英検3級に一発合格する勉強法|1日30分×6週間の実践法

英検3級に一発合格する勉強法|1日30分×6週間の実践法
英検3級の勉強を始めると、「単語も覚えたい」「リスニングも必要」「英作文も面接もある」と、やることの多さに戸惑いやすくなります。私自身、大学で英語を学ぶ中で、課題を一度に増やしすぎると、勉強する前に「今日は何からやろう」と迷う時間が長くなることがありました。
そこで私が意識するようになったのが、勉強時間を長くするよりも、最初から学習の役割を分けておくことです。英検3級では、1日30分を「覚える10分・聞く10分・解く10分」に分けます。さらに、間違いは長い復習ノートにまとめず、3行だけ残して翌日に振り返ります。毎日同じ入口を作ることで、その日の調子に左右されにくい勉強法にします。
この記事では、この「1日30分ルール」を軸に、英検3級の一発合格を目指す6週間の勉強法を紹介します。単語、長文、リスニング、Eメール、英作文、二次試験の面接まで、今日から実践できる形に落とし込みました。
1.英検3級の試験形式を最初に確認する
英検3級は、中学卒業程度の英語力が目安とされる級です。一次試験では、リーディング・ライティングとリスニングが行われ、合格すると二次試験の面接へ進みます。ライティングでは、Eメールへの返信と英作文の対策も必要です。二次試験では、パッセージの音読や内容に関する質問、イラストについての質問、自分自身に関する質問などに英語で答えます。
試験形式を最初に確認しておく理由は、勉強の偏りを防ぐためです。単語帳や文法問題集は始めやすいため、気付くと「読む勉強」ばかりになりがちです。しかし、英検3級では読む力だけでなく、聞く・書く・話す力も求められます。
一次試験に合格してから面接対策をゼロから始めるより、6週間の学習期間中に短時間でも音読や受け答えに触れておく方が、二次試験直前の負担を軽くできます。勉強を始める前に公式の過去問や試験案内を一度確認して、「どのような問題が出るのか」を把握しておきましょう。
- 一次試験では、リーディング・ライティング・リスニングが出題される
- ライティングでは、Eメールと英作文の対策が必要
- 二次試験では、英語による面接が行われる
教材を選ぶときは、現在の出題形式に対応しているかも確認しましょう。英検3級は2024年度から問題形式が一部リニューアルされています。そのため、中古教材や以前購入した問題集を使う場合は、現在の形式と合っているかを確認してから使うことが大切です。
勉強を始める前に公式過去問を一度見るだけでも、「どの分野を、どのように練習すればよいのか」が具体的になります。
2.英検3級の勉強法は「30分を3分割」が軸
私が英語の課題や試験勉強をするときに感じるのは、「今日は英語を1時間勉強する」とだけ決めるより、「最初の10分はこれをする」と決めた方が始めやすいということです。
時間だけを決めても、教材を開いてから何をするか迷えば、その時点で集中力を使ってしまいます。そこで英検3級では、「今日は何をしよう」と考える時間を減らすために、1日の学習パターンを固定します。
| 時間 | 学習内容 | 狙い |
|---|---|---|
| 10分 |
覚える 英単語・熟語・基本文法 |
問題を読むために必要な知識を増やす |
| 10分 |
聞く リスニング・音読 |
文字だけでなく、英語の音にも慣れる |
| 10分 |
解く 過去問・Eメール・英作文・面接練習 |
「知っている英語」を「使える英語」に変える |
30分を一度に確保する必要はありません。朝に単語を10分、移動中にリスニングを10分、夜に過去問を10分というように分けても構いません。
私の場合、スマートフォンはすぐに開けるため、短い確認や音声学習に向いています。一方、英文を書いたり、問題をじっくり見直したりするときは、パソコンや紙の方が集中しやすく感じます。
このように、勉強道具を無理に一つへ統一する必要はありません。「覚える」「聞く」「解く」という作業に合わせて使い分ける方が、短い時間でも勉強を始めやすくなります。
30分取れない日は「最低5分」でつなぐ
毎日必ず30分勉強できるとは限りません。学校や仕事、予定が重なる日もあります。そこで、最初から「30分できない日のルール」も決めておきます。
- 5分:前日に間違えた問題や単語だけを見る
- 10分:「覚える10分」だけ行う
- 20分:「覚える10分+解く10分」まで進める
- 30分:通常メニューへ戻す
ここで避けたいのは、「昨日30分できなかったから、今日は60分やらなければ」と考えることです。取り返すことを前提にすると、1日休んだだけで次の学習が重くなります。
予定どおりにできなかった日はそこで区切り、翌日は通常のメニューから再開します。6週間の計画では、1日ごとの完璧さよりも、途中で学習を止めないことを優先します。
復習は「3行ミス記録」で終わらせる
以前は、間違えた内容を丁寧にまとめればまとめるほど、「勉強した」という実感を得やすいと感じることがありました。しかし、ノート作りに時間を使いすぎると、肝心の問題を解き直す時間が減ってしまいます。
そのため、英検3級対策では復習内容を3行に絞ります。
② なぜ間違えたか
③ 次はどうするか
→ 文を急いで読んでしまった
→ 時間を表す語を先に確認する
→ 英文を書きながら理由を考えていた
→ 書き始める前に理由を2つメモする
翌日の「解く10分」の最初に、この3行を見返します。重要なのは、きれいな復習ノートを残すことではありません。同じ失敗を次の問題で繰り返さないことです。
「なぜ間違えたのか」を自分の言葉で残しておくと、単なる正誤記録ではなく、次に何を変えればよいのかまで明確になります。
3.一発合格を目指す6週間スケジュール
ここからは、1日30分を基本にした6週間の具体的な進め方を紹介します。学校や仕事で忙しい週がある場合は、予定が数日から1週間程度ずれても問題ありません。
ただし、「その週に何をできるようにするのか」は決めておきます。勉強した時間だけを記録するのではなく、できるようになったことを少しずつ増やしていく考え方です。
1週目|公式過去問を見て、弱点を3つに絞る
初日は、英検協会が公開している公式過去問を1回分確認します。本番と同じ時間で最後まで解けなくても構いません。ここでの目的は合格判定ではなく、「今の自分がどこで止まりやすいか」を知ることです。
問題を解いた後は、「単語」「文法」「長文」「リスニング」「ライティング」などに分け、特に苦しかったものを3つまで書き出します。
- 公式過去問を1回分確認する
- 苦手分野を3つまでに絞る
- 間違えた理由を簡単に記録する
- 6週間で優先して直す順番を決める
弱点をたくさん見つけると不安になりやすいですが、一度に10個直そうとすると、結局どれも中途半端になりがちです。最初の1週間では、「直す場所を減らすこと」も勉強の一部だと考えます。
文法についても、文法用語を説明できるかどうかだけで判断する必要はありません。「短い英文の意味が取れるか」「似た形を使って一文作れるか」という視点で確認すると、実際の問題で使える力につながりやすくなります。
② リスニングで最初の一文を聞き逃す
③ 英作文で理由を2つ思い付けない
このように具体的に書いておくと、「英語が苦手」という大きな悩みを、そのまま抱え続けずに済みます。6週間で改善しやすい行動へ分解することが大切です。
2週目|単語は「見る→声に出す→1文にする」
2週目は、英検3級の問題を読むために必要な語彙を増やします。ただし、日本語の意味を眺めるだけで終わらせません。
単語を見たら、まず意味を答えます。次に声に出し、最後にその単語を使った短い英文を一つ作ります。
- 英単語を見て、日本語の意味を答える
- 英単語を声に出して読む
- その単語を使って短い英文を一つ作る
発音:important
例文:English is important for me.
難しい英文を作る必要はありません。大切なのは、単語を見たときに意味が分かるだけでなく、「自分でも使える状態」に少しずつ近づけることです。
すべての単語を同じ回数だけ書く方法は、勉強した量が分かりやすい一方で、すでに覚えている単語にも同じ時間を使うことになります。
そこで、翌日に意味が出てこなかった単語だけに印を付け、その単語へ復習時間を多めに使います。
一度で完全に覚えようとすると、単語学習は重くなります。同じ単語に短時間で何度も触れる方が、6週間の学習には取り入れやすくなります。
3週目|長文とリスニングで「全部分かる」を目指さない
3週目は、長文とリスニングの練習量を増やします。ここで意識したいのは、「すべてを完璧に理解してから答える」という考え方を少し手放すことです。
長文問題で時間を使いすぎる人は、一文ずつ完璧に日本語へ訳そうとしていることがあります。しかし、問題を解くためには、本文のすべてをきれいに和訳する必要はありません。
まず設問を見て、Who、When、Where、Why など、「何の情報を探せばよいのか」を確認してから本文を読みます。
When:いつの出来事か
Where:どこで起きたか
Why:なぜそうしたのか
Eメール形式の文章なら、送信者、日時、予定、質問、依頼などに印を付けるだけでも情報を整理しやすくなります。
リスニングも、何度も音声を流して「何となく分かった」で終わらせないようにします。一つの音源を使って、聞けなかった原因まで確認します。
- 1回目は本番と同じように問題を解く
- 2回目は聞き取れなかった部分を確認する
- 3回目は英文を見ながら音声に合わせて読む
リスニングで聞けない原因を4つに分ける
- 単語そのものを知らなかった
- 文字なら分かるが、音になると分からなかった
- 文が長く、途中の内容を覚えていられなかった
- 選択肢に集中しすぎて、音声を聞き逃した
「リスニングが苦手」と一言でまとめてしまうと、対策も曖昧になります。
単語不足なら語彙学習へ戻る、文字と音が結び付いていないなら音読を増やす、長い英文で迷うなら意味のまとまりごとに聞く、と原因ごとに対策を変えます。
4週目|Eメールと英作文は「書く前」に材料を置く
4週目は、ライティング対策を本格的に進めます。ライティングで時間を使いすぎる原因の一つは、英文を書きながら内容まで同時に考えてしまうことです。
そこで、最初の数十秒は英語を書かず、日本語や短い単語で答えの材料を整理します。
英作文なら、「自分の考え」「理由1」「理由2」の3つを先に決めます。その後、自分が確実に使える中学英語へ変えていきます。
理由1:楽しいから
理由2:友達と話せるから
英文を書き始める前に、答えの骨組みだけを決めておきます。
書き始める前に内容を決めておくと、途中で話がずれたり、2つ目の理由が思い付かなくなったりするのを防ぎやすくなります。
Eメール問題でも考え方は同じです。メール全文をきれいに和訳してから返信を考えるのではなく、まず「相手が何を聞いているか」を探します。
- 相手からの質問を探す
- 答える内容を短くメモする
- 簡単な英文へ変える
- 質問への答え漏れがないか確認する
英作文でもEメールでも、「難しい英語を書くこと」より、「質問にきちんと答えること」を優先します。知っている単語と文法を使って、最後まで意味が伝わる英文を書く練習を重ねます。
5週目|面接は「一人二役+録音」で始める
5週目は、二次試験の面接対策を増やします。面接練習というと、誰かに面接官役を頼まなければできないように感じますが、最初は一人でも十分に練習できます。
まず、英検協会が公開している二次試験の案内や練習用コンテンツを使い、入室から退室までの流れを確認します。
その後は、自分で質問を読み、自分で英語で答える「一人二役」で練習します。
- 質問を声に出して読む
- 少し間を空けて英語で答える
- スマートフォンで録音する
- 答え方や沈黙の長さを確認する
録音して聞き返すと、「答え始めるまでに長く止まっている」「声が小さい」「Yes や No だけで終わっている」など、自分では気付きにくい癖が見えてきます。
英語を話すとき、頭の中で完璧な英文を完成させてから口を開こうとすると、沈黙が長くなりやすくなります。
練習では、短くてもよいので、まず一文を口から出すことを意識します。
No, I don’t.
I usually …
I like …
I want to …
Because …
自分が使いやすい始め方をいくつか持っておくと、その後の言葉もつなぎやすくなります。
6週目|新しい教材を増やさず、間違いを回収する
最後の1週間に入ると、新しい問題集や単語帳が気になりやすくなります。しかし、この時期に優先したいのは、新しい知識を広く増やすことではありません。
これまで間違えた問題をもう一度解き、「以前できなかった問題を、今はできる状態」に変えていきます。
- 3行ミス記録
- 印を付けた英単語
- 聞き取れなかったリスニング問題
- 間違えた長文問題
- 書き直したEメール・英作文
- 答えに詰まった面接質問
この週には、一度は本番と同じ流れを意識して一次試験の問題を通して解きます。
そのときは点数だけを見るのではなく、「どこで時間を使いすぎたか」も確認します。
・長文の1問に粘りすぎた
・英作文を書き直しすぎた
・リスニングの前に選択肢を確認できなかった
知識不足ではなく、時間の使い方が原因で点数を落としている場合もあります。本番前に一度確認しておけば、自分なりの解く順番や時間配分を調整できます。
4.リーディングは「全部訳す」をやめる
語彙問題は、知っている単語だけで選ばない
語彙問題では、選択肢の中に見覚えのある単語があると、それだけで選びたくなることがあります。しかし、「知っている単語=正解」とは限りません。
空所の前後まで読み、主語、時制、場面に合うかを確認してから答えを選びます。
答え合わせでも「正解はAだった」で終わらせず、他の選択肢がなぜ合わないのかを短く確認します。
- 正解の単語の意味を確認する
- 空所の前後と意味が合う理由を確認する
- 他の選択肢が合わない理由を一言で説明する
- 偶然正解した問題も復習対象にする
正解した問題でも、「何となく選んだ」「見覚えがあったから選んだ」という場合は、まだ安定した得点源とはいえません。
本番で同じような問題が出たときにも答えられるように、「なぜこの答えなのか」を説明できる状態を目指します。
長文は設問を先に見て「探す情報」を決める
長文を最初から最後まで丁寧に日本語へ訳していると、読み終えた頃には前半の情報を忘れてしまうことがあります。
そこで、本文を読む前に設問を確認し、「どの情報を探す問題なのか」を決めます。
時間についての質問 → 曜日・時刻・日付を見る
場所についての質問 → 地名や施設名を見る
理由についての質問 → because など理由につながる部分を見る
必要な情報がありそうな場所を見つけたら、その前後を丁寧に読みます。
この方法を過去問で繰り返しておくと、「知らない単語が一つあっても、問題は解けることがある」と分かるようになります。
- 本文を読む前に設問を見る
- 探す情報に丸を付ける
- 本文から答えの根拠を探す
- 根拠になった一文に線を引く
- 答え合わせで「根拠の場所」を確認する
答えの番号だけを確認するのではなく、「本文のどこを読めば答えられたのか」を確認することが、長文対策では重要です。
5.ライティングは書く前の30秒を大切にする
ライティングでは、英文を書き始めてから内容を考えるのではなく、最初の30秒ほどで「何を書くか」を決めておくことが大切です。
英語を書く力だけでなく、質問に対して必要な内容を整理する力も必要になります。書き始める前に答えの骨組みを作っておくと、途中で話がずれたり、必要な内容を書き忘れたりするのを防ぎやすくなります。
- 質問が何を求めているか確認する
- 書く内容を日本語や短い単語でメモする
- 自分が確実に使える英語へ置き換える
- 最後に質問への答え漏れがないか確認する
Eメールは「相手の質問」を最初に拾う
Eメール問題では、自分が書きたいことよりも、相手が何を聞いているかを最初に確認します。
メールを読んだら、質問されている部分に印を付けます。質問が複数ある場合は、一つずつ分けて答えを考えましょう。
→ Sunday
質問②:誰と行く?
→ my friend
質問③:何をしたい?
→ play tennis
このように答える内容を先に決めておけば、英文を書いている途中で「何を書けばよかったのか」と迷いにくくなります。
メール全文を最初から最後まで完璧に日本語へ訳してから返事を考える必要はありません。まずは、返信するために必要な質問や情報を探すことを優先します。
- 相手からの質問を探す
- 質問ごとに答えを短くメモする
- 簡単な英文へ変える
- 質問への答えが抜けていないか確認する
英検3級では、難しい表現を無理に使うよりも、自分が使い慣れている単語や文法で、必要な内容を正確に伝えることを意識します。
英作文は「結論+理由2つ」を先に作る
英作文では、最初に質問に対する自分の考えを決め、そのあとに理由を2つ用意します。
英文を書きながら理由まで考えていると、一つ目の理由が長くなりすぎたり、二つ目の理由が思い付かなかったりすることがあります。そのため、書き始める前に内容だけを先に決めます。
結論:Yes.
理由1:海外の人と話せるから
理由2:英語の映画を楽しめるから
メモを作ったら、自分が確実に使える英語へ変えます。
First, I can talk with people from other countries.
Second, I can enjoy movies in English.
難しい表現を入れることより、最後まで意味が通る文章にすることを優先します。
「簡単な英語では点が取れないのでは」と不安になることがありますが、無理に難しい単語や文法を使って大きなミスを増やすより、自分が扱える表現で質問へ正面から答える方が安定します。
書き終えたら確認する5項目
- 質問に正面から答えているか
- 理由が2つあるか
- 主語と動詞が抜けていないか
- 時制や単数・複数に大きなずれがないか
- 問題で示された語数の目安から大きく外れていないか
見直す項目は、練習のたびに変えない方が本番でも迷いにくくなります。
「今日はスペルだけ確認する」「次は文法を全部確認する」というように毎回違う見直し方をするのではなく、いつも同じ5項目を順番に確認します。
6.二次面接は一次試験の前から少しずつ練習する
二次試験の面接は短時間ですが、普段英語を声に出す機会が少ない人にとっては緊張しやすい場面です。
一次試験に合格してから初めて面接練習を始めるのではなく、6週間の学習期間中から少しずつ英語を声に出しておきましょう。
毎日長時間、面接だけを練習する必要はありません。「聞く10分」の一部を音読へ置き換えるだけでも、英語を口から出す準備になります。
- 短い英文を声に出して読む
- 内容について自分で質問を一つ作る
- 英語で短く答える
- 自分自身についての質問にも一つ答える
面接練習では、「完璧な英文を話そう」と考えすぎないことも大切です。
頭の中で長い文を完成させてから話そうとすると、最初の一言が出るまでに時間がかかります。まず短い答えを口に出し、そのあと必要に応じて一文を足す練習をします。
No, I don’t.
I usually …
I like …
I often …
I want to …
Because …
分からない単語があっても止まりすぎない
音読中に分からない単語が一つ出ただけで最初から読み直す癖があると、本番でも途中で止まりやすくなります。
練習では、正しい発音を意識することに加えて、文章全体を最後まで読み切ることも大切です。
一つの単語につまずいても、そこで長く止まらず、前後の文章へ戻る練習をしておきます。
- 完璧な英文を作ってから話そうとしない
- 短くても最初の一文を出す
- 一語につまずいても長く止まらない
- 普段から声に出す練習をしておく
面接は「一度も詰まらずに話せる人」だけを求める試験ではありません。英語で質問を聞き、それに対して自分の言葉で答える練習を重ねることが大切です。
7.勉強しても伸びないときの3つの見直し方
毎日勉強していても、「単語が覚えられない」「過去問の点数が変わらない」「最近やる気が出ない」と感じる時期があります。
そのときに、すぐ勉強時間を増やす必要はありません。まずは、今の勉強方法のどこを変えればよいのかを確認します。
1.単語が残らないなら「量」より接触回数を変える
一度に20語、30語と覚えても翌日にほとんど思い出せない場合は、1回の学習量を減らして接触回数を増やします。
昼:同じ5語を確認する
夜:もう一度意味を答える
「今日は20語勉強した」という数字よりも、「昨日覚えられなかった単語を今日は言えた」という状態を増やすことを優先します。
英単語は、一度に完璧に覚えようとすると負担が大きくなります。短時間でも繰り返し触れた方が、自分の生活にも組み込みやすくなります。
2.過去問の点数が止まったら、新しい問題を一度止める
過去問の点数が上がらないと、新しい問題をもっと解きたくなることがあります。
しかし、同じ種類のミスを繰り返している場合は、新しい問題へ進む前に復習した方が効果的です。
直近で間違えた問題を集め、「答えを覚えている状態」ではなく、「なぜその答えになるのか説明できる状態」まで戻します。
- 直近で間違えた問題だけを見る
- 同じ種類のミスがないか探す
- 間違えた理由を3行ミス記録で確認する
- 数日後にもう一度同じ問題を解く
たとえば、毎回長文の時間が足りないのであれば、語彙不足だけが原因とは限りません。全部訳そうとしていないか、一問に時間を使いすぎていないかなど、解き方そのものも確認します。
3.やる気が出ない日は、5分で終わっても成功にする
勉強を始めるまでが重く感じる日は誰にでもあります。その日は、前日に間違えた問題を5分見るだけでも構いません。
「予定どおり30分できなかった日」と考えるのではなく、「英語との接触を切らさなかった日」と考えます。
- 前日のミスを1つ見直す
- 苦手な英単語を5語だけ見る
- リスニングを1問だけ聞く
- 短い英文を1回音読する
次の日に通常の30分へ戻ることができれば、6週間全体では十分に立て直せます。
反対に、疲れている日に無理をして長時間勉強し、その後数日間まったく勉強できなくなる方が、学習計画への影響は大きくなります。
継続するための工夫とは、毎日自分を追い込むことではありません。「できない日があっても戻りやすい形」を最初から用意しておくことです。
8.試験1週間前にやること・やらないこと
試験が近づくと、「まだ覚えていない単語がある」「もう一冊問題集をやった方がいいかもしれない」と不安になりやすくなります。
しかし、最後の1週間で優先したいのは、学習範囲をさらに広げることではありません。これまで勉強してきた内容を整理し、本番で使える状態に整えることです。
新しい教材へ次々と手を広げるより、これまで間違えた問題や覚えにくかった単語へ戻ります。「まだ知らないこと」を探すのではなく、「一度勉強したことを本番で正解できるか」という視点で仕上げていきます。
- 公式過去問で試験形式と時間配分を再確認する
- これまで印を付けた英単語を中心に見直す
- 間違えた長文問題をもう一度解く
- Eメールと英作文を実際に書いて練習する
- 聞き取れなかったリスニング問題を聞き直す
- 二次試験の流れを確認し、短い受け答えを声に出す
- 受験案内や持ち物など、当日に必要な情報を確認する
一度は本番を意識して通して解く
試験1週間前には、一度は本番を意識して過去問に取り組んでおきましょう。
このとき、正解数だけを確認するのではなく、「どの問題で時間を使ったのか」「どこで集中力が切れたのか」まで記録します。
・長文を最初から全部訳そうとしていないか
・一つの問題にこだわりすぎていないか
・ライティングを書き直しすぎていないか
・リスニング前に落ち着いて準備できているか
問題そのものは解けるのに時間が足りない場合、知識を増やすだけでは改善しないことがあります。解く順番や、一問に使う時間を調整することも試験対策の一部です。
直前に新しい教材を増やしすぎない
試験直前になると、新しい単語帳や問題集を見るだけで、「こちらもやっておいた方がいいのでは」と感じることがあります。
しかし、新しい教材を最初から始めると、知らない単語や解けない問題が次々と目に入り、それまで勉強してきた内容よりも「できないこと」ばかりが気になりやすくなります。
- 新しい単語帳を最初から始める
- 複数の新しい問題集へ同時に手を出す
- 間違えた問題を確認せず、問題数だけを増やす
- 睡眠時間を大きく削って勉強する
- 前日に大量の課題を詰め込む
本番で力を出すためには、知識だけでなく、問題へ集中できる状態を作ることも大切です。
特に前日は、「あと何時間勉強できるか」ではなく、「明日、落ち着いて問題を解ける状態にするにはどうすればよいか」と考えます。
前日は「確認」で終わらせる
前日に勉強する場合は、新しい内容を覚えようとするのではなく、これまで使ってきた教材を軽く確認する程度にします。
- 何度も間違えた英単語
- 3行ミス記録
- ライティングを書くときの手順
- 受験案内・時間・会場・持ち物
「前はできなかったけれど、今はできる」という問題を確認すると、6週間の勉強で積み上げたものも見えやすくなります。
試験直前まで弱点を探し続けるのではなく、最後は自分が決めた手順を本番でも再現できる状態へ整えましょう。
9.まとめ|合格への近道は「迷わず続けられる形」
英検3級の一発合格を目指すなら、毎日長時間勉強することだけが重要なのではありません。
単語だけ、過去問だけと一つの分野に偏らず、読む・聞く・書く・話す練習に少しずつ触れながら、6週間継続することが大切です。
- 1日30分を「覚える10分・聞く10分・解く10分」に分ける
- 30分取れない日は最低5分まで下げて続ける
- 間違いは「3行ミス記録」で残す
- 苦手分野は「苦手」で終わらせず、原因まで分ける
- ライティングは英文を書く前に内容を決める
- 二次試験の練習も一次試験前から少しずつ始める
- 最後の1週間は新しい教材より復習を優先する
今回紹介した学習法の中心は、1日30分を「覚える10分・聞く10分・解く10分」に分けることです。
さらに、間違えたときは「何を間違えたか」「なぜ間違えたか」「次はどうするか」の3行だけを残し、翌日の学習で振り返ります。
30分勉強できない日は、5分まで短くしても構いません。大切なのは、一度予定が崩れたからといって、そのまま学習を止めないことです。
前日に勉強できなかったからといって、翌日に2日分をまとめて取り返す必要もありません。翌日は通常のメニューへ戻ります。
そのうえで、 「今、一番困っていることは何か」 を一つ決めます。
「単語が分からない」「長文に時間がかかる」「リスニングで最初を聞き逃す」「英作文の理由が思い付かない」など、できるだけ具体的にすると、明日から何を練習すればよいのかが見えやすくなります。
勉強計画は、できないことを全部並べて自分を追い込むためのものではありません。「今日は何をしよう」と毎日迷わず、次にやることが分かる状態を作るためのものです。
6週間、昨日できなかったことを一つずつ振り返り、できることへ変えていきましょう。小さな修正を積み重ねることで、本番への不安を減らしながら英検3級合格を目指せます。


