【知らないでは済まない】銀行口座のあり方〜個人・法人編〜

銀行口座を持っている人は多いと思います。

クレジットカードを作るため、ローンの支払いの為、預貯金のため、その用途は様々ですね。

しかし、ただ持っているだけでも、注意しなくてはいけない点があることはご存知でしたか?

そんな、当たり前に持っているけれど、注意が必要な銀行口座のあり方について徹底調査してみました。

・個人編

1 .休眠預金になってしまうリスクがある

休眠預金とは、10年以上取引がない銀行口座の預金を指す言葉です。休眠預金になると、残高が預金保険機構に移管され、民間公益活動に利用されることになります。


休眠預金は、民間公益活動を促進するための休眠預金等に係る資金の活用に関する法律(休眠預金等活用法)にもとづく国の制度ですが銀行の制度として長期間放置されている銀行口座の取引を停止するケースもあります。

例えば、三井住友銀行では5年間利息以外の入出金がなく、残高が1,000円未満の口座について、取引停止にすることがあるという案内を出しています。

ただし、取引が停止されても所定の手続きを踏めば、利用の再開や払戻しが可能。ですが、そもそも休眠口座にしないように管理しておくことが必要かもしれません。

2 .子供に通帳を渡すときに贈与税がかかる可能性がある

子供名義の通帳を子供に渡すと、贈与税がかかることがある点も見逃せません。

贈与税は、1年間に110万円以上贈与するときにかかる税金です。

子供が生まれたときから子供名義の口座に毎年10万円ずつ積み立て、20歳になったときにその通帳をプレゼントするとします。この場合、毎年10万円なので贈与税の対象外だと思うかもしれません。

しかし、実はこのケースは贈与税がかかるおそれがあります。贈与は相手(子供)がもらったことを知ったときにはじめて成立します。

そのため、200万円の入った通帳を子供に渡した時点で贈与と判断される可能性があることに注意しましょう。贈与税は本人による申告義務も発生し、申告しないと追徴課税などペナルティーもありえます。

・法人編

法人口座は審査が厳しい(開設に要する時間の目安は2週間)

法人口座は即開設というわけにはいかず、最低でも開設までに2週間程度はかかります。

更に近年は、マネー・ローンダリングのような口座を悪用した行為等が多発しています。そのような行為の防止策として、金融機関の審査が非常に厳しくなっています。


また、多くの銀行へ申請をしたが開設に至らなかったという事例は多いです。

このように、注意点を念頭に置いた上で、利用用途をよく考慮しつつ銀行口座をもつ必要があるといえそうです。


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