『これで私は漢字検定1級合格しました』絶対合格!必勝勉強法

皆さんは世の中に沢山資格があるのはご存知でしょうか?

昨今では就職困難な状況に加え、企業がより優秀な人材を求めている事から資格を取る人の数も増加しています。

転職をして新しい環境に身をおいてみたい、新しい資格にチャレンジしてみたいなど様々な理由から資格取得を目指す人口も年々増加している傾向にあります。

資格は、国家資格と民間資格に分かれています。

▪️国家資格・・・国の定める法律に基づき、国や地方公共団体が主体となっています。

また、社会的地位などが認められ、職業に従事する事が証明される為に、専門とする知識が必要とされます。

医師や美容師、公認会計士や精神保健福祉士、歯科衛生士など。

▪️民間資格・・・幅広い年齢層がチャレンジする事が出来、民間の事業者が認定している資格です。

日本漢字能力検定、日本語検定、ネイリスト技能検定、野菜ソムリエ、臨床心理士など。

この中でも『漢字検定』は民間資格に入ります。

▪️漢字検定ってどんな資格??

漢字検定の正式名称は、日本漢字能力検定です。

10級から1級までの準1級や準2級を含めた12段階あり、漢字の読み書きなどの能力を測定する技能検定になります。

また、『読む』、『書く』という知識だけではなく、文章の中で適切に漢字が使えるかという能力も測定されます。

年齢層の幅が非常に広く、3歳〜103歳まで受ける事が可能です。

▪️漢字検定を合格したらどんなメリットがあるの?

1 就職活動に有利になる

企業によっては就職の際に一般常識問題が出題されるケースも少なくありません。

その際に常識的な漢字や読み方が身についていれば、問題なくクリアする事ができます。

また履歴書やエントリーシートに記載する志望動機等で、正しい漢字を用いて自分の考えを適切に相手に伝える文章力も身に付きます。

漢字検定1級は膨大な勉強量や努力が必要な為、企業側からも何事にも諦めないで前向きに取り組める人材と高く評価される事もあります。

2 高校の入学試験、大学入試などに有利に働く

漢字検定1級に合格する事で、入試に有利に働くケースもあります。

日本漢字能力検定協会が令和3年度に実際に行った『高等学校における漢検活用校数』による調査結果によると、過半数が漢字検定を評価するという回答が出ています。

3 一般的な知識、基礎学力が高まる

漢字や日本語の使い方を正しく学ぶ事は、基礎学習の基本となります。

国語の理解において、文章の正しい使い方、漢字の読み方などは最低限必要です。

漢字能力を高める事で文章の理解力や応用など、全てにおいて役に立ちます。

社会に出た際、この人難しい文章を抵抗なく書ける、こんな難しい字を理解していると尊敬した経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

社会に出てからも、漢字能力があると会社の資料作成や様々な場面で人から高い評価を得る事もあります。

▪️漢字検定1級の出題ってどんな内容なの?

常用漢字を含めた約6000字

・漢字の読み方

・漢字の書き方

・対義語や類義語

・同音、同訓異字

・故事・諺

・四字熟語

・誤字訂正

〜審査の基準〜

・対義語や類義語を含め、同音や同訓異字等を正しく理解している

・当て字を理解している事

・国の名前、地の名前などの当て字を理解している

・数多くある漢字表記を正しく理解している

・四字熟語を正しく理解している

・古典的文章の漢字や漢語を正しく理解出来る

例えば準1級の場合、出題は約3000字になります。

準1級に比較すると、漢字検定1級では倍の量の常用漢字をクリア出来なければいけません。

並大抵ではない勉強量と努力が必要となります。

1級はとてもハードルが高く、その為に1級を合格していれば、就職等の場面で役に立つ、評価が高くなるなどメリットがあるといえるのです。

▪️漢字検定準級の問題例(読み方編)

1 空に『瑞雲』が見られた・・・『ずいうん』

2 功績があった者に『賞牌』が贈られる・・・『しょうはい』

3 一瞥して、その場を立ち去る・・・『いちべつ』

️▪️漢字検定1級の問題例(読み方編)

1 烏鵲・・・『うじゃく』

2 胡乱・・・『うろん』

3 佚遊・・・『いつゆう』

4 嫩草・・・『どんそう』

準1級、1級共に大変難しい問題が並びます。

大学、一般レベルになりますので、1級は大変勉強量も必要で難関といえるでしょう。

漢字検定1級では、熟字訓当て字が出題されます。

熟字訓・・・漢字から構成される単字を1字ずつ読まず、熟字単位で訓読みされたもの

・(例)小豆(あずき)

この場合、『小』これだけでは『あ』とは読みません。『豆』という字に関しても『ずき』とは読みません。

『あずき』という漢字は、小さな豆という意味合いで用いられており、その意味を成す漢字として使用されています。

当て字・・・漢字の用法や意味を無視して、漢字の音と訓を当てた熟語

・(例)麦酒(ビール) 『麦』に関しても本来は『ビ』とは読みません。

麦酒と明記して2つの熟語が意味合いを成している事で当て字として転用されています。

▪️履歴書に記載できるのは何級から?

履歴書に書けるのは基本的には2級からになります。

2級は高校卒業のレベルと同等程度であり、履歴書に記載する事によってある程度の漢字の読み書きが正しく出来るという判断材料になります。

特に文章力が試されるような職業の場合、漢字検定2級以上を記載している事によって文章力がありそうな人、またコツコツお仕事をする事に向いている、目標を達成する為に地道に努力が出来る人とみなされ、有利に働く事もあるでしょう。

▪️履歴書には準2級、3級は書かない方が良い?

準2級、3級の場合でも、履歴書に書いてはいけないわけではありません。

準2級や3級になりますと、高校や中学の在学中の漢字のレベルとなってしまいますので、常識的な漢字の読み書きが出来るという程度になる為に、なかなか就職の判断材料としてはアプローチが薄くなってしまうでしょう。

アルバイトの面接であれば、準2級や3級を記載しておくと、目標に向かってコツコツ努力が出来る人という意味では有利に働く可能性もありますので、履歴書に記載しても特に問題はありません。

▪️漢字検定のレベルはどのくらい難易度が高いの?

漢字検定といってもレベルは一体どのくらいなのか、それを知っておく事で自分が何級を受けるかの目安になります。

・1級・・・大学、一般レベル (対象漢字数)約6000字

・準1級・・・大学、一般レベル (対象漢字数)約3000字

・2級・・・高校卒業レベル、大学、一般レベル (対象漢字数)約2136字

・準2級・・・高校在学レベル (対象漢字数)約1951字

・3級・・・中学卒業レベル (対象漢字数)約1623字

▪️漢字検定を一発合格する為の必須勉強法とは・・?

漢字検定1級はとても難易度が高いという事がわかったと思います。

いざ勉強を始めようとしても何から手をつけて良いのかわからない方も多いでしょう。

一気に6000字全てを頭に入れる事は、やはり難しいです。

大切な事は興味を持つ事、勉強を楽しむという事です。

覚えやすい分野から取り組む事によって、徐々に自分のペースが掴めてきます。

1 四字熟語から覚える

四字熟語の中には読み書きは勿論、対義語、類義語や故事などあらゆる文章問題にも出される漢字が豊富に出揃っています。

また四字熟語には意味合いが込められている為、ストーリー性がある事によって楽しめるメリットがあり、脳が理解しやすいのです。

〜学習手順〜

1級配当の四字熟語を書き出す

        ↓

四字熟語の対義語、類義語があるものは一緒に書き出す

        ↓ 

四字熟語の読み方、書き方を念入りに意味と一緒にノートに書いて覚える

        ↓

日々ノートを見ながら、実際に四字熟語が漢字で書けるか復習する

※(何度か間違えた場合、自分はどこで間違えやすいかなど弱点を理解し、強化する事も重要)

ここでポイント

1級配当からの四字熟語をまずは蛍光ペン等でわかりやすく線を引き、パッと見てわかるようにしておくと覚えやすいです。

また上下が逆になっている四字熟語なども、一度に丸で囲むなどして一緒に学びます。

(例)

膾炙人口・人口膾炙 の2つをペンで囲み、一緒に覚える事で時短になります。

対義語同じ漢字が含まれている四字熟語も同様、一緒に覚えるようにします。

ただし、という漢字が含まれているものは除きます。

『之』という漢字が含まれるものだけで約100個もありますが、この字が含まれるもののほとんどが出題されないので覚えるにはリスクが高いです。

2 過去問題を使用して分析する

どの試験でもいえる事ですが、過去問題に鍵が隠されている事が多いです。

過去に出た問題を見直していく事をひたすら続けます。

️過去の問題にはどんなヒントがあるの?

・具体的にどのような問題が出されるか、どんな順序で出題されているかがわかる

過去の問題には非常に重要なヒントが隠されています。

漢字の出題される順番やパターンを探っておく事である程度要点を絞る事が出来、無駄を省く事で効率良い勉強法が見つかります。

・どんな範囲がどのくらい出題されているかがわかる

過去の問題集はある程度次の問題を作る手本になっている事が多いです。

その為どのような分野がどの程度出題されているのかが明確にわかりやすく、そこを重点的に勉強しておく事で強みになる事は間違いないでしょう。

・良く出てくる漢字や単語がパターン化されているので、コツが掴めてくる

問題に出題されやすい漢字は何度も出てくる事があります。

それ以外にも例えば良く出てくる漢字の対義語など一定のパターンがあります。

それを理解しておく事で、自然と記憶に残りやすいのです。

・実際のテストの予行演習になる

沢山の量の漢字を覚えていても、いざ本番となると肩に力が入ってしまい思うように進まないケースもあります。

本番慣れをしている事は、漢字検定に限らず大事な事です。

回数をこなす事で自然と問題を解く事に慣れていきますので、本番でも緊張せずに取り組む事が出来るでしょう。

ここでポイント

蛍光ペンで過去の問題集をチェックする

必ず良く出てくる漢字があります。

その漢字を蛍光ペンでマーキングして、どのパターンで出てきているかを分析する。(四字熟語で度々出てくる等)

良く出てくる単語はその漢字の対義語、類義語も出題される事があります

良く出てくる熟語はノートに対義語、類義語を一緒に書き出しておくと頭に入りやすいです。

引っかけ問題に注意して復習する

漢字検定も普通のテストと同様、間違えやすい引っかけ問題があります。

自分の弱点を見つけて何度も復習し、備えておきましょう。

・四字熟語は過去数年分遡り、過去に2回以上出現しているものにはマーキングして覚える

四字熟語は漢字検定を受けるうえで最も重要と言って良い程チェックしておくと合格率が上がります。

2回以上出てきているものに関しては特に要チェックです。

3 『自分ノート』を作成する

ここでノートにまとめていきます。

昨今は日常的にパソコンや携帯を使用しており、文字が読めても実際には書けないという漢字多くありませんか?

人は『書く』という作業が非常に重要で、それによって脳に記憶されるのです。

ここでポイント

辞書、過去問題集から1級配当の四字熟語を書き出す。

           ↓

四字熟語に使われている単語を書き出し、関連のある漢字の類義語・対義語も一緒に書き出す。

・(例)阿諛追従 

①『阿諛』 だけを抜粋する。

②似た意味を持つ四字熟語『阿諛便佞』を書き出す。

③次は『佞』を抜粋する。

④『奸佞邪智』という四字熟語を書き出す。

⑤似た意味を持つ四字熟語『奸智術数』を書き出す。

少し連想ゲームに似ていますよね。

このように少しゲーム感覚で楽しみながら勉強をする事によって長期戦も苦痛ではなくなり、頭に入りやすくなります。

4 問題集をとにかくチェックして実際に解いてみる

実際に問題集を解いてみましょう。

ここでポイント

・問題集は4冊あるとすれば、1冊終わってからまた1冊という形で解いていくのではなく、各分野ごとに解いていきます。

(例)読み方なら読み方だけを一冊ごとに解いていく。

・四字熟語はとにかく念入りに!

四字熟語は漢字検定で最も重要な部分ですので、読み方と書き方は勿論、対義語や類義語もチェックします。

5 過去問題集を何度も解いてみる

ここまで来ると問題も解けるものが多くなってきますが、油断はせず何度も復習します。

問題集に直接書き込んでも構いません。

間違えやすいものはマーキングをして頭に入れましょう。

▪️漢字検定を一発合格する為に気をつけるべきポイントとは?

1 規則正しい生活を心掛ける

試験に備えて勉強をする事はとても大事ですが、基盤となるのは生活習慣です。

どれだけ沢山勉強をしても不規則な生活リズムが続いてしまえば体調を崩し、大事な本番で本領を発揮する事が出来なくなってしまいます。

夜は集中しやすいという理由で、夜型になってしまう方もいらっしゃいますが、私達の体には体内時計というものが備わっています。

本来の就寝時間に明るいライトの元で勉強や携帯などを見ていると、体内時計が狂ってしまい正常な脳の働きを妨げ、集中力を欠く事に。

規則正しい生活で、生活リズムを整えましょう。

2 免疫力をつけておく

試験前や勉強中に体が疲れやすくなってしまうと、集中力に影響します。

免疫力アップは、勉強だけではなく普段の生活にも大切です。

※免疫力を上げるにはこの2点が非常に重要です。

・ストレスを溜めない

ストレスを溜めない事は難しいかもしれませんが、少しでも息抜きを取り入れたり、日常での軽いストレッチ、ウォーキングなどの運動をする事でもストレス解消は可能です。

自分で意識する事、これがとても大切です。

・腸内環境を整える

腸内環境を整える事で善玉菌が増え、健康的に免疫力を向上させる働きがあります。

〜腸内環境を整える食べ物〜

味噌、納豆、ヨーグルト、チーズ、乳製品、ごぼう

まとめ

漢字検定1級合格は決して容易ではありません。

ただしポイントさえ押さえれば不可能ではないのです。

自己流のやり方+要点をきちんと押さえる事が出来れば、合格への道は開けてきます。

・四字熟語を攻略する

・過去問題集を集中的に

・1ヶ月に1〜2回程度は復習する

要点を掴み、勉強の順序を知っていればあとは努力するのみです。

何事もやらなければいけない、そう思ってしまうと苦痛になったり飽きてしまったりしますよね。

大切なのは学ぶ事さえも楽しもうとする意欲や、合格した時の自分を想像する事、これらも成功へと導く大切な鍵になります。

この記事を参考に、漢字検定1級合格を目指してくださいね。

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