看護師国家試験に一発合格した私が実践した勉強法|12月から本格的に始めても間に合った理由

看護師国家試験に一発合格した私が実践した勉強法|12月から本格的に始めても間に合った理由

看護師国家試験に一発合格した私が実践した勉強法|12月から本格的に始めても間に合った理由

看護師国家試験を控え、「何から勉強すればいいの?」「今からでも間に合う?」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

私は第106回看護師国家試験に一発合格しました。この記事では、実際に私が取り組んだ勉強法や、「やっておいて良かった」と感じたことを実体験をもとに紹介します。

限られた時間でも効率よく学習を進める方法や、実習終了後から本格的に国家試験対策を始めた経験、試験前日・当日に意識していたことまで詳しくまとめました。

これから国家試験を迎える方の少しでも参考になれば幸いです。

看護師国家試験は「完璧」を目指すより「合格する勉強」が大切

国家試験の勉強を始めると、「すべて覚えなければならない」「苦手分野をなくさなければ合格できない」と考えてしまいがちです。しかし、看護師国家試験は満点を取るための試験ではありません。

もちろん、幅広い知識を身に付けることは大切です。しかし、合格を目指すのであれば、頻出問題を確実に解ける力を身に付けることの方が重要だと私は感じました。

私自身も勉強を始めた頃は、参考書を最初から最後まで読もうとしていました。しかし、ページ数の多さに圧倒され、思うように勉強が進まず、「本当に間に合うのだろうか」と焦る毎日でした。

そこで勉強方法を見直し、「問題を解きながら分からない部分を調べる」というスタイルへ切り替えました。この方法に変えてからは、知識が点ではなく線としてつながるようになり、効率よく学習を進められるようになりました。

重要ポイント
  • 満点ではなく「合格点」を目指す意識を持つ。
  • 頻出問題を確実に解ける力を身に付ける。
  • 問題演習を中心に、分からない内容を調べながら学習する。

問題を解くたびに、「なぜこの答えになるのか」「他の選択肢はなぜ違うのか」を考えることで、知識は少しずつ定着していきます。参考書を読むだけでは理解しにくかった内容も、問題を通して学ぶことで印象に残りやすくなりました。

また、国家試験では難問や奇問も一部出題されます。しかし、そのような問題をすべて解ける必要はありません。多くの受験生が正解できる基本問題を確実に積み重ねることが、合格への近道だと感じています。

勉強時間の長さだけを意識するのではなく、「どのように勉強するか」を考えることが非常に重要です。限られた時間でも効率よく学習を進めることで、自信を持って本番を迎えられるようになります。

実際に私も、勉強方法を切り替えてから徐々に模試の点数が安定し、苦手だった分野にも少しずつ自信が持てるようになりました。国家試験対策では、「たくさん勉強すること」よりも、「理解しながら繰り返し学習すること」が合格につながると実感しています。

実習終了後の限られた期間で実践した勉強法

私が本格的に国家試験対策を始めたのは、すべての実習が終了した12月でした。実習期間中は患者さんの情報収集や事前学習、記録に追われ、国家試験だけに集中できる状況ではありませんでした。

そのため、実習終了後は「限られた時間をいかに有効活用するか」を最優先に考え、勉強方法を工夫しながら取り組みました。

学校の先生からは、「国家試験は一発で合格するつもりで勉強しよう」と何度も言われていました。その言葉を意識し、「来年がある」ではなく、「今年必ず合格する」という気持ちで毎日の勉強に取り組んでいました。

また、新しい教材に次々と手を出すことはせず、使用する教材を絞り、何度も繰り返して学習することを意識しました。その結果、知識が定着しやすくなり、自信にもつながったと感じています。

重要ポイント
  • 実習終了後は時間を有効活用することを最優先にする。
  • 教材は増やさず、決めた教材を繰り返し使う。
  • 「今年必ず合格する」という気持ちで勉強を続ける。

ここからは、私が実際に取り組み、一発合格につながったと感じている8つの勉強法を紹介します。

実践した勉強法①:レビューブックは「辞書」として使う

レビューブックは、最初から最後まで読み込む参考書ではなく、「分からないことを調べる辞書」として活用していました。

国家試験対策を始めた頃は、「最初から全部読まなければ」と考えていましたが、ページ数が多く、思うように進みませんでした。そのため、勉強方法を見直し、QB(クエスチョン・バンク)で間違えた問題や理解が曖昧だった内容だけを調べるようにしました。

例えば、疾患の病態や検査、治療、看護について理解が不十分だった場合は、その都度レビューブックを開き、関連する内容を確認していました。問題演習と組み合わせることで、必要な知識を効率よく整理できるようになります。

また、何度も開くページには自然と付箋が増えていきます。付箋が多いページは、自分の苦手分野が一目で分かるため、「次はここを復習しよう」という目安にもなりました。

レビューブックを何度も活用していると、同じページを繰り返し確認するようになります。繰り返し目にすることで知識が定着しやすくなり、国家試験本番でも「あのページに載っていた内容だ」と思い出せる場面が多くありました。

重要ポイント
  • レビューブックは最初から読む必要はありません。
  • 問題演習で分からなかった内容だけを調べる使い方がおすすめです。
  • 付箋を活用すると苦手分野を把握しやすくなります。
  • 「辞書」として繰り返し使うことで知識が定着します。

すべてを暗記しようとするのではなく、「必要なときに調べながら理解する」という使い方を意識したことが、一発合格につながった大きな理由の一つだったと感じています。

実践した勉強法②:QB(クエスチョン・バンク)を繰り返し解く

国家試験対策で最も活用した教材が、QB(クエスチョン・バンク)です。

私は、新しい問題集を次々に購入することはせず、QBを何度も繰り返し解くことを意識しました。同じ問題を何度も解くことで、国家試験で頻出となる疾患や問題の傾向が自然と身に付きます。

問題を解く際に大切にしていたのは、「正解したかどうか」だけではありません。「なぜその答えになるのか」「ほかの選択肢はなぜ誤りなのか」まで理解することを意識していました。

間違えた問題は必ず解説を読み、理解できなかった内容はレビューブックで確認します。そして、数日後にもう一度同じ問題を解き直し、本当に理解できているかを確認していました。

繰り返し問題を解いていると、「この疾患は毎年のように出題されている」「この考え方は何度も問われている」といった出題傾向にも気付けるようになります。

その結果、本番でも初めて見る問題に対して落ち着いて考えられるようになり、応用問題にも対応しやすくなりました。

重要ポイント
  • 問題集は増やさず、QBを繰り返し解く。
  • 正解・不正解だけではなく、解答の理由まで理解する。
  • 間違えた問題は必ず復習し、再度解き直す。
  • 頻出疾患や出題パターンを意識して学習する。

知識は一度勉強しただけでは定着しません。同じ問題を何度も繰り返し解くことで、「知っている知識」から「本番で使える知識」へと変わっていきます。私自身、一発合格できた大きな理由は、QBを最後まで信じて繰り返し活用したことだったと感じています。

実践した勉強法③:通学時間は「さわ研究所」のアプリを活用する

私は専門学校まで電車で通学していたため、通学時間は国家試験対策の時間と決め、毎日さわ研究所のアプリで問題演習を行っていました。

まとまった勉強時間を確保できない日でも、通学時間を活用すれば毎日問題に触れられます。1日10〜20分程度でも継続することで、知識の定着につながると実感しました。

通学中は問題を解くことに集中し、間違えた問題や理解が曖昧だった内容は帰宅後にレビューブックで復習していました。その場で答えを確認して終わりにするのではなく、「なぜ間違えたのか」「正しい知識は何か」を理解することを意識していました。

また、アプリは手軽に利用できるため、「今日は疲れて勉強する気になれない」という日でも取り組みやすい点が大きなメリットでした。スキマ時間を積み重ねることで、毎日勉強する習慣を維持できたと感じています。

重要ポイント
  • 通学時間は問題演習に活用する。
  • 間違えた問題は帰宅後に必ず復習する。
  • スキマ時間を毎日の勉強習慣につなげる。
  • 短時間でも継続することを意識する。

実践した勉強法④:実習中の「振り返り」が国家試験対策につながった

国家試験対策というと、問題集や参考書を使った勉強をイメージする方が多いかもしれません。しかし、私が「やっていて本当に良かった」と感じたのは、実習中に毎日行っていた患者さんの振り返りです。

実習では、「なぜこの薬が処方されているのか」「なぜこの検査が必要なのか」「なぜこの看護を行うのか」と、一つひとつ理由を考えながら学ぶようにしていました。

受け持つ患者さんは、心不全、肺炎、糖尿病、脳梗塞など、国家試験でも頻出となる代表的な疾患であることが多くあります。そのため、実習を通して病態や治療、看護について理解を深められたことは、国家試験対策にも大きく役立ちました。

実際に国家試験の勉強を始めると、「この疾患は実習で受け持った患者さんだ」と思い出せることが多く、病態や治療をイメージしながら問題を解けるようになりました。

教科書だけで知識を覚えるよりも、実際の患者さんと結び付けて学んだ内容の方が記憶に残りやすく、知識も定着しやすいと感じています。

重要ポイント
  • 「なぜ」を意識しながら実習に取り組む。
  • 病態・治療・検査・看護を関連付けて理解する。
  • 実習で学んだ内容は国家試験でも役立つ。
  • 患者さんをイメージできる知識は忘れにくい。

実習は忙しく大変ですが、日々の学びを大切に積み重ねることが、そのまま国家試験対策につながると私は感じています。

実践した勉強法⑤:模試は「点数」ではなく「復習」を大切にする

私は東京アカデミーとテコムの模試を受験していました。

模試を受けると、どうしても点数や順位が気になってしまいます。しかし、私が最も大切だと感じたのは、結果ではなく「復習」でした。

間違えた問題だけでなく、正解した問題についても、「なぜこの選択肢が正解なのか」「ほかの選択肢はなぜ誤りなのか」まで確認するようにしていました。

また、模試を繰り返し受けていると、国家試験で頻出となる疾患や出題パターンが少しずつ見えてきます。その傾向を把握できたことで、本番でも落ち着いて問題に取り組めるようになりました。

重要ポイント
  • 模試は点数より復習が重要。
  • 正解した問題も必ず解説を確認する。
  • 出題傾向や頻出疾患を把握する。
  • 本番形式に慣れることを意識する。

私が実践していた模試の復習方法

私は模試を解くとき、答えを選ぶだけではなく、自分の理解度が分かるように印を付けていました。

  • 〇:すぐに答えが分かった問題
  • △:迷いながら解いた問題
  • ×:まったく分からなかった問題

復習では正誤だけを見るのではなく、この印も参考にしていました。

例えば、〇を付けたにもかかわらず間違えていた問題は、「理解しているつもりだった知識」が曖昧だったことを意味します。そのため、病態や検査、治療、看護についてもう一度確認し、確実に理解できるまで復習していました。

一方で、△を付けた問題が正解していた場合も安心はしません。迷って解けたということは、知識がまだ十分に定着していない状態だからです。そのため、正解していても必ず解説を読み、関連する内容まで確認していました。

反対に、〇を付けて正解していた問題は、自信を持って解けた問題として復習の優先順位を下げることができます。この方法を続けることで、自分が本当に苦手としている分野が明確になり、限られた時間でも効率よく復習を進められました。

重要ポイント
  • 〇・△・×で理解度を可視化する。
  • 正解した問題も必ず解説を読む。
  • 苦手分野を優先して復習する。
  • 効率よく学習するために復習の優先順位を付ける。

実践した勉強法⑥:必修問題は「満点を目指す気持ち」で勉強する

看護師国家試験では、一般問題や状況設定問題で高得点を取っていても、必修問題の基準を満たさなければ合格できません。

必修問題は50問出題され、80%以上の正答率が求められます。そのため、学校の先生からは「必修問題は満点を目指すつもりで勉強しよう」と何度も言われていました。

私も「絶対に落とせない問題」という意識を持ち、毎日必修問題に取り組んでいました。分からなかった問題はその日のうちに復習し、「確実に解ける問題」を一つずつ増やしていくことを意識していました。

本番で満点を取る必要はありませんが、満点を目指す気持ちで勉強していたことが、本番でも落ち着いて解答できた理由の一つだったと感じています。

重要ポイント
  • 必修問題は毎日取り組む。
  • 基準点を下回らないことを最優先に考える。
  • 「満点を目指す気持ち」で学習する。

実践した勉強法⑦:問題文は最後まで丁寧に読む

私が国家試験対策の中で最も伝えたいことの一つが、「問題文を最後まで丁寧に読むこと」です。

問題演習や模試を繰り返していると、「この問題はこの答えだ」と思い込みで解いてしまうことがあります。しかし、それが思わぬ失点につながることも少なくありません。

例えば、「誤っているものを選びなさい」という設問なのに正しい選択肢を選んでしまったり、「2つ選びなさい」と書かれているにもかかわらず、1つしか選ばなかったりすることがあります。このようなケアレスミスは非常にもったいない失点です。

私は問題を解く前に、「何を問われているのか」「いくつ選ぶ問題なのか」を必ず確認するようにしていました。この習慣を付けたことで、模試でもケアレスミスが大きく減りました。

重要ポイント
  • 問題文は最後まで読む。
  • 「正しい」「誤っている」を必ず確認する。
  • 選択数(1つ・2つなど)を見落とさない。
  • ケアレスミスを防ぐことも得点アップにつながる。

実践した勉強法⑧:睡眠時間を削らない

国家試験が近づくと、「もっと勉強しなければ」と焦ることもあると思います。しかし、私は睡眠時間を削ってまで勉強することはしませんでした。

寝不足の状態では集中力や判断力が低下し、せっかく勉強した内容も十分に発揮できません。また、長時間の国家試験では体力や集中力を維持することも重要です。

そのため、生活リズムを整え、十分な睡眠を確保することも国家試験対策の一つだと考えていました。試験直前だからこそ無理をせず、体調管理を優先することが、本番で実力を発揮するためには欠かせません。

重要ポイント
  • 睡眠時間を削らない。
  • 生活リズムを整える。
  • 体調管理も国家試験対策の一つ。
  • 本番で実力を発揮できるコンディションを整える。

試験前日・当日に意識したこと

試験前日は、新しい問題集や参考書には手を付けませんでした。新しい知識を詰め込もうとすると、かえって不安が大きくなってしまうと感じていたからです。

これまで何度も間違えた問題や苦手分野を軽く確認する程度にとどめ、早めに勉強を切り上げて十分な睡眠を取ることを優先しました。

国家試験当日は、時間に余裕を持って試験会場へ向かいました。慌てて会場へ向かうと気持ちにも余裕がなくなるため、早めの行動を心掛けていました。

試験会場では、「周りの受験生はみんな自分より勉強できそう」と感じることがあるかもしれません。しかし、それまで積み重ねてきた努力は誰にも変えられません。

私は、「ここまで勉強してきたから大丈夫」と自分に言い聞かせ、一問一問落ち着いて解くことだけに集中していました。

また、午前の試験が終わっても答え合わせはしませんでした。「あの問題は合っていたかな」と気になる気持ちはありましたが、もし間違いに気付いてしまうと午後の試験に影響すると考えたからです。

午前中に解いた問題は、どれだけ考えても結果を変えることはできません。それよりも気持ちを切り替え、午後の試験へ集中することが大切だと思います。

重要ポイント
  • 前日は新しい教材に手を出さない。
  • 十分な睡眠を優先する。
  • 試験会場には余裕を持って到着する。
  • 周囲と比較せず、自分を信じる。
  • 午前試験終了後は答え合わせをしない。

一発合格を目指すために大切なこと

私自身、学生時代から特別勉強が得意だったわけでも、成績が常に良かったわけでもありません。

それでも、第106回看護師国家試験に一発合格し、本番では必修問題は全問正解、一般問題・状況設定問題も合格基準を大きく上回る点数で合格できました。

今振り返ると、合格につながった理由は特別な勉強法ではありませんでした。

「決めた教材を最後まで信じて繰り返すこと」と、「毎日少しずつでも継続すること」が、一番大きな要因だったと感じています。

私はQBを中心に問題演習を行い、分からない内容はレビューブックで確認しました。また、通学時間にはさわ研究所のアプリを活用し、模試では点数ではなく復習を重視していました。

さらに、実習で学んだ病態や治療、看護を国家試験の知識と結び付けながら理解を深めたことで、知識がより定着し、自信を持って本番へ臨めたと思います。

国家試験対策では、新しい教材を増やすことよりも、今使っている教材を何度も繰り返し活用することが重要です。そして、苦手分野を一つずつ克服しながら、焦らず継続することが合格への近道になります。

合格するために意識したこと
  • 教材は増やさず繰り返し使う。
  • 問題演習を中心に学習する。
  • 分からない部分は必ず復習する。
  • スキマ時間も有効活用する。
  • 睡眠と体調管理を大切にする。
  • 最後まで自分を信じて勉強を続ける。

国家試験は決して簡単な試験ではありません。しかし、正しい方法で毎日コツコツと学習を積み重ねれば、十分に一発合格を目指せます。

この記事で紹介した勉強法の中から、自分に合った方法を取り入れ、無理のないペースで継続してみてください。日々の積み重ねは、必ず本番での自信につながります。

皆さんが看護師国家試験に合格し、看護師として新たな一歩を踏み出せることを心から応援しています。

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