【2024年最新】「こんな映画を求めてた」おすすめ映画6選

「なんだか最近退屈だな……」「何かハマれる趣味が欲しいな……」などと思っている方、きっと多いのではないでしょうか。そんな方には映画がおすすめです。

あなたの「○○な気持ちになりたい」にフィットする映画が、必ずあります。

「○○な気持ちになりたい」時に見るべき、おすすめ名作映画をご紹介します。

1.クスリと笑いたいときにおすすめ!

『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』

山小屋に休暇を過ごしに来た、気のいい中年男性の2人組、タッカーとデイル。彼らはその変わった風貌から、近くにキャンプをしに来た大学生グループに、「殺人鬼」だと勘違いされてしまう。

実はその山小屋は、過去に凄惨な殺人事件が起きたいわくつきの小屋だった。

湖に落ちた大学生グループの一員、アリソンを救助したタッカーとデイルは、グループのほかのメンバーから「アリソンをさらった」と思われてしまう。

勘違いに次ぐ勘違いの連続。さらに偶然が重なり、大学生グループの事故死が相次いだことから、「殺人鬼」へと仕立て上げられたタッカーとデイル。果たして彼らは、殺人鬼の疑いを晴らし、休暇を楽しむことができるのか!?

おすすめポイント

タッカーとデイルは、2人とも気のいい男性ですが、見た目の怖さ・奇妙さから大学生グループに「殺人鬼」だと思われてしまいます。この勘違い、はじめは「そう思うのも無理ないか」と、大学生グループに共感してしまうのですが、あまりにも不幸な事故が連続してしまい、だんだんタッカーとデイルがかわいそうになってきます。

タッカーとデイルは大学生グループをたすけようとしているのに、どんどん「殺人鬼」としての証拠が積みあがってしまうところに、思わず笑ってしまいます。大学生グループ側から見た視点は、「いわくつきの場所にキャンプに来たら、恐ろしい殺人鬼に襲われた」というもので、それはそれで気の毒なのですが、タッカーとデイルからしたら、「やっとの思いで購入した別荘(山小屋)の周りで、なぜか人が次々と死んでいく」という、大変かわいそうな世界になっています。この両者のすれ違い具合が面白い!アンジャッシュのコントとか好きな人は、特にハマると思います。

タッカーとデイルは、最初の登場時には視聴者にいい印象を抱かせないような風貌をしていますが、見ているうちに彼らの素朴さや素直さにひかれていき、見終わるころにはきっと彼らのことが大好きになっているはずです。 この映画はコメディ色の強い映画ではありますが、人が死ぬシーンが出てくるため、グロテスクなものがあまり得意でない方は、注意が必要です。

2.仕事のモチベーションをあげたいときにおすすめ!

『プラダを着た悪魔』

主人公アンディは、ジャーナリストを目指して就活中。しかし受かったのは、一流ファッション誌の編集長、ミランダのアシスタントとしての仕事だった。

ファッション誌での仕事だというのに、洋服に興味がなく、ダサいアンディに対し、仕事仲間たちの目は冷たい。特にミランダは横暴で、理不尽な命令ばかりを下してくる。

それでも、「ここで1年働けば、どんな仕事にだってつける」という言葉を信じ、必死にくらいつくアンディ。持ち前の頭の良さ、人の心をつかむ力で、だんだん実力を認められていく。

アンディは一年間頑張りとおすことができるのか!?

おすすめポイント

登場キャラクターたちがとにかく魅力的です!

編集長ミランダは、冷徹で傲慢な女性ですが、さすがファッション誌の編集長というだけあって、おしゃれでかっこいい。

また、ミランダの命令がとにかく理不尽で、見ているだけの側としては思わず笑ってしまいます。例をあげると、「ハリー・ポッターの原稿をもってきて。もちろん、まだ出版前の原稿ね。(プラダを着た悪魔が公開された2006年は、第7作が発売される前)」とか言われます。自分だったら「そんなのできません」とすぐあきらめてしまいそうなところ、アンディはどんな命令も必死でかなえようと努力を惜しみません。

そんな、夢に向かって頑張るアンディを応援したくなります。

アンディは有能なだけでなく、周りの心をつかむ力にもたけているため、視聴者の心もつかんでしまいます。クールで人を駒のように扱うミランダと、一生懸命になって努力し、人の心をつかむことで動かすアンディは、とても対照的です。

「女性が働くこと」を象徴的に描いている作品ですので、特に女性の方は心に刺さる部分が大きいかもしれません。男性だったら、仕事に邁進しても文句を言われないですが、女性だとどうしても仕事と家庭の両立が求められる部分などは、現代の女性にも共感できる部分が大きいと思います。2006年公開の映画ですが、今も昔も女性をとりまく問題は変わっていないようです。

しかし、上司に尽くして努力してきても、あっさり裏切られたりするところなど、社会に生きる人であれば男性でも共感できる部分が多いと思います。 登場キャラクターがみな、夢に向かって努力しているため、「自分もなにか頑張りたい」とか「仕事を頑張ろう」というモチベーションをあげてくれる映画です。

3.スリルを味わいたいときにおすすめ!

『クワイエット・プレイス』

怪物に占領され、荒れ果てた世界。この怪物は目が見えず、「音」に反応して襲い掛かってくるため、生き残ったわずかな人々は、息をひそめて暮らしていた。

孤立したとある一家は、怪物に子供を殺され、悲嘆にくれていた。しかし悲しんでばかりはいられない。一家の母親は妊娠していた。

呼吸音さえも命取りになるような世界で、いったいどのように出産しようというのか!? 一家は生き残ることができるのだろうか。

おすすめポイント

「音」に反応して怪物が襲ってくる世界。一家が怪物をやり過ごそうと息をひそめるシーンは、こちら側も呼吸が止まりそうなほどドキドキします。怪物の造形も恐ろしく、スリル満点です。絶対遭遇したくないビジュアルです。

この世界においては、本来喜ばしいものである「幼い子供」というものが、必ずしも喜ばしいとは限りません。子供は「音を出してはいけない」というルールの必要性を理解できずに音を出してしまったり、赤ちゃんなんかは泣くのを止められませんよね。

そうすると、子供の存在が一家の命取りになってしまう場合もあります。

それにもかかわらず、一家は「出産」という一大イベントを乗り越えなければなりません。

「音」に注意しているシーンを見るたびに、「これ産むときどうするの!?」「生まれたらどうするの!?」と、心配とドキドキがとまりません。

もちろん出産までには準備期間があったはずなので、一家はなにかしらの対策をしているはず……。いったいどんな対策を講じたのか、その目で確かめてみてください。

ホラー映画ではありますが、グロテスクなシーンは控えめですので、グロが苦手な方にもおすすめです。ジャンプスケア(急に怖いものが出てきて驚かせてくる演出)についても、ある程度予想がつくところでしか出てきません。 ホラーが苦手な方でも、スリルを味わいながら楽しむことができると思います。

4.新感覚を味わいたいときにおすすめ!

『search/サーチ』

16歳の女子高校生、マーゴットが失踪してしまう。誘拐なのか家出なのかもわからないまま、父親のデビットは、娘のSNSにログインし、なんとか手がかりを得ようと試みる。

ログインに成功したデビットは、SNSの中に、いつもの娘とは全く違う姿を見ることとなる。 捜査官と協力しながら、インターネットを通して娘の手がかりを集めるデビット。果たして、娘と再び会うことはできるのだろうか。

おすすめポイント

この映画の面白いところは、「全編パソコンの画面上で進行する」というところです。マーゴットのSNSをはじめ、ニュース映像、テレビ電話、監視カメラの映像など、すべてはデビットのパソコンの画面で進行します。

ナレーションもなく、会話も少ないですが、かなり新感覚の見たことがない映画として楽しめます。

パソコンの画面だけでいったいどうやって進行するんだ?とお思いになるでしょうが、ありとあらゆる方法でストーリーを見せてくれるのでご安心を!!

ストーリーで明言されていないところでも、パソコンのデスクトップやアプリ、会話履歴などでそれとなく家族間の関係性がわかったりするのも、魅力的な要素です。

もちろんストーリー自体も面白いです。

マーゴット失踪事件の犯人と思われる怪しい人間を、デビットが次々あげていくのですが、だれもかれも怪しく見える……いったい誰が犯人なんだ!?とワクワクしながら見ることができます。 マーゴットは、父親に見せていた自分の姿と、SNSで見せていた自分の姿がずいぶんと違うのですが、これって現代の多くの人がそうだと思います。

日常生活で他人に見せることができない、いわば「裏の顔」とでもいうべき姿を、現代人のほとんどの人は持っていることでしょう。そういう自分とマーゴットを重ね合わせてみると、マーゴットの気持ちが少しわかるかもしれません。

5.過去の切ない恋心に浸りたいときにおすすめ!

『ラ・ラ・ランド』

女優を目指しているミアは、オーディションに何度も挑戦するも、残念な結果に終わる日々を過ごす。一方、バーでピアニストをしているセブは、いつかジャズピアノを奏でるための自分の店を持ちたいと考えていた。

やがて2人は出会い、交際するようになるが、それぞれの「夢」の実現について、すれ違うようになる。

2人の恋の行方は。そして、2人の「夢」はかなうのか。

おすすめポイント

ミュージカル映画なので、ストーリーとともに音楽も楽しむことができます。美麗な映像は曲と相まって、何らかのミュージックビデオを見ているようです。

オープニングからミュージカルで始まるのですが、音楽と映像でミュージックビデオのような導入をしたと思ったら、曲の終わりからすっと映画のストーリーに入るところが、これぞミュージカルだという感じでいいですね。

「夢」の実現について2人はすれ違っていくのですが、現実的な落としどころをさぐるか、理想を追い求め続けるのかについては、夢を追う人は誰もが迷った部分だと思います。この2人がどんな選択をしていくのかも見どころです。

特にラストが本当に美しくて、今までの場面はすべてこのシーンのためにあったのだと思わせるような美しい場面でした。途中途中は、恋愛にはつきもののすれ違いとか、ラブラブの期間とか、現実世界でも見覚えがあるような話ですが、過去のすべてがつながって今を形作っているのだなと思わせるラストシーンでした。最後まで見てほしいです。

6.謎を追ってドキドキしたいときにおすすめ!

『セブン』

スパゲッティの皿に顔を埋めたまま亡くなった男が発見された。この事件を追うことになったのは、新米刑事のミルズと、ベテラン刑事のサマセット。

調査の間にも、猟奇的な連続殺人事件が次々と起こる。やがてサマセットは、この連続殺人事件が「7つの大罪」になぞらえて起こっていることに気づく。

犯人を追い詰めていく刑事たちだが、この連続殺人事件の真相に、2人とも無関係ではいられないのだった。

おすすめポイント

とにかくわくわくしながら見られます。

題名からもわかる通り、「7つの大罪」になぞらえて連続殺人事件が起こるのですが、この殺し方がなかなかに猟奇的で、バリエーションに富んでいます。こんな恐ろしい殺し方をする犯人とは、どんなやつなのか、そして何が目的なのか、刑事たちとドキドキしながら謎を追うことができます。

サマセットとミルズもはじめこそあまり仲が良くない様子ですが、事件を追うにつれて、だんだん「相棒」感が出てくるのもいいですね。

人の罪とは何なのか、誰ならそれを罰することができるのだろうか、そういった哲学的な問いもはらんだ作品です。

犯人の最終的な目的がわかったときは、「自分がこの立場ならどのような選択をしただろう」と考えてしまいました。

自分の中に、他者に対する懲罰的な感情があるのではないかと、今一度振り返るきっかけとなった映画でした。

そのような哲学的な話はなしにしても、十分に楽しめる作品です。ミステリや謎が好きな人には特におすすめです。 なお、性的暴行を想起させるシーンがあるので、その点には注意が必要です。

まとめ

以上6本の映画を紹介しました。

面白そうなものはありましたか?

これらの映画をきっかけに、映画沼にはまってみるのもおすすめですよ。ぜひ新しい趣味として検討してみてくださいね!

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