精神保健福祉士国家試験に合格するための勉強法と+α|私が実践したオリジナル勉強法

精神保健福祉士国家試験に合格するための勉強法と+α|私が実践したオリジナル勉強法
精神保健福祉士国家試験に合格するためには、ただ参考書を読むだけではなく、自分に合った勉強法を見つけ、継続して取り組むことが大切です。
この記事では、総合病院の精神科病棟で働く精神保健福祉士3年目の私が、大学4年生のときに実践し、国家試験に一発合格した勉強法をご紹介します。
一問一答、過去問、参考書、付箋、ノートなど、特別な教材を使わずに取り組める方法を中心に、苦手科目の克服法やスキマ時間の活用、モチベーション維持の工夫、さらに試験前日・当日の過ごし方まで詳しく解説します。
目次
はじめに
はじめまして。総合病院の精神科病棟で働く、精神保健福祉士3年目です。
この記事では、私が精神保健福祉士国家試験に一発合格するために実践した勉強法をご紹介します。
まず、私自身の受験時の背景についてお話ししておきましょう。
私は大学4年生の2月に国家試験を受験しました。社会福祉士国家試験とのダブル受験でしたが、現在の職場から精神保健福祉士の枠で内定をいただいていたため、「内定取り消しだけは避けなければ」と考え、特に精神保健福祉士の勉強に力を入れていたことを覚えています。
紆余曲折しながら勉強を続けた結果、合格につながったと感じた方法を、この記事で共有します。
私は大学生として受験しましたが、社会人の方にも取り入れていただきやすい内容だと思います。少しでも参考になりましたら幸いです。
重要ポイント
国家試験の勉強では、最初から完璧を目指す必要はありません。自分に合った教材と勉強法を決め、毎日少しずつでも継続することが重要です。
精神保健福祉士国家試験の基本情報
まず、精神保健福祉士とは、精神保健福祉法に基づく名称独占の資格です。
精神保健福祉士になるためのルートはさまざまありますが、どのようなルートを通った場合でも、精神保健福祉士国家試験を受験して合格し、資格登録をする必要があります。
そのため、精神保健福祉士を目指すのであれば、受験資格を満たすための学習や実習だけでなく、国家試験を見据えた計画的な勉強も重要になります。
どんな試験なのか
精神保健福祉士国家試験は、毎年2月上旬に行われます。
試験形式は五肢択一(一部、五肢択二)のマークシート方式です。
私が受験した当時は、共通科目が84問、専門科目が48問、合計132問の試験でした。
先ほども触れたとおり、私は社会福祉士国家試験も受験したため、1日目に共通科目と社会福祉士専門科目を、2日目に精神保健福祉士専門科目を受験しました。
これは余談ですが、当時の精神保健福祉士国家試験の試験地は7か所しかなかったため、地方在住だった私は東京の試験会場で受験しました。
重要ポイント
精神保健福祉士国家試験は、幅広い分野の知識が問われます。参考書を読むだけで終わらせず、一問一答や過去問を活用して、知識を実際に思い出す練習をしておくことが大切です。
精神保健福祉士国家試験の合格率
精神保健福祉士国家試験の合格率は、私が受験した頃には65~70%程度で推移していました。
社会福祉士国家試験の合格率と比較すると若干高めですが、決して簡単な試験というわけではありません。
そもそも、養成課程を修了するなどして受験資格を満たした人が受験する試験です。そのため、基礎知識がまったくない状態から、十分な試験対策を行わずに合格できるものではないと考えています。
私自身も、受験を終えて振り返ると、日々の積み重ねが合格につながったと感じています。
合格率だけを見て「意外と高いから大丈夫」と考えるのではなく、最後まで気を抜かずに対策することが重要です。
注意したいポイント
合格率が比較的高く見えても、十分な試験対策が必要です。合格率だけを基準に難易度を判断せず、自分の現在の理解度を確認しながら勉強を進めましょう。
私が合格するために最初に取り組んだこと
私が最初に取り組んだことは、勉強を続けるためのモチベーション作りでした。
いきなり大量の問題を解き始めるのではなく、自分に合った参考書を選び、無理のない計画を立てるところから始めました。
この準備が、その後の勉強をスムーズに進めるための土台になったと感じています。
国家試験の勉強は短期間で終わるものではありません。最初から気合いを入れすぎてしまうと、途中で疲れてしまうこともあります。
だからこそ、まずは「これなら最後まで続けられそう」と思える勉強環境を作ることを意識しました。
参考書を選ぼう
私が通っていた大学では、オンデマンド講座と付属のテキストがセットになった教材が配られていました。
しかし、当時の私は「自分に合った参考書を見つけたい」と思い、書店に足繁く通いました。
何冊もの参考書を開き、勉強している自分の姿を想像することを繰り返した末、ようやく一冊を購入しました。
なぜそこまで悩んだかというと、選んだ一冊が国家試験当日までともにする「相棒」になると考えていたからです。
何冊もの参考書を広く浅く勉強するより、一冊を繰り返し勉強したほうがよいと教えられていたこともあり、「一生添い遂げてやる」といった心意気で選びました。
結果として、その初動は功を奏し、無事に国家試験合格へと導いてくれました。
皆さんもぜひ、参考書にマーカーでラインを引いたり、付箋を貼ったりしている自分の姿を想像してみてください。
もちろん、学校で配られたテキストと向き合うことも選択肢の一つです。どのような参考書が合うかは人それぞれですので、実際に手に取って、自分が使いやすいと感じるものを選んでほしいと思います。
ちなみに、参考書と合わせて一問一答集も一冊購入しました。こちらも試験合格に大きく貢献してくれました。この一問一答集の活用法については、後ほど詳しくご紹介します。
参考書を入手したら、まずは科目ごとにインデックスを貼りましょう。
私は「形から入る派」だったため、この作業をするだけでも一気にモチベーションが上がりました。
「この参考書を最後まで使い切って、合格する」という気持ちを持ちながら、少しずつ準備を進めていきましょう。
重要ポイント
参考書は「何冊持っているか」よりも、「一冊をどれだけ使い込めるか」が重要です。自分が繰り返し開きたくなる参考書を選び、付箋や書き込みなどで自分専用の教材に育てていきましょう。
勉強を始めた時期と準備するもの
私が参考書などを購入したのは大学4年生の6月、精神保健福祉援助実習を終えた頃でした。
前述した参考書と一問一答集、そして100円ショップで購入したフィルム付箋を準備できれば十分です。
その頃は、とりあえず形だけ整えて、一問一答集をペラペラとめくる程度でした。
気合いを入れて購入した参考書はほとんど開いていませんでしたし、一問一答集も2問に1問くらいの割合で意味が分かりませんでした。
それでも、周囲の空気感も相まって、当時はまったく焦っていませんでした。
本格的に勉強を始めたのは、初めて受ける模試の日程が公表された日からです。
就職活動を終えて内定をもらったのもこの頃だったため、勉強へのやる気は十分でした。
模試は10月中旬。私が本格的に勉強を始めたのは8月下旬頃でした。
ここから、実際に私が一発合格するために実践した勉強法をご紹介します。
重要ポイント
勉強を始める時期は人によって異なります。早く始めることだけを目的にするのではなく、試験日から逆算して、自分が無理なく継続できるペースを作ることが大切です。
私が一発合格するために実践した勉強法
参考書などの勉強道具を準備したら、いよいよ本格的な試験勉強のスタートです。
私が実際に取り組んだ勉強法は、特別なものではありません。
一問一答を繰り返し、過去問を解き、間違えた部分を参考書で確認する。そして、苦手な部分はノートや付箋を使って整理するという、非常にシンプルな方法です。
ただし、単純に教材を何度も読むのではなく、「間違えたところを残す」「分からないところを見えるようにする」という工夫を取り入れました。
ここからは、それぞれの方法について詳しくご紹介します。
一問一答の使い方
まずは一問一答集をざっと一周し、間違えた問題や、答えが分からなかった問題に付箋を貼りました。
大量の付箋を消費しますので、余分に買っておくことをおすすめします。
そこからは、とにかく繰り返します。付属の赤シートを活用しながら、何度も繰り返しました。
私の場合は、3回以上続けて正解したら付箋をはがし、1回でも間違えたら再び付箋を貼るというルールにしていました。
これはあくまで私自身のマイルールです。正解回数や付箋を外す基準などは、ご自身が納得できる形で設定して取り組んでみてください。
重要なのは、「分かったつもり」で終わらせないことです。
一度正解できたからといって、その問題をすぐに終わりにするのではなく、時間を置いてもう一度確認します。何度も正解できるようになって初めて、知識として定着したと判断するようにしました。
10月の模試対策は一問一答集のみでしたが、学内順位1位、全国で見ても上位に入る成績でした。
お察しの方もいらっしゃると思いますが、この順位にはからくりがあります。
そうです。周囲がまだ本格的に勉強を始めていなかったのです。
私が学内順位1位になったのは、後にも先にもこの1回だけでした。
成績上位者が何人合格するといった仕組みではありませんので、順位そのものにそこまでこだわる必要はありません。
それでも、「勉強した分だけ成績として表れてくれた」という事実は、私にとって大きなモチベーションになりました。
この勉強法は、試験当日まで繰り返しました。
最後まですべての付箋がはがされることはありませんでしたが、最初はもさもさしていた「付箋の森」がだいぶすっきりしてしまい、少し寂しさを覚えた記憶もあります。
重要ポイント
一問一答では、正解できた問題よりも「間違えた問題」「分からなかった問題」を明確にすることが重要です。付箋を使って苦手な問題を可視化し、繰り返し解くことで、知識の定着を目指しましょう。
過去問の活用法
さて、次は過去問です。
過去問集は最新版のみ購入し、それ以前の過去問集は大学の図書館から借りていました。
これは私なりのこだわりですが、前年分と前々年分の過去問は大切に温めていました。
理由は、直近の試験傾向を把握するためです。
前年とまったく同じ問題が出題される可能性は低いですが、直近の問題には、その時点での出題傾向が反映されています。
そのため、最終確認の段階で前年分、前々年分の順番で取り組みました。
「皆さん、あれだけこだわり抜いた参考書はどこに消えたんだ」と思われるかもしれません。
ここで、ようやく参考書が登場します。
3年以上前の過去問はどんどん解き、間違えて、復習するという流れを繰り返しました。
そして、この復習の段階で参考書を活用します。
用意するものは、参考書とお好きなペン、そして付箋です。
一問一答集のときは細いフィルム付箋を使いましたが、過去問の復習では、大きめの文字が書ける付箋を用意してください。
まずは過去問の解答・解説を読み、参考書と照らし合わせます。
参考書に記載されていない内容があれば、その内容を付箋に書き、参考書に貼っておきます。
こうすることで、参考書をさらに分厚くしながら、自分が過去問を解いて得た知識を蓄積していくことができます。
重要ポイント
過去問は「点数を確認するため」だけに使うのではなく、間違えた問題から知識を広げるために活用しましょう。解説を読んで終わりにせず、参考書と照らし合わせることで、関連知識まで効率よく整理できます。
| 教材 | 主な使い方 | 目的 |
|---|---|---|
| 一問一答集 | 間違えた問題に付箋を貼り、繰り返し解く | 基礎知識の定着 |
| 過去問 | 問題を解き、解答・解説まで確認する | 出題傾向の把握と実践力の強化 |
| 参考書 | 過去問の解説と照らし合わせ、関連知識を確認する | 知識の整理・補強 |
| 付箋 | 苦手分野や参考書にない知識を書き込む | 自分専用の弱点・知識リストを作る |
苦手科目の克服法
何度一問一答集に取り組んでも、何度解答・解説を読んでも、なかなか頭に入らないことはあります。また、細かくマイナーな知識を問われることも少なくありません。
私自身は、特にカタカナの用語が苦手でした。同じような字面や音なのに、意味はまったく違うということもよくあります。
そのような場合は、とにかく書きます。
ここで焦ってしまうのはもったいありません。「急がば回れ」という言葉もありますので、効率が悪いことは百も承知で、私はアナログな勉強法に切り替えていました。
私の場合は、「単語帳」と「頭のなか整理ノート」を作成しました。
単語帳で苦手な用語を整理する
単語帳については、今回は詳しく紹介することを割愛します。
何度か使いましたが、作っただけで満足してしまった感が否めなかったからです。
ただし、一度自分で調べて書いているため、用語そのものは頭の片隅に残ります。
次にその言葉に出会ったとき、「初めましての単語」ではなく、「どこかで見たことがあるような気がする単語」に昇格していることがあります。
この「見たことがある」という感覚も、国家試験のように多くの知識を覚える必要がある試験では、意外と大切だと感じました。
頭のなか整理ノートを作る
もう一つ作成したのが、「頭のなか整理ノート」です。
これは、樹形図のような形式で知識を整理することを目的としたノートです。ちなみに、このネーミングはこの記事を執筆しながら考えた即席のものです。
例えば、「要保護児童対策地域協議会」を中心に書き、そこから「根拠法は何か」「運営の中核はどこか」と枝分かれさせます。
根拠法については「児童福祉法」、運営の中核については「地方公共団体」といった具合です。
さらに、そこから「児童福祉法は何歳までを対象とした法律なのか」「法に基づく施設にはどのようなものがあるのか」と、関連する知識をどんどん枝分かれさせていきます。
例えば、施設について調べていく中で「乳児院」という言葉が出てきたら、今度は「乳児院は何歳まで入所できるのだろう」と新しい疑問が生まれます。
そこで答えが分からなければ、参考書を開きます。
このように、自分の疑問や「分からない」という不安を一つずつ拾い上げ、参考書を活用しながら答えを探していくことで、関連する知識を広げていきます。
重要ポイント
苦手な用語を単独で暗記するだけでなく、「この言葉は何と関係しているのか」と考えて、樹形図のように知識をつなげていくと理解しやすくなります。
なんとなくイメージしていただけたでしょうか。
すべての知識を一度に完璧に覚える必要はありません。分からないことをそのままにせず、一つずつ調べていくことが、結果として知識の土台を広げることにつながります。
勉強を続けるための工夫
国家試験当日までは長い道のりがあります。
どれだけ効率の良い勉強法を知っていても、継続できなければ合格にはつながりません。
勉強法を知っていても、「今日はやる気が出ない」「なかなか机に向かえない」という日は誰にでもあります。
そこで、ここからは私が勉強を続けるために意識していたことや、モチベーションを維持するために取り入れていた工夫をご紹介します。
学習環境とスケジュール管理
大学4年生の冬、Instagramでは看護学生の友人がスターバックスで勉強しているストーリーを投稿しているのをよく見かけました。
あいにく私は車を持っておらず、近所におしゃれなカフェもない土地に住んでいたため、「頑張っているなあ」「おしゃれな受験生になりたかったなあ」と思いながら、夜な夜な自室の机で勉強していました。
ただ、毎日同じ景色を見ていると飽きてしまいます。
そこで、茶の間やリビングなど、自宅内にテーブルが置いてある部屋を転々としながら勉強することもありました。
年明けからは、大学や地域の図書館を利用する機会が増えました。
特に初めて解く過去問については、本番を想定して、集中できる静かな環境で取り組むように心がけていました。
勉強場所を変えるだけでも、気分が切り替わることがあります。
「自宅では集中できない」と感じたときには、無理に同じ場所で頑張り続けるのではなく、環境を変えてみるのも一つの方法です。
自分に合った場所を見つけ、上手に環境を変えながら、新鮮な気持ちで勉強に取り組んでみてください。
1週間単位でスケジュールを立てる
スケジュール管理には手帳を使っていました。
もちろん、手帳でなければいけないわけではありません。カレンダーやToDoリストなど、自分が管理しやすいもので問題ありません。
科目を重点的に勉強する日もあれば、過去問に取り組む日もあります。
私は予定を1週間ごとに組み、実際の勉強の進捗を確認しながら、できるだけ全科目に偏りなく取り組むことを心がけていました。
重要ポイント
長期間の学習では、「毎日完璧に勉強する」よりも「1週間単位で全体のバランスを整える」ほうが続けやすい場合があります。予定どおりに進まない日があっても、翌日以降に調整すれば問題ありません。
スキマ時間の活用
スキマ時間を活用した勉強法では、一問一答集と付箋、しおり以外はほとんど使いませんでした。
そのため、荷物は最低限です。
私は電車や車での移動時間などを活用することが多く、ほかにもアルバイトの休憩時間や電車を待っている時間などに勉強していました。
一問一答集は手軽に取り掛かれるため、短い時間でもサッと勉強できます。
10分、15分程度の時間でも数問解くことができるので、「今日はまとまった時間が取れないから勉強できない」と考える必要がありません。
もっと言ってしまえば、参考書や一問一答集を手になじませることそのものが、スキマ時間を活用する目的の一つだったとも考えています。
習慣化することは大きな強みになります。
大学受験以来、初めて本気で取り組む試験勉強だったため、勉強用の書籍を開くこと自体が億劫にならないように、どこへ行くにも肌身離さず持ち歩いていた覚えがあります。
重要ポイント
スキマ時間は「まとまった勉強をする時間」ではなく、「勉強を習慣から切らさない時間」と考えると活用しやすくなります。一問一答のように短時間で取り組める教材を用意しておくと便利です。
モチベーション維持の秘訣
これは私自身だからこそうまくいった秘訣かもしれませんが、大切なことは、周囲と比べすぎず、下を見ないことです。
「絶対に周囲と比べない」「下は見ないぞ」と強く意識していたわけではありません。
「絶対に受かる」「合格するしかない」「何も心配はいらない」といった、少し強めのポジティブ思考をたまたま持ち合わせていただけです。
今振り返ると、前向きな気持ちを保つためには、「これだけ勉強しているから大丈夫」と思えるくらい努力することも大切だったのかもしれません。
ただし、気持ちだけで乗り切ろうとする必要はありません。
模試を「実績作り」に活用する
上記は根性論ですが、実績作りも大切です。
模試の成績を確認し、自分が今どのレベルにいるのかを適宜確認してみるのもよいのではないかと思います。
点数や順位を下げないようにキープすることには、多大な努力が必要で、ストレスがかかる場合もあります。
そのため、成績に一喜一憂して自分を追い詰める必要はありません。
一方で、良い成績が返ってくると、「次も頑張ろう」という気持ちにつながります。
模試を自分の現在地を確認するためのツールとして利用し、できたことを一つずつ積み重ねていきましょう。
リフレッシュタイムも勉強計画に入れる
さまざまな方法をご紹介しましたが、私のイチ押しは、リフレッシュタイムを1日の勉強計画に組み込むことです。
頑張っている自分自身を認め、ご褒美を用意しましょう。
甘いものを食べるのもよいですし、お昼寝をするのもよいでしょう。
大切なのは、休むことを「勉強をサボってしまった」と考えないことです。
長期間にわたって勉強を続けるためには、適度な休息も必要です。
自分のご機嫌を上手に取りながら、無理のないペースで勉強を進めてみてください。
重要ポイント
モチベーションは、常に高い状態を維持する必要はありません。「今日はここまでできた」と自分の努力を認め、休む時間も含めて計画することで、長期間の試験勉強を続けやすくなります。
精神保健福祉士国家試験合格のための+α
精神保健福祉士国家試験に合格するためには、勉強だけでなく、こころとからだのコンディションを整えることも大切です。
受験を終えて振り返った、私自身の試験前日や試験当日の過ごし方、そして本番に向けた心構えについてお伝えします。
国家試験前日の過ごし方
私が試験前日に何をしていたかというと、東京散策をしていました。
どうしてそうなってしまったのかというと、同じホテルに宿泊していた大学の同期から、「今焦っても仕方ないから、気分転換しようよ」と誘われたためです。
誘いに乗ったことを後悔しつつも、気が付けば東京タワーをバックに写真を撮り、路地に入ったところにある本格的な中華料理店でチャーハンを食べていました。
そこまでは、まだ許容範囲でした。
私が教訓を得たのは、この食後のことです。
ホテルに戻ったら勉強をしようと思っていたのですが、本格的な食材が身体に合わなかったのか体調を崩し、瀕死の状態でそのままベッドに入りました。
翌日には全快していたため、人間の身体はすごいなあと、自分の身体の頑丈さに感謝しました。
ただ、ここで皆さんにお伝えしたいことがあります。
試験前日の注意ポイント
大事な試験の前日に、普段食べ慣れていないものを無理に食べる必要はありません。試験前日は、勉強だけでなく体調管理を優先し、できるだけ普段どおりの生活を心がけることをおすすめします。
つまり、私の経験から言いたいことは、「大事な試験前日に慣れないものを食べるべきではない」ということです。
試験前日は、最後の追い込みをすることも大切ですが、それ以上に翌日の本番で自分の力を出し切れる状態を作ることを優先しましょう。
試験当日の心構え
試験当日は、ぜひ使い慣れた参考書や一問一答集などを持参することをおすすめします。
私の場合は、一問一答集を選び、試験前に机の上に出していました。
なぜ一問一答集を選んだのかというと、参考書は情報量が多すぎるからです。
一問一答集に負けず劣らず何度も開いてきた参考書でしたが、もちろん、すべての内容が完璧に頭に入っていたわけではありません。
そのため、試験直前に馴染みのない情報が視界に入ってしまい、「これも覚えていない」「あれも分からない」と焦ってしまうことを避けるため、何十周も繰り返してきた信頼できる一問一答集を使って心を落ち着けました。
ここで大切なのは、新しい知識を大量に頭へ入れることではありません。
すでにインプットしている知識を確認することです。
重要ポイント
試験当日の直前に新しい教材へ手を広げるより、これまで何度も使ってきた教材を確認するほうが、安心感につながります。直前期は「新しい知識を増やす」より「これまで覚えた知識を確認する」ことを意識しましょう。
また、落ち着いて本番に挑めるよう、模試の段階から同じルーティンを繰り返しておくこともおすすめです。
「試験前には一問一答を確認する」「決まった時間にトイレへ行く」「問題用紙を受け取ったら深呼吸する」など、自分なりのルーティンを作っておくと、本番でも落ち着いて行動しやすくなります。
国家試験当日に突然特別なことをするのではなく、普段の模試や勉強の段階から本番をイメージしておくことが大切です。
おわりに
私が精神保健福祉士国家試験を受験するにあたって準備し、活用していたものは、参考書、一問一答、過去問、ペン、各種付箋、ノートです。
どれも特別なものではありません。
大切なのは、特別な教材をそろえることではなく、自分に合った教材を繰り返し使い、コツコツ勉強することです。
合格のために覚えておきたいこと
完璧に覚えていなくても、どこかで見聞きした情報や知識は、試験中に必ず役に立つ場面があります。まずは「見たことがある」「聞いたことがある」という知識を少しずつ増やしていきましょう。
例えば、「この単語は見たことがある。でも、なんとなく意味が違っていた気がする」と思い出せるだけでも、選択肢を絞り込む手がかりになります。
正しい答えを一発で導き出せなくても、消去法で選択肢を絞り込んでいけば、もちろん問題ありません。
国家試験の勉強では、すべての知識を完璧に覚えることだけがゴールではありません。
一つでも多くの知識を身につけ、問題を見たときに「これは違う」「これは聞いたことがある」と判断できる材料を増やしていくことも重要です。
そして、勉強については、途中で気を抜く瞬間があってもよいと思います。
国家試験までの道のりは長く、毎日100%の力で走り続けることは簡単ではありません。
疲れたときには休み、やる気が出ないときには少しだけ勉強し、また気持ちが戻ってきたら頑張る。
そんなふうに上手にモチベーションを保ちながら、自分のペースで取り組んでいきましょう。
まずは1日10分だけ、勉強を始めてみませんか。
最後に
精神保健福祉士国家試験の合格に向けて大切なのは、最初から完璧を目指すことではありません。一問一答、過去問、参考書を上手に組み合わせ、間違えた問題を一つずつ克服していきましょう。そして、休息やリフレッシュも大切にしながら、最後まで自分のペースで勉強を続けてください。


