前が止まりそう 3着候補の広がり ⑪を3着候補として追加する。1着候補へ格上げするには、当日の気配だけでなく展開面の後押しも必要。

最終判断の優先順位

  1. 先行争い:⑨が楽に行けるのか、⑤が主張するのかを確認します。
  2. ⑨の集中力:落ち着きがあるか、気負いが強くないかを見ます。
  3. ⑩の状態:馬体の張り、歩様、返し馬の反応から、前走からの上積みを判断します。
  4. ⑤の輸送影響:馬体重の数字だけでなく、細化や発汗がないかを確認します。
  5. ⑪の3着条件:ブリンカーの効果が感じられ、前が止まる展開を想定できるかを確認します。

この順番で確認すれば、単に人気順に並べるのではなく、レースがどのように動きそうかに応じて馬単・3連単を組み立てられます。直前のオッズは評価の参考にはなりますが、オッズだけで馬の状態や能力を判断しないことも大切です。

10.最終結論|4頭の評価と当日の判断基準

鎌倉記念2026・厳選4頭

⑨ルースアグレッシブ:若武者賞の5馬身差を評価。落ち着いて主導権を握れるなら勝ち切り候補。ただし、気性面と先行争いが最大の確認点です。

⑩ウノキボンバイエ:⑨を逆転する候補。前走で思いどおりに運べなかった経験と、終いを生かす調整方針が今回につながるかに注目します。

⑤プレミアムチーム:連勝の内容は高評価。砂をかぶる調教を経験している点はプラスですが、初輸送・小回り・相手強化への対応を当日に確認します。

⑪ブエラグランデ:追い切りの動きに対する陣営の評価とブリンカー継続が材料。集中力が保たれ、前が止まる展開なら3着候補として浮上します。

今回の鎌倉記念で最も重要なのは、⑨の能力を評価しながらも、若武者賞と同じ展開になると決めつけないことです。⑨が楽に逃げれば前走の再現が見えてきますが、⑤が先行争いに加われば、⑩の逆転や⑪の差し込みが現実味を帯びます。

⑤は連勝の勢いだけでなく、初輸送をこなせる状態か。⑩は前走の敗戦を受けた調整が実戦での反応につながるか。⑪はブリンカーの効果が続き、最後まで集中して走れるか。それぞれの確認点を分けておくことで、直前の判断がしやすくなります。

馬体重、パドック、返し馬を確認したうえで、⑨の逃げ切りを軸にするのか、⑩の逆転を狙うのか、⑤の連勝を信頼するのかを決める。そして⑪は、展開と気配の両方がそろったときに3着候補として評価する。この判断基準を持ってレースを迎えたいところです。

※本記事は公開された出走情報・陣営コメント・確認できた調整情報をもとにした予想考察です。未確認の追い切り時計や当日の馬体重・気配を推測で補っていません。最終的な馬券判断では主催者発表の情報をご確認ください。

参考情報:出走表、競走条件、当日の馬体重・馬場状態などは、主催者発表の情報で最終確認してください。

地方競馬情報サイト|2026年10月14日 川崎11R・鎌倉記念 出馬表

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